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『学校のクレーム対応について』

2017-01-31 07:07:10 | Weblog

出勤時間が職場の中でも1、2を争う私。

必然的に朝の時間帯には保護者からの電話を受けることが多くなります。

先週も他学年の保護者からのクレームを受けて欲しいとの警備員さんからの依頼がありました。

業務内容については秘守義務がありますので詳細は書けませんが・・。

ざっくり言えば、センター試験後の担任の出願指導の内容やその態度についてでした。

少し冷めている?私の判断では、どんな指導をされても好きな大学を受ければいいのではと思うのですが・・。

受験生と保護者はすごく真面目な方なので、その不満を校長に訴えたくて電話してきたのです。

良かれと思っての指導をしても「クレーム」の対象とされる。

本当に指導が難しくなっていることを感じます。

 

そこで、保護者からのクレームについてちょっとだけ調べて見ました。

嶋崎政男さんは保護者を10パターンに分類しています。

1 善意の提言者

  設備上の瑕疵等を訴え、善処、改善を求める

2 依存型の提言者

  苦情等を言うことで教職員との人間関係を保とうとする

3 敏感型の提言者

  チャイム音など、ちょっとしたことに不平不満

4 溺愛型の提言者

  子供から「先生に叱られた」と聞くと烈火のごとく怒る

5 自己防衛型の提言者

  子供の失敗を責められるのを防ぐために学校の「弱点」を探し、先制攻撃

6 欲求不満型の提言者

  不明不満を学校にぶつけることで欲求不満を解消しようとする

7 自己愛型の提言者

  自分は優れた人物であるとのプライドが高い保護者

8 利得追求型の提言者

  苦情等を言うことで金品を要求してくる

9 愉快犯型の提言者

  苦情等の改善が目的ではなく、苦情等に戸惑う相手の様子を見て快感

10 理解不能型の提言者

  提言者自体が学校と無関係

 

最近、母子家庭の母親からの「クレーム」が増加傾向にあることを感じています。

もちろん母子家庭が増加していると言う要因はありますが、

それに加えて日常生活における「不満」のはけ口、

イライラの解消先として学校への電話による「クレーム」は強烈です。

 

何れにしてもこのような対応が稀なことではない職場であると言う異常性が昨今の学校の現状だと思われます。

 

関根眞一『教師はサービス業です』には苦情対応の7カ条が書かれています。

1 「保護者の申し入れは、まずはすべて『苦情』として受け入れる」

2 「相手は困っているのだから話は素直に聞くべし」

3 「話している間、話の腰は絶対に折らない」

4 「対応には誠意を持って。誠意とは『正直』に話し、実施すること」

5 「正しいと思われる判断をしつつ、上司へも必ず報告」

6 「悩んだとき、上司や同僚以外に相談すると、思わぬ解決策を得られることもある」

7 「解決しなければ、くよくよ悩まずに寝る。明け方に良い案が閃くことは多い」

 

それでは。

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英語教科書『日本・日本人』についての偏重

2017-01-24 07:07:07 | Weblog

Water shortages affect the national security and prosperity as well as the agriculture and ecology of many countries.  If these should lead to a worldwide shortage of food, that would certainly have a serious effect on Japan, whose food self-sufficiency rate in 2010 was only 39% on a calorie basis.

Conflicts over water have already occurred in some parts of the world.  Countries in the Middle East, such as Turkey, Syria, and Iraq, have been fighting over water since the 1970s.  Problems involving water grabs may even occur here in Japan.  Around 2010, some newspapers reported that foreign enterprises were trying to purchase forest land near rivers and lakes in places such as Yamanashi and Nagano.  This, too, was part of the global competition for water resources.

How should we deal with the worldwide water shortage?  One of the keys will surely be sophisticated filtration technology.  Japanese companies have made significant advances in this field.

 In fact, if it had not been for Japanese technology, Singapore might not have been able to produce NEWater.  

実際、もし日本の技術がなかったのなら、シンガポールはニューウオーターを作ることができなかったかもしれない。

With this technology, Japan could become a world leader in helping to solve one of the major crises of the 21st century: water.

この技術があれば、日本は21世紀の大きな危機の一つ:(水)を解決する手助けをすることにおいて世界のリーダーとなることができるでしょう。

 

この英文は高校2年生のコミュニケーション英語Ⅱで現在学習している水問題に関しての英文の一部です。

この英文の一部に代表されるように「日本はすごい」という内容の英文が教科書に多く登場します。

 

Lesson 3 Table for Two – Helping Others as You Eat

肥満と飢餓という世界の食の不均衡是正のために、日本 や欧米の先進国の食生活改善の促進と開発途上国への寄付に関する日本発の事業

 

Lesson 4 Hayabusa

宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた小惑星探査機

 

Lesson 5 Isamu Noguchi

日系アメリカ人彫刻家画家インテリアデザイナー造園家作庭家舞台芸術家。

Lesson 7 Sawada Miki

日本の社会事業家。本名は澤田 美喜。 三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の孫娘

 

全てで10章あるうちの半数が「日本のすごさ」、「日本人のすごさ」についての英文。

私には授業担当者として多少の違和感があります。

いかなる英文であっても、教科書に記載された英文は美しい英文で書かれています。

また、その内容の如何を問わずに、英文を解釈する英語の学習になることには違いありません。

しかしながら、その内容があまりにも「日本」「日本人」に偏っていることは問題です。

「グローバル」という言葉が魔法の呪文のように教育界で発せられています。

さらに「グローバル」は「英語学習」と結び付けられ、教科の中でも重きが置かれていることも事実です。

学習による地球市民にとって必要なグローバルな言語である英語とその学習。

グローバルではなくローカルになってはいないでしょうか?

教科書の見直しでの教材変更も可能ですが・・。

デジタル教科書の充実という視点で選定されていることを考えるとその変更も難しいのが現実です。

ん~。

何か変な気がします。

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『成人式の着物について』

2017-01-17 07:07:07 | Weblog

先日、成人式が行われました。

私立中学出身者は、地元の公立中学出身者たちが集う成人式後の地域の友人たちとの集いに参加しづらいという声もあるようです。

私が勤務する学校でも成人式に学校を開放して、20歳の卒業生たちが集い簡便なるパーティーを行っています。

そのようなパーティーは振袖姿を友人や元担任にも見せたいという女子の強い希望によるもののようです。

 

さて、私にはとても不思議に思うことがあります。

それは、「成人」になるということは義務も課されますが権利を手に入れること。

「拘束」からの解放されることだと思います。

にもかかわらず、振袖を着ることによって身体拘束を行っています。

 

廣澤榮『黒髪と化粧の昭和史』(岩波書店)にはこのような記述があります。

 「和服というものが象徴する古めかしい家とか保守性とか、その窮屈さから、洋服のもつ軽やかな開放感、またはモダンで斬新なムードに惹かれたのであろう」

 

加えて、村上信彦『服装の歴史』には

 「キモノというひとつの型をすてるだけでなく、キモノを生みだし維持してきた女の生活の封建性―従順さ、しおらしさ、忍従、あきらめ、弱さの魅力、その他一切の女らしさーの本質をおかすおそれがあるからである。」

 

上記から考えても成人式の着物着用は、大人としての旅立ちや男女平等を基本とした解放とは真逆に思えてしまうのです。

渡辺潤先生から頂いた(正確には研究室にあった書籍)『黒髪と化粧の昭和史』には、その他にも興味深い記述がありました。

 

・東京目黒の「ドレスメーカー女学院」(現在の杉野服飾大)は登校時には「きもの」ではなく、お手製の「洋服」着用を義務づけたところ(昭和2年(1927))

 数人ずつ組んで円タクで学校へ乗りつける者

 洋服姿では恥ずかしくて街を歩けないから車でやってきた生徒がいたそうです。

  時代が違う恥ずかしいという意識も違うことが明らかに提示されていました。

 

さらに1927年9月の毎日新聞の記事に

跡見学園の女学生が断髪していたために退学になったという記載でした。

その理由も「西洋かぶれ」。

生まれてから一度も髪を切ったことがないという女生徒が数年前にいましたが、それとは全く逆です。

時代が違うと判断基準や常識がことなることを再確認したしだいです。

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『海外修学旅行』実施の減少について

2017-01-10 07:07:07 | Weblog

海外修学旅行の実態について現状はどうなっているのか知りたくなりました。

そこで図書館で調べてみました。

海外修学旅行を知るためには、国内修学旅行を知らなければなりません。

2014年(平成26年)の国内修学旅行実施率は

国立高校100%

公立高校90.1%

私立高校73.7%

ちなみに2011年(平成22年)のデータでは国立60.7%、私立60.1%。

この数年間の国立、私立高とも

国内修学旅行実施率が増加している傾向にあります。

 

(高校)海外修学旅行実施状況ですが

     件数 人数 

2008年 1176  154838

2009年   760   99032

2010年   837  101415

2011年   787  101479

2012年   281   40959

2013年   242   37308

2014年   263   37721

*上記データからも海外修学旅行は減少傾向にあることが見て取れます。

 東日本大震災との関連は不明ですが、2012年以降の旅行数の落ち込みが非常に大きいことも見て取れます。

 

海外の訪問地である「ハワイ」だけを取り上げて見ても

   件数  人数

2010年  45  6064

2011年  58  6979

2012年  21  3072

2013年  15  2210

2014年  23  3626

*ハワイだけ取り上げて見ても、2014年には増加していますが

海外修学旅行減少傾向はここでも明らかです。

 

次に海外修学旅行にかかる費用(私学)を見たいと思います。

                 最高額  最低額 平均日数

オーストラリア   450,000  199,000  7.6

シンガポール     283,000  124,549  5

台湾              204,000   80,000  4.7

中国              262,000  124,549  5.3

ハワイ            365,000  178,000  6.5

カナダ            495,000  200,000  8.6

イギリス          642,000  156,000  7.5

フランス          642,000  198,000  7.7

*最高額と最低額の主な相違はその実施時期によるものだと推察されます。

また、旅行業社の言いなりにホテルのグレードアップや現地観光地へのオプショナルツアーを追加することで高額になっているとも思われます。

 

最後は海外修学旅行の行き先トップ10です。

1 オーストラリア

2 シンガポール

3 台湾

4 アメリカ本土

5 ハワイ

6 マレーシア

7 グアム

8 イギリス

9 カナダ

10  フランス

 

どうして海外修学旅行が減少しているのでしょうか?

東日本大震災の影響でしょうか?

不景気が原因でしょうか?

それとも海外修学旅行そのものが学校行事としても魅力的なものでないでしょうか。

話は逸れますが

例えば、台湾旅行に240000円かかることを保護者に伝えるならば、HISでは50000円以下で行けるというクレームが来そうです。

さらに、旅行代金を多めに集めて学校が懐にそれを入れているのではないかと疑われそうです。

 

やはり海外修学旅行実施校数が減っている原因を今後、探りたいと思います。

ハワイ、オーストラリア・・などの旅行を継続している学校に勤務する私としてはとても気になるデータだからです。

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『人が集うこと&繋がりの確認』

2017-01-03 07:07:07 | Weblog

2017 本年もどうぞ宜しくお願いします。

 

年末には例年と同様に日帰り帰省してきました。

そこは父も母もいない、墓だけがある故郷。

主目的は墓の掃除なのです。

今回は墓参りを終えて、地元で有名な樽八寿司(小糸製作所そば)で食事をしました。

ランチでも予約しておかないと入れない人気店だけあり美味しかったです。

 

食後に実家にも1年ぶりに立ち寄りました。

そこでは久しぶりに兄弟が揃いました。

しかし、特に話がはずむわけでもなく、

「家族ゲーム」のように一同が横に座ってTVのサッカー中継を見ながらの談笑。

まったりとした、そしてすごく長く感じる時間を過ごしました。

 

今回はそこでの会話の一部を紹介しましょう。

同じ町会の「ヨシミ」っちの娘が「広瀬すず」という話でした。

私の弟は同じ学年の「ヨシミ」さんとは同じ町会のソフトボール仲間だったとのこと。

実家はペンキ屋さんを営んでいたとのこと。

実家そばには春風亭昇太さんの実家もそばにあり、皆同じ「清水6中」出身。

同窓生ということで私も多少の親近感を感じた瞬間でした。

 

兄弟であっても機会を作らないとなかなか会うこともありません。

親が老人ホームや医療施設、入院していた時と比較して会う機会がすごく減りました。

私たち兄弟は一人は清水、一人は大阪、もう一人は東京というように離れて暮らしていることも会う機会が少ない要因かもしれません。

しかしながら、元気なうちは少なくても1年に一回は数時間でも会うことを継続していきたいと思います。

 

同様に、我が家では家族でもなかなか一同が会うことがありません。

子供が成人して、それぞれ生活しているから当然なのかもしれません。

そこで、年に一回は私のパートナーの誕生会を家族全員(親子)で祝うこと実施しています。

具体的には8月6日に誕生パーティーを実施。

どんなに忙しくても、その日の夜だけは予定を入れないこと。

それが家族の決まり事です。

毎回、近場の和食店を予約。

親子で酒を飲みかわしながらの雑談をしてひと時を楽しみます。

 

これまでは私が店の予約を含めて幹事をしてきました。

しかし2017年からは子供たちが持ち回りで幹事をするとのこと。

お代はこちらが持つことになりそうですが・・。

場所の選定を含めて全てを任すことになります。

六本木?

白金?

どんな場所になるか?

今から待ちどうしい限りです。

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『明けましておめでとうございます』結婚式近づいています。

2017-01-02 07:07:07 | Weblog

新年明けましておめでとうございます。

皆様のご多幸をお祈りいたします。

昨年は忙しさという波に乗れずに、のみこまれた一年でした。

今年は様々な事においても初心に戻って努力する1年にしていきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて年末は墓参りが恒例行事です。

今回の故郷訪問は1月中旬に挙式をひかえている息子と義理の娘も同行してのプチ旅行となりました。

結婚式前の親しい親族の昼食会実施もその目的の一つでした。

 

その理由としたのは、かつての婚姻はムラ社会における家と家との結びつき。

現代のように結婚式と披露宴で3時間パックというようなものではなく、

ムラのイベントとして宴が数日間に渡って行われ近隣住民や親族は多くの事を語り合い、知り合いになることはもとより、新郎新婦の事をより理解したはずです。

しかしながら、我が家の場合も同様ですが居住地である東京から離れた大阪、静岡から都内で行われる結婚式に参列していただいても、

会話をすると言う時間は殆ど取れない事も予想できましたし、

次に会う機会も次の冠婚葬祭までない無いかもしれないと思えたからです。

皆、知合いの中に一人だけ加えられて義理の娘のRちゃんには気を使わせてしまったかもしれません。

私のプランの実行は良い事だったのかどうかわかりません。

身内や親族の結びつきについていだいている私の想いの実行には違いないのです。

 

 

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