JPモルガンCEO、米国の景気後退の可能性まだ「排除しない」
Harry Brumpton
2024年3月12日 8:15 JST 更新日時 2024年3月12日 9:45 JSTブルームバーグ
米経済は現在「どちらかといえば好況」-ダイモンCEO
米金融当局は状況が明確になるまで利下げを待つ必要-ダイモン氏
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は12日、米国がリセッション(景気後退)に陥る可能性を「排除しない」としながらも、米金融当局は利下げを待つべきだと述べた。
同氏は「世界はソフトランディング(軟着陸)の確率を恐らく70-80%と織り込んでいる」とした上で、「私は今後1、2年のソフトランディングの確率はその半分だと思う。最悪のケースはスタグフレーションだろう」と指摘。同氏は豪シドニーで開催された「オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー・ビジネスサミット」でビデオリンクを通じて発言した。
Senate Banking Committee Holds Annual Oversight Of Wall Street Firms
ジェイミー・ダイモン氏Photographer: Ting Shen/Bloomberg
経済指標は新型コロナウイルスによってゆがめられているため、同氏はそれを「差し引いて」受け止めており、米金融当局は利下げする前に状況がより明確になるのを待つべきだと述べた。
米金融当局は「いつでも迅速かつ劇的に利下げすることができる。ここでは若干、彼らの信頼性がかかっている」とし、「米国の失業率は現時点で極めて低く、賃金は上昇し続けている」と述べた。
その上で、米経済は現在「どちらかといえば好況」だが、リセッションのリスクは残っているとの見方を示した。
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中国、なお代替不能な市場-JPモルガン・アセット・マネジメント
原題:Jamie Dimon Warns US Recession ‘Not Off the Table’ Yet (1) (抜粋)
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米経済は現在「どちらかといえば好況」-ダイモンCEO
米金融当局は状況が明確になるまで利下げを待つ必要-ダイモン氏
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は12日、米国がリセッション(景気後退)に陥る可能性を「排除しない」としながらも、米金融当局は利下げを待つべきだと述べた。
同氏は「世界はソフトランディング(軟着陸)の確率を恐らく70-80%と織り込んでいる」とした上で、「私は今後1、2年のソフトランディングの確率はその半分だと思う。最悪のケースはスタグフレーションだろう」と指摘。同氏は豪シドニーで開催された「オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー・ビジネスサミット」でビデオリンクを通じて発言した。
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ジェイミー・ダイモン氏Photographer: Ting Shen/Bloomberg
経済指標は新型コロナウイルスによってゆがめられているため、同氏はそれを「差し引いて」受け止めており、米金融当局は利下げする前に状況がより明確になるのを待つべきだと述べた。
米金融当局は「いつでも迅速かつ劇的に利下げすることができる。ここでは若干、彼らの信頼性がかかっている」とし、「米国の失業率は現時点で極めて低く、賃金は上昇し続けている」と述べた。
その上で、米経済は現在「どちらかといえば好況」だが、リセッションのリスクは残っているとの見方を示した。
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