ペパーミントの魔術師

ご挨拶が遅くなりました。
引っ越し先でも同じタイトルで
継続しております。

リアルすぎてもりあがらん(え)・・・~「潔く柔く」~

2014-06-03 00:22:26 | 映画
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余談だけど高良健吾くんはつくづく途中降板が多いな~・・・。
「横道世之介」「ソラニン」「ノルウェイの森」やたら死んでる気がする(わわわわわ)
舞台から降りちゃってから目立っちゃうというかなんというか・・・(^_^;)

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13巻の漫画を1本の映画にしたわけですな。
原作読んでるひとにはカンナ以外の登場人物のサイドストーリーがあって
最終的にカンナの物語へと収束していくわけだからそら物足りないでしょうね。
まとめるのは大変だったと思いますが
1本の映画の時間としては長い、長いのに掘り下げられない
なんだろな~、結構辛い話なんだけど泣けなかったのね、どうしてだろうな・・。

少女マンガだもんな~っていう偏見のせい?
長澤まさみが高校生はもうそろそろ無理だろうとかそういうツッコミのせい?
それとも「涙そうそう」からず~~っと思ってる、
どっかしら彼女の演技を受け入れられなくなってる自分のせい??(わわわわわ)
浴衣姿で携帯握りしめて泣き叫ぶシーンがあるんだけどちっとも伝わってこなかったんだわん・・・なんでだろう。

幼なじみが事故にあったのは15歳らしいが、制服かそうじゃないかだけで
23歳のカンナと高校生のカンナが「外見も中身も変わらない」こともどうだったのかな~と。
ハルタが死んだときから時間が止まっていて恋なんぞとてもできなくて
いつまでも「15歳のままなんだね」って友達に言われるシーンがあるんだけども
そういう意味のじゃなく、23歳になっても「やってることが高校生みたい」ってのはどうなんだと。(わわわわわ)
あ、これに関しては岡田将生もそう。
髪型を微妙に変えてるだけで、学生服かそうじゃないかだけで
8年前と雰囲気がまるで変わらないので、
高校生にしては大人びていて、23歳にしては子供すぎるという、なんだかどっちにも収まらない
違和感を感じてしまった・・・。

忘れられないひとというと思い出すのは「世界の中心で愛をさけぶ」
あの朔太郎のジタバタぶりを見てるんで
「心の傷を抱えてどうやって前向きになれるのか」とか
「次の恋はできるのか」ってな話は
あれくらい七転八倒しないとこちらに伝わってこないのね。
そのへんはきっと原作コミックのほうでは繊細に描かれてるのかもしれず
なにか印象に残るセリフとかあったのかもしれないが
カンナと禄の体験があまりに辛いものだったにもかかわらず
その辛さをこちらが追体験できない段階で致命的だったな~・・・・。

新しい恋に臆病で、気の利いたことも言えなくて
気持ちがうまく伝わらなくて、誤解しまくって喧嘩して、
やなやつと思うくせに気になって、結果それが恋だったなんていうもどかしさは
そのまどろっこしさやかっこ悪さの分だけリアリティがあったかな。
逆に映画らしくない(わわわわわ)


実際身の回りで起こる惚れたはれたは映画みたいにドラマチックじゃないし、
同じ年頃のひとだったり、同じ思いをしたことのあるひとになら
あるあるで理解できるもんなのかもしれない。うわ~冷めてるな~。


カンナメインの物語なのであればカンナを立ち直らせることにもっと時間を割くべきだし
俺にだってトラウマはあるねんってのがあって
カンナを説得させられる言葉を禄が言えるための回想シーンになるならともかく
単純に過去にこんなことがありました~だけになるとそれ必要だったのかなって・・・。
ふたり同時にそれぞれの抱えるモノを乗り越えましょう~ただし個々にね~ってのはどうなんだ・・・。

高校時代を過ごした街を数時間歩いたくらいでどうこうできる傷ならぜんぜんたいしたことないじゃんて思うし
禄サイドのエピソードで
喋れなかった女の子が禄に会えたことで声がでたシーンもええ話やのにちっとも泣けなかった。
この女の子と禄が何年も関わりを持ってること自体も謎だったしね・・・。

う~ん、めちゃぼやいてしまいましたね~。(^_^;)(^_^;)(^_^;)

「君に届け」をダーリンが見てたのもびっくりだったんだけど
それ以降「僕らがいた」「ハナミズキ」「江ノ島プリズム」と
みょうにダーリンはこういう系のDVDをやたら眺めるようになって
今回のこのDVD(映画館は最初からスルーだった)なんとなく付き合いで見てしまったのだけども
ダメだね~、作品の出来がどうこうよかこの手が苦手になってきてるのかも・・・。

っていいながら「ソラニン」は大号泣だったくせにぃ~~~。
セカチュウなんて、「ちゃんと小説読んで見に行って」冒頭”タイトルクレジットの段階でもう泣いてた”のにぃ~(え)

・・あかん、最近自宅でみる映画はぼやきっぱなしだ・・・・。