ペパーミントの魔術師

ご挨拶が遅くなりました。
引っ越し先でも同じタイトルで
継続しております。

スタンドバイミー。~「奇跡」~

2011-06-30 23:42:54 | 映画








映画の予告といっしょにはりつけたのは、九州新幹線のCM
カンヌの国際広告祭で、金賞をとったそうな。
最近、エキッシュにはまってやたら電車にのってるせいか
見たことのない1両編成の電車をみると妙に気になってしまいます。
この映画でも
新幹線よかそっちのほうがやたら印象的でした。


九州新幹線の始発がすれ違う時奇跡が起こる。
離れ離れになった家族がまた一緒に暮らせるように祈る兄弟は
熊本まで子供だけの小さな大冒険をするわけで。

まえだまえだのふたりだけじゃなくて、子供たちがホントに生き生きしてましたね。
親目線でみたら
いくら、「かわいい子には旅をさせよ」って思ってたって
もしこんなふうに小学生の子供が一日家あけたら大騒ぎしますけど(笑)

どうやって旅行資金を集めようかとか
どうやって学校さぼろうかとか
そういう一つ一つクリアしていってさて
いざ旅に出てみたらみたで
今度はこんな時間に子供だけでうろうろしてってまた
一難去ってまた一難。
でもここで助けてくれるひとがいたこともまた「奇跡」

ホントはそれぞれが自分のための願いをもってでかけたのに
終わってみれば誰かのことを考えている。別の願いを望んでいる。
そういうこともまた成長なんですね。

話は飛んじゃいますけど
ダーリンの実家は鹿児島にあって、実はもう12,3年帰省してません。
映画の中でしかみてないんですが、
普段は鹿児島空港から直接実家まで車で移動してしまうので
鹿児島中央駅があんなにでかくてきれいになってるなんて
知りませんでした。
ここだけじゃなくおそらくいろんなところが新しく変わっていってるんでしょうね。
懐かしい風景と様変わりした景色をみながら
ふと「帰りたくなりました」。
私はずっとここにすんでいて田舎というものを持たないのですが
なぜだかとっても鹿児島にいるダーリンの家族にむしょうに会いたくなりました。

奇跡というと
なにか特別な魔法のようなものを想像しがちですが
もしかしたら
「普段は意識していないけど、大切にしているもの」が誰にでもあって
それをずっと持ち続けていることそのものが「奇跡」なのかもしれませんね。
家族が仲良くいつまでも暮らせること、
それはけっして頑張って守るようなものでもないけれど
身内でさえも何かのきっかけでバラバラになることがある。
ましてやひととひととのつながりはもっと貴重かもしれないですね。
生きているうちに出会うたくさんのひと、
もしかしたらすれ違うだけかもしれないひとでも
そのひとと出会うこともまた「奇跡」だと今は思います。