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【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース 2024年3月1日 6:00 JSTブルームバーグ

2024-03-01 06:24:49 | 日記

【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
松井玲
2024年3月1日 6:00 JSTブルームバーグ

米PCEコアの前月比伸びが過去1年で最大、4月しかないと門間氏
中国でiPhone15値引き、つなぎ予算案を米下院可決、米連銀総裁



Homes in the Lawrence Park Historic District of Bronxville, New York, US Photographer: Joe Buglewicz/Bloomberg

米国で住宅を無理なく買うには、どのくらいの年収が必要か。不動産サイト運営ジローは10万6500ドル(約1600万円)だとしています。2020年時点の約5万9000ドルに比べて80%増えました。ジローは物件価格と借り入れコストの上昇が主因だと分析。その間の所得の伸び(中央値)は23%だったので、それを大きく上回ると指摘しています。この10万6500ドルは、あくまでも全米の中央値。カリフォルニア州サンノゼでは年収45万4296ドル、サンフランシスコは33万9864ドル、ニューヨーク市は21万3615ドルそれぞれ必要だと説明しています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
過去1年近くで最大の伸び

1月の米個人消費支出(PCE)統計によると、連邦準備制度理事会(FRB)が基調的なインフレを判断する上で重視するPCEコア価格指数は、前月比での伸びが過去1年近くで最大となった。利下げ開始に対する金融当局者の辛抱強いアプローチが裏付けられた。同価格指数は前月比0.4%上昇だった。前年同月比では2.8%上昇。いずれも市場予想に一致した。個人消費支出は前月比0.2%増で予想通り。個人所得は1%増で市場予想(0.4%増)を上回った。
「4月しかない」

元日本銀行理事の門間一夫みずほリサーチ&テクノロジーズ・エグゼクティブエコノミストは、日銀がマイナス金利解除に踏み切るのは、4月の金融政策決定会合になるとの見解を示した。29日のインタビューで、経済・物価情勢をしっかり点検した上で政策修正を行うという日銀のコミュニケーションとの整合性を考えると、「4月しかない、3月はあり得ない」と語った。4月に日銀短観や展望リポート、支店長会議のほか、半年に1回の金融システムリポートの公表もあり、「1年でも最も点検作業が多い月」と指摘。金融情勢も全て点検し、「最も包括的なジャッジメントができる」という。
中国で値引き

アップルのスマートフォン「iPhone15」が中国で最大1300元(約2万7000円)の値引きで販売されている。需要不振が例になく長引いていることが浮き彫りになった。アリババ・グループ・ホールディングやJDドットコム(京東)のオンラインプラットフォームで値引きが行われている。中国経済の全般的な不振と、華為技術(ファーウェイ)製スマホの意外な人気復活が重なり、iPhone15は昨年9月の発売以来、前世代の販売に後れを取っている。 
米下院が可決

米下院は29日、政府機関が3月2日に部分的に閉鎖される事態を回避するための新たなつなぎ予算案を可決した。上院でも早ければ同日夜に採決が実施される。このつなぎ予算案が成立すれば、一部の省では3月8日、その他については22日まで予算が延長される。下院での採決結果は賛成320票、反対99票。反対票のうち97票が共和党議員だった。
利下げは今夏開始が適切

米アトランタ連銀のボスティック総裁は「ここ数回発表されたインフレの数字は、この日公表されたものを含め、すぐに2%に到達するような進展ではなく、むしろいくらか起伏のある道のりになることを示している」と発言。「このままいけば、今夏に利下げを開始するのが適切になるだろうというのが私の見方だ」と、従来の見解をあらためて示した。また、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、金融政策当局者は必要に応じて利下げする用意があると述べた上で、景気の強さを考えれば急ぐ必要はないと強調した。
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テキサス州史上最悪の山火事、住宅や牧場に大被害-製油所に脅威迫る 2024年3月1日 3:13 JSTブルームバーグ

2024-03-01 05:57:00 | 日記

テキサス州史上最悪の山火事、住宅や牧場に大被害-製油所に脅威迫る
Brian K. Sullivan、Joe Carroll、Mitchell Ferman
2024年3月1日 3:13 JSTブルームバーグ

牧場の何万頭もの牛が既に死んでいる可能性-州農業委員会の担当者
幹線道路や学校閉鎖、核兵器施設など重要インフラも脅かされている


TEXAS - FEBRUARY 27: In this handout photo provided by the Texas A&M Forest Service, smoke billows over a road during the Smokehouse Creek fire on February 27, 2024 in the Texas panhandle. Photographer: Handout/Getty Images

米テキサス州が同州史上最悪の山火事に見舞われている。空気が乾燥し、風の強い状態はまだ数日続くと予想されており、消火・救助活動は一層困難になる見通しだ。

  テキサス州農業委員会のシド・ミラー氏は、牧場の何万頭もの牛が既に死んでいる可能性があると述べた。複数の報道によると、少なくとも1人が死亡。自宅に閉じ込められる格好となった80代の高齢者だったという。

  テキサスA&M大学の森林管理担当組織によると、同州パンハンドル地域の複数地点で起きている森林火災のうち最大規模のものは、わずか2日間で20倍余りの1700平方マイル(約4400平方キロメートル)に面積を拡大させた。2006年に起きた森林火災による焼失面積を上回り、同州として過去最大となった。


  アキュウェザーの長期予報チーム責任者、ポール・パスティロック氏は、既に何年も乾燥に見舞われてきた中で、特にパンハンドル地域には冬の嵐が訪れることもなかったため山火事が起きやすい状態だったと述べた。来週いっぱい山火事の脅威は続く公算が大きい。

  大規模な火災により住宅が焼け焦げ、幹線道路や学校は閉鎖。製油所や核兵器施設といった重要なインフラにも脅威が迫っている。

  天然ガス掘削を手掛けるパンテラ・エナジーは、約1%分の生産停止を余儀なくされた。ガス田の一つではパイプが被災した。

原題:Worst Texas Wildfire in History Imperils Thousands of Cattle(抜粋)

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AMDの時価総額が3000億ドルを突破、AIチップへの期待が追い風 2024年3月1日 5:14 JSTブルームバーグ

2024-03-01 05:53:57 | 日記

AMDの時価総額が3000億ドルを突破、AIチップへの期待が追い風
Ryan Vlastelica
2024年3月1日 5:14 JSTブルームバーグ

米半導体メーカー、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の株価が29日の取引で急伸し、時価総額が3000億ドル(約45兆円)を突破した。人工知能(AI)ブームの恩恵を受けるとの見方が追い風となっている。

  株価は一時8.5%上昇。昨年10月の安値からは倍以上に値上がりしている。
AMD Rips to Record

AMD株価の推移




  シティグループはこの日、あらゆる企業や組織がAIチップを購入し、「AI市場が成長を続けている」ことから、「半導体にはかなり強気」な姿勢を維持していると説明。その上で、エヌビディアやブロードコムに並び、AMDを選好していると述べた。

  だが、AMDの株価は最近の上昇で必ずしも割安とは言えない水準だ。予想株価収益率(PER)は50倍近くに上っており、エヌビディアの32倍と比べてはるかに割高となっている。

原題:AMD Market Value Tops $300 Billion on Wave of AI-Fueled Rally(抜粋)

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FRBが重視のPCEコア価格指数、前月比での伸びが1年で最大 2024年2月29日 22:38 JST 更新日時 2024年3月1日 1:45 JSTブルームバーグ

2024-03-01 05:50:37 | 日記

FRBが重視のPCEコア価格指数、前月比での伸びが1年で最大
Augusta Saraiva
2024年2月29日 22:38 JST 更新日時 2024年3月1日 1:45 JSTブルームバーグ

1月のPCEコア価格指数は前月比0.4%上昇-前年比では2.8%上昇
実質PCEは前月比0.1%減-財への支出が大きく落ち込む


Shoppers in New York. Photographer: Eilon Paz/Bloomberg

1月の米個人消費支出(PCE)統計によると、連邦準備制度理事会(FRB)が基調的なインフレを判断する上で重視するPCEコア価格指数は、前月比での伸びがここ1年近くで最大となった。利下げ開始に対する金融当局者の辛抱強いアプローチが裏付けられた。
キーポイント

1月の米個人消費支出(PCE)は前月比0.2%増-市場予想に一致
個人所得は前月比1%増-市場予想0.4%増
PCE総合価格指数は前月比0.3%上昇-予想と一致
前年同月比では2.4%上昇-予想と一致
PCEコア価格指数は前月比0.4%上昇-予想通り
前年比では2.8%上昇-予想に一致

  インフレ調整後の実質PCEは前月比0.1%減と、5カ月ぶりに減少。ホリデーシーズンの反動が出たもようだ。個人消費を支える実質可処分所得は、ほぼ横ばいだった。

US Inflation Perked Up, While Spending Eased



  金融当局者らは、インフレが持続的に鈍化しているといえるだけの確信はまだ得ていないと繰り返し発言しており、今回のPCE統計は短期的にそうした認識を補強しそうだ。当局者は利下げ開始は時期尚早だと強調しているほか、政策を判断する上で今後入手するデータを引き続き注視していくと説明している。

  コア価格指数は6カ月間の年率ベースで1月に2.5%上昇と、当局のインフレ目標である2%を上回った。その前の2カ月は2%を下回っていた。

  金融当局は住宅とエネルギーを除いたサービス業のインフレに特に注目している。同ベースの価格指数は前月比0.6%上昇と、2022年3月以来の大幅な伸び率となった。ポートフォリオ運用のコストが3年ぶりの大きな伸びとなったほか、宿泊費も上昇した。

  次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合は3月19、20日に開かれる。よって今回のデータは、同会合前に当局者が入手できる最後のPCE統計となる。パウエルFRB議長をはじめとする金融当局者らは3月会合での利下げを事実上排除しており、市場では6月が利下げ開始時期になるとの見方が強まっている。

  なおも堅調な労働市場がこれまでのところ個人消費を支えているが、高い借り入れコストと求人の減少、根強いインフレが消費に重くのしかかりつつある。

  1月の実質PCEは、財への支出が1年余りで最大の落ち込みとなったことが響いた。特に自動車の購入は21年半ば以来の大幅な減少だった。

  サービス分野の支出は増加が続いた。住宅関連や光熱費が大きく増えたほか、金融サービスと医療も伸びた。一方で娯楽への支出は減少。外食とホテル宿泊への支出はわずかな伸びにとどまった。

  ブルームバーグ・エコノミクスのアナ・ウォン、エステル・オウ両氏はリポートで、「多くの一時的要素が影響しているようだ。季節的要因やポートフォリオ運用コストが価格指数に影響したほか、生活費調整(COLA)が所得の伸びを押し上げた。また支出面では天候がマイナスに影響した」と分析した。

  賃金・給与は0.4%増。インフレ調整前の所得は1年ぶりの大きな伸びとなった。1月のCOLAを受けて公的年金の支給額が増加したことを反映している。貯蓄率はわずかに上昇した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Fed’s Preferred Inflation Metric Increases by Most in a Year(抜粋)
(統計の詳細やコメントなどを追加して更新します)

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