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JR東海、株価反発 静岡県知事辞意でリニア開業に思惑 注目株概況 2024年4月3日 11:23

2024-04-03 14:32:06 | 日記

JR東海、株価反発 静岡県知事辞意でリニア開業に思惑

 

(10時10分、プライム、コード9022)JR東海が反発している。前日比120円(3.30%)高の3753円を付けた。静岡県の川勝平太知事が2日、6月の定例県議会をもって辞職する意向を明らかにした。川勝氏はJR東海が進めるリニア中央新幹線の建設に反対していたため、リニア開業の進展に向けた思惑的な買いが入っている。


我が友ジム・ロジャーズ氏「日本株売ったのは間違い」 豊島逸夫の金のつぶやき 2024年4月3日 11:54

2024-04-03 14:30:15 | 日記

我が友ジム・ロジャーズ氏「日本株売ったのは間違い」

 

筆者は米著名投資家のジム・ロジャーズ氏とは20年近い知り合いである。

写真は、以前ニューヨークで落ち合ったとき、彼がアラバマの田舎からウォール街に「上京」し、初めて働いた会社があったビルに連れていってくれたときのものだ。

同氏は、東日本大震災のとき、日本株を買い集め、復興を願い、自宅のあるシンガポールのうなぎ屋で家族とうな丼を食したという。災害は買い(Buy Disaster)という冷徹な投資を実践する人物でもある。

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ニューヨークで筆者(右)と会ったジム・ロジャーズ氏

その後、少子化などの人口動態リスクを理由に、日本株には弱気になり、昨年は日本株を売り払ったと語っていた。

それが、今年に入り、「日本株を売ったのは間違いであった。今は強気だ。日本は変わる」と明言している。

彼の投資スタイルは、徹底的に調べ上げ、自ら、現地に赴き、要人と人的関係を構築したうえで、じっくり精査して投資判断をする。冗談が好きで、人懐っこいのだが、投資となると、丁寧な仕事をする。

特にコモディティー(商品)が好きで、女性キャスターには「結婚前に農業用トラクターの運転免許を取得しておけよ。これからは食物の時代だ」と語る。

中国にも愛着を持っている。そもそも米国からシンガポールに移住したのも、娘に中国語を習わせるためであった。筆者が、同氏の豪邸を訪ねたときには、ラフな姿で、娘を学校に迎えにゆく好々爺(こうこうや)という感じであった。

中国については、「米国だって荒々しい西部開拓史を経て経済大国になった。中国も、今は、その道半ばなのだ」という持論で、中国株の成長性を語る。中国については、実に詳細に情報を集めて、長期的視点で総合的判断をしているのだ。

彼の長期的視点という意味は、「すべては娘のため」ということである。

豊島逸夫(としま・いつお)
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豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラー。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験とヘッジファンド・欧米年金などの幅広いネットワークをもとに、独立系の立場から自由に分かりやすく経済市場動向を説く。株式・債券・外為・商品を総合的にカバー。日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層真理」を連載。
・ブルームバーグ情報提供社コードGLD(Toshima&Associates)
・X(旧ツイッター)@jefftoshima
YouTube豊島逸夫チャンネル
・業務窓口はitsuotoshima@nifty.com

株、「売る口実」探す短期筋 4月は荒れるか 国内株概況 2024年4月3日 12:22

2024-04-03 14:27:31 | 日記

株、「売る口実」探す短期筋 4月は荒れるか

 

3日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前引けは前日比410円安の3万9428円だった。日経平均は3月下旬に過去最高値まで駆け上がったが、ここ最近は需給要因も絡んで下げる場面が目立ち、きょうの午前も節目の4万円を下回る水準で推移した。利益確定に動きたい海外投資家を中心とする短期筋は「売る口実」に目を光らせているようだ。


米国株、ダウ続落し396ドル安 米長期金利上昇が重荷、ナスダック反落 米国・欧州株概況 2024年4月3日 5:36

2024-04-03 08:12:37 | 日記

米国株、ダウ続落し396ドル安 米長期金利上昇が重荷、ナスダック反落

【NQNニューヨーク=横内理恵】2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比396ドル61セント(1.00%)安の3万9170ドル24セントで終えた。米景気の底堅さやインフレの高止まりで米連邦準備理事会(FRB)の利下げが先送りになる可能性が意識された。米長期金利が一時約4カ月ぶりの水準に上昇(債券価格は下落)し、株式の相対的な割高感につながった。

「利下げ開始が7月以降になるとの見方が相場の重荷となった」(CFRAのサム・ストーバル氏)。前日発表の3月の米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業景況感指数が1年半ぶりに好不況の境目である50を上回った。価格指数の上昇も目立った。2日発表の2月の米雇用動態調査(JOLTS)では求人件数が1月から小幅に増え、労働市場の底堅さを示した。

米長期金利が4.40%(1日終値は4.31%)と、昨年11月下旬以来の水準を付ける場面があった。米原油先物相場が一時1バレル85ドル台半ばと期近物として昨年10月以来の水準に上昇したのもインフレ懸念につながった。

ダウ平均は500ドルあまり下げる場面があった。最近まで主要株価指数の最高値更新が続いてきたため、利益確定や持ち高調整の売りも出た。一方、米長期金利が4.3%台半ばに水準を切り下げたこともあり、引けにかけてダウ平均は下げ幅を縮小する場面があった。

FRB高官発言ではクリーブランド連銀のメスター総裁が年内に0.25%の利下げを3回実施することについて「引き続き妥当とみているが、五分五分だ」との見解を示した。6月の利下げの可能性は排除しなかった。一方、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁はインフレ減速が緩やかななか、利下げについて「緊急性がない」と述べた。これまでの高官発言と大きく離れた内容ではなかったと受け止められた。

ユナイテッドヘルス・グループが大幅安となり、ダウ平均を200ドルあまり押し下げた。メディケア(高齢者向け公的医療保険)事業を請け負う保険会社への米連邦政府の2025年の支払いの方針が明らかになり、業績の不透明感につながった。アムジェンインテルが売られたほか、ウォルマートやナイキなど消費関連株の下げも目立った。一方、ダウやウォルト・ディズニーは上昇した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比156.383ポイント(0.95%)安の1万6240.449で終えた。2日に発表した24年1〜3月期の世界の電気自動車(EV)販売台数が前年同期を下回ったテスラが売られた。エヌビディアアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株も安かった。


【米国市況】株・債券が下落、利下げ後ずれ懸念で-ドル151円半ば 2024年4月3日 5:57 JST

2024-04-03 08:11:08 | 日記

【米国市況】株・債券が下落、利下げ後ずれ懸念で-ドル151円半ば

  • 堅調な指標と商品価格の上昇で、緩和ペースに懐疑的な見方強まる
  • 米10年債利回りが年初来の高水準に上昇、原油は85ドル台乗せ
Stocks Bounce in Final Stretch of Stellar Quarter
Photographer: Yuki Iwamura/Bloomberg
 

2日の米金融市場では、株と債券がともに下落。堅調な経済指標とコモディティー(商品)の値上がりを受けて、主要国・地域の中央銀行が高金利を長期化させるとの臆測が強まった。

株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5205.81 -37.96 -0.72%
ダウ工業株30種平均 39170.24 -396.61 -1.00%
ナスダック総合指数 16240.45 -156.38 -0.95%

  市場では「良いニュースは悪いニュース」とみる流れが復活。求人件数と製造業受注が市場予想を上回り、米金融当局の緩和ペースに対する懐疑的な見方が強まった。市場が米金融当局よりも今年少ない利下げ幅を織り込む中で、米10年債利回りは昨年11月以来の高水準をつけた。これが株式市場の重しとなった。

  シティー・インデックスのマーケットアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「利回りが上昇する中で、株の強気派はこの高値水準で買いを入れることを正当化しづらいかもしれない」と指摘。「原油価格の上昇はインフレ見通しに対するリスクを増大させている。さらに言えば、今週は雇用関連の統計が相次ぎ発表される。取引は不安定な展開になるだろう」と述べた。

  S&P500種はここ約1カ月で最悪のパフォーマンスとなった。1-3月(第1四半期)の納車台数が予想に届かなかったテスラが売られ、大型ハイテク株の下げを主導。小型株は2%近く下げた。恐怖指数として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は急上昇した。

テスラの納車台数、予想を大きく下回る-前年比減少は2020年以来 (2)

  2月の米求人件数は、労働需要が高水準で安定しつつあることを示唆した。アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミスト、トーステン・スロック氏は、低水準の新規失業保険申請件数と合わせ、5日に発表される3月の雇用統計は「再び上振れ」となる可能性が高いとみている。

  世界的に経済データが上振れる中、シティグループが算出する世界版の経済サプライズ指数はここ1年で最も高い水準に迫っている。同指数は実際のデータとアナリスト予想との乖離(かいり)を示す。今週は米中で力強い製造業データが相次ぎ発表された。

Citi Global Economic Surprise Index Near One-Year High
シティが算出する世界版経済サプライズ指数
出所:シティ、ブルームバーグ

  市場は3日に予定されているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に注目している。

  この日は米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁とクリーブランド連銀のメスター総裁が講演。今年3回の利下げをなお想定しているが、急ぐ必要はないとの認識を示した。

FOMC議決権メンバー2人、年内3回の利下げをなお想定

  ただ、米金融当局が利下げ計画を縮小する可能性があるとして、株売りに回っている投資家は重要なポイントを見失っているかもしれない。モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントのアンドルー・スリモン氏によれば、こうした動きは経済、ひいては株式市場にとって望ましい兆候だ。

  スリモン氏はブルームバーグテレビジョンに対し「米金融当局が忍耐強い姿勢を示していることは、経済の力強さを裏付けている」と述べ、「それは株式市場にとっても良いことだ」と続けた。

  マックス・ケトナー氏率いるHSBCのチームによると、米金融当局が利下げ局面で途中休止を余儀なくされるか、数回利下げしただけで完全に利下げを打ち切らざるを得なくなり、政策金利が2.5%まで下がらないといったリスクが資産の重しになり得る。だが、これが実際に問題となるのは早くても下半期だという。また成長見通しが世界的に改善することのマイナス面はインフレ加速のリスクだが、これが重要になってくる状況にはまだ至っていないとリポートで述べている。

米国債

  米国債相場では、5年債から30年債までの利回りが年初来の高水準をつけ、10年債利回りは4.40%に達した。2年債利回りは米金融政策見通しを背景に低下した。

米連邦準備制度よりもタカ派、市場が転換-少ない利下げ幅見込む (1)

国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率
米30年債利回り 4.50% 5.0 1.12%
米10年債利回り 4.35% 4.4 1.02%
米2年債利回り 4.69% -1.2 -0.26%
    米東部時間 16時54分

  スワップ市場では現在、年内の米利下げ幅を約65ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と織り込んでいる。最新のドット・プロット(金利予測分布図)では合計で年内75bpの利下げが見込まれており、市場の予想は米金融当局よりもタカ派だ。

  ブラックロックのガルギ・チャウドリ氏は「米金融当局がソフトランディング(軟着陸)を実現し、年後半に利下げを開始するというのが当社の基本シナリオだ」と指摘。「成長に対する下振れリスクは減少しているため、米利下げが2回にとどまるリスクは、利下げが4回になるリスクよりも大きいもようだ」と述べた。

為替

  ニューヨーク外国為替市場では、円が対ドルでほぼ変わらず。一時は151円47銭まで買われる場面もあった。直近では151円台半ば近辺で推移している。

為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1247.12 -1.76 -0.14%
ドル/円 ¥151.58 -¥0.07 -0.05%
ユーロ/ドル $1.0767 $0.0024 0.22%
    米東部時間 16時54分

  アジアを拠点とする為替トレーダーによると、ドルが152円を突破するほどマクロ環境が力強いか、これに伴い日本の通貨当局が介入せざるを得なくなるかが投資家の焦点となっている。

円は1ドル=160円まで下落も、米利下げ遅れなら-BofA

  マネックスの為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「経済は健全で、インフレもそれほど過熱していないので、米金融当局は年内3回の利下げとの予想を堅持すると思う」と述べた。

  ユーロは対ドルで上昇。一時は2月15日以来の安値まで下落する場面もあった。ドイツのインフレ率が3カ月連続で鈍化し、欧州中央銀行(ECB)が6月に利下げを開始するとの見方を支えた。

ドイツ、3月のCPI速報値は前年比2.3%上昇-市場予想下回る (1)

原油

  ニューヨーク原油先物相場は3日続伸。昨年10月以来、初めて85ドル台に乗せた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の減産や強い需要、高まる地政学リスクが買いの背景にある。

  原油相場は今週、中東情勢の緊迫を背景に大幅上昇している。イスラエルが在シリアのイラン大使館を空爆し、イラン軍司令官が死亡したと、イランが主張。イスラエルへの復讐(ふくしゅう)を宣言した。

イランがイスラエルに報復を宣言、シリアでの大使館攻撃受け

  原油は今年に入ってから19%上昇。世界での堅調な消費とOPECプラスによる長期的な減産に後押しされている。OPECプラスの合同閣僚監視委員会(JMMC)は3日に予定されている会合で、現在の政策を維持する見込みだ。一方、今週発表された中国の製造業データは、世界最大の石油輸入国である中国の景気回復の兆しを示した。

Crude Climbs to $85 | Prices have been pushing steadily higher over recent months
WTI先物が85ドル超え
出所:CME

  需要の強さは、原油先物のカーブにも反映されている。プロンプトスプレッド(期近2限月の価格差)は1ドルの逆ざやとなっている。3営業日前は54セントの逆ざやだった。

  INGの商品ストラテジスト、ウォーレン・パターソン氏は「中東情勢の緊迫化と同時に、原油需給も引き締まっている」と指摘。「OPECプラスの供給削減のおかげで、市場は引き締まりつつあり、それはタイムスプレッドに見られる強さからも明らかだ」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は前日比1.44ドル(1.7%)高の1バレル=85.15ドルで終えた。ロンドンICEの北海ブレント6月限は1.5ドル上昇し88.92ドル。

  金スポット相場は6営業日続伸。米求人件数が前月からほぼ変わらずとなり、製造業受注が増加したため、主要中央銀行が高金利を長期にわたり維持するとの見方が強まり、金はやや上値が重くなった。

  金スポットは一時、1オンス=2281.15ドルまで上昇。イスラエルが在シリアのイラン大使館を空爆、強まる地政学リスクからの逃避先として金の魅力が高まった。

司令官ら殺害されたとイラン-イスラエルによるシリアでの空爆で (1)

Gold Hits a New Record | Prices rally as rising geopolitical risks offset worries over Fed policy
金スポットが最高値を更新
出所:ブルームバーグ

  堅調な米経済指標にもかかわらず、米金融当局が今年、ゆっくりしたペースながら借り入れコストを引き下げるとの見方に金は支えられている。

  アバディーンの投資戦略担当ディレクター、ロバート・ミンター氏は「よほど劇的なことが起こらない限り、利下げは実施される」と予想。「一部の予想ほど積極的なものにならないかもしれないが、利下げは金にとって強材料だと考えている」と述べた。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は24.70ドル(1.1%)上昇し2281.80ドルで引けた。

原題:Stocks Fall on Fears Rate Cuts Will Be Delayed: Markets Wrap

   Treasuries Slide and Curve Steepens as Long-End Selloff Extends

  Dollar Retreats, Krone Rallies With Crude Prices: Inside G-10

  Oil Rises to $85 in Rally Driven by OPEC, Geopolitical Risks

  Gold Retreats From Record as US Data Clouds Fed Rate Cut Path (抜粋)

 
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