芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

成熟できない『沢尻エリカ』の行動から考える

2019-11-26 07:07:07 | Weblog

 女優沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持していたことで逮捕された。

ワイドショーでは芸能界復帰は可能かどうかを話題に野次馬のコメンテイターたちが議論しているようです。

禊が終わり、沢尻エリカに今後も女優としての価値があれば仕事の依頼が来るという話だろうと思います。

もっとも合成麻薬だけに製薬会社のC Mは来ることはないでしょうが。

彼女は30歳を過ぎていても「成熟できていない」というのが私の感想です。

お金のある彼女は、合成麻薬を使用することで仕事の辛さや日常から快楽の世界に逃げているのかもしれません。

 

さて、同じように10代の若者たちの中にも「成熟できていない」若者が多くいます。

成熟できていないことから発するモヤモヤ感から脱するために現状から逃げることを試みている若者たちもいるようです。

お金はないので薬を使用しての現実逃避は見られませんが、

学校に在学していれば、学校を退学するという選択。

あるいは不登校になって、家の自分の部屋にいるという選択。

うるさい親が寝静まってから、静かな夜に行動を開始するという選択。

昔の子どもたちにはひとりで使用できる子供部屋はありませんでしたし、専業主婦の母も含めて、誰かしらの大人が自宅にいて家に留まりづらい環境でした。

さらに冷凍庫に電子レンジもなかったので、簡単に食べ物が手に入る環境にもありませんでした。

しかしながら、現在では子どもそれぞれに専用の部屋が割りあてられ両親共にフルタイムの共働きの両親も日中は家にいないので家には確実に居やすくなっていると思います。

加えて、かつてであれば自宅にいてもすることもなく飽きてしまったと思われますが、今ではインターネットを通じて同じように自宅に篭っている同士とも容易に繋がることも可能ですし、そうすることで会話に不自由することもないのです。

 

もちろん、学校に行けない、または学校に行かない生徒だけがS N Sで繋がっているわけではありません。

学校に通学している生徒も同様にS N Sの利用で、そのリアルな人的関係の確認をしています。

クラス内で発生する問題には、すぐにその賛否についての2つのグループができたりするようです。

そのような時に風見鶏的に両方のグループに所属していてバッシングを受ける生徒。

その両方からグループに入れてもらえない(無視される)ことも発生しているようです。

うざい親やうざい教師と繋がらないことを求めてS N Sなどに逃避。

その逃避先で問題が発生して、うざい教師から取り調べを受ける構図は何とも不思議です。

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『日本体育大学体育研究発表実演会』

2019-11-19 07:07:07 | Weblog

 先日、知人から横浜アリーナで行われた研究発表実演会の招待チケットを頂きました。

大学職員でも一人3枚しか手に入れることができないというプラチナチケット。

パートナーの誘いもあり、初めての体育大学の発表会見学体験となりました。

プログラムでは17時開演で20時終演となっていましたが、

実際は17時30分開演で20時30分終演。

時間通りに事が進むかと思っていましたが、体育大ゆえに少々意外でもありました。

感想

・理事長の松波健四郎さんの挨拶は、元国会議員ということもあり政治家の演説のようでした。

・学長の具志堅浩司さんの原稿なしで、すらすらと語られる滑らかなスピーチに感動しました。

・全ての学生さんたちが楽しそうにスポーツをしていることに感動しました。

 というのも私は運動音痴であり、スポーツをすることは好きではないからです。

・人の肩の上に人が乗り、さらにその人の肩の上に人が乗る。

 まるで曲芸をしているようなチアリーダーには驚かされました。

・10メートル以上の長いサテン生地を転がる金色のリングに巨大クラゲが宙を優雅に泳ぐように高く上げられた円型の巨大なサテン生地。

 新体操は大きなリングと布を使用して巧みな演技を見せていただきました。

・レスリングと相撲部も参加して、その練習風景を披露していました。

 中でも相撲部のぶつかり稽古やマットに投げつけられた音は力強い音。

 170キロクラスの力士がぶつかりあうのですから、その迫力に圧倒されっぱなしです。

・2020出場を目指して、ハンドボール部に再入部した宮崎選手。社会人チームでの出場機会が少なくなり、大学に再入学されたそうです。

 彼のテクニカルなシュートは他の学生選手とは比べ物にならないものでした。

・「集団行動」は100人以上が魚群のような統制のとれた素早い動きで曲がったり、止まったり、すれ違ったりする行進パフォーマンスです。

 その演技を見ていて、相当の練習を積んでいることを想像しました。

 その行為が軍隊の行進のようでもあり、怖さも感じましたが、機械仕掛けのような学生の集団パフォーマンスに驚かずにはいられませんでした。

・「エッサッサ」は1926年東日本相撲選手権大会において自校を応援するめに創案されたパフォーマンスだそうです。

 体中が真っ赤になるくらいに気合を入れてのパフォーマンスは圧巻でした。

・パラリンピック選手の紹介もありました。

 片足の無い男子学生、両足に義足を装着している女子学生がかなり速いスピードで走り抜けていきました。

 その時ばかりは、会場は静まり返り、走り始めると会場が一つになって応援がなされていました。

 

 全体を通じてもたいへん興味深い体験ができました。

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『事務長の学校経営能力』

2019-11-12 07:07:07 | Weblog

日本の場合、就職活動ではなく就社活動だと言われます。

それは、企業に入ってから経理、営業など様々な業務を経験しながらその企業にとって総合的な力をつけることを人事育成の方針としているからです。

大学を例にとってもその実態は、ほとんどの大学が学務(教務)、経理(会計)、管財、入試広報、図書館などをローテーションしていくジェネラリストとしての育成スタイルです

しかしながら、そのやり方に意義を唱える向きもあります。

それは入試広報や学校広報業務はスペシャリストが担当するべきであるという考え方です。

つまり、それはアメリカと同じように考えたほうが良いのではないかということ。

「アメリカの大学職員は1970年以降に専門職化が進み、学務登録(Registrar)、や学生支援(Student Affaires)、上級管理職(Administrators)などの専門課程が、教育大学院などに設けられた。日本のような人事移動がないので、同じ大学でさまざまな職種に就くのではなく、同じ職種で様々な大学を移りながらキャリアアップする。」小熊英二『日本社会の仕組み』pp.117 

仮に入試広報課に配属されて入試業務に一生懸命に取り組んで、受験生の増加など多少の実績を上げても慣例として数年で他の部署に移動するのがどこの大学でも一般的です。

 仮にスペシャリストが存在していても電通や博報堂などの広告代理店に勤務していた人をヘッドハンティングするくらいです。

それらの人は、広告や広報に関してのプロ、特にどの媒体を利用して広告を打つかに関してのプロですが学校広報のプロではありません。

大学職員のプロを養成するために設置されたのが学部では大正大学の学校経営マネジメントコースです。

また、桜美林大学の大学院には様々な大学の現職の大学事務員が多く在学するアドミニストレーション研究科があり法人業務も担当するような優秀な学校事務職員が養成されています。

確かに、よくメディアにも登場する東○大学の入試広報のスペシャリストであったSさんは国際教養大学の立ち上げやそのブランディングにも関わり、現在都内の栄養系大学で学校改革に取り組んでおられます。

また、桜美林大学大学院出身のSさんは現場で陣頭指揮をとって組織改革をするスペシャリストです。

山口と諏訪にある大学の公立大学化に動いたのも多分Sさんであろうと思います。

大学も、高校も事務職員の実力に学校の不沈がかかっていること強く感じる今日この頃です。

 

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『英語民間試験の導入見送り』について

2019-11-05 07:07:07 | Weblog

先日、英語民間試験の導入が発表されました。

そもそも今回の民間試験導入は問題だらけです。

 例えば、英検の二次面接試験を担当しているのは英検協会から委託された民間人です。

その英語を得意とする民間人は高校や大学で非常勤講師として勤務されている先生もいらっしゃいます。

 たまたま自分の教え子の面接官となる可能性もありますから、平等であり公正であるとは言えないかもしれません。

 ケンブリッジ英検の実施会場の少なさを問題としているワイドショーもありました。

 でも、それは当たり前なのです。

 というのも、ケンブリッジ英検の実施団体は大手予備校の河合塾です。

全国に点在する河合塾の教室を使用しての実施ですから、試験会場も受験者も多くはないのです。

 2020年から大学入試が変わるという不安が煽られてきました。

学校営業の方の売り方は、近隣の〇〇高校もGTECを導入しましたというもの。

ベネッセが実施している英語民間試験であるGTEC実施を導入した学校は2020年に向けて増加したに違いありません。

知人の話でも多くの都立高校でもGTECを導入実施しているそうです。

それぞれの高校がターゲットを絞って対策に取り組んできました。

私の勤務校では英検とGTECの二本立てです。

数日前までは英検2次対策面接練習を早朝と放課後に実施してきました。

長期休み中の講習としてはGTEC対策講座も担当。

私の感想ですが、英検よりもGTECの方が対策をたてやすく英検より得点を取れそうな気がしました。

そもそも、目的の異なる英語外部試験を一律に扱うこと自体がナンセンスなのです。

センター試験の英語にスピーキングやライティングが含まれていないことが問題なのであれば、

「大学入試センター」が主体となってそれらを解決するような試験実施をするべきなのではないかというのが私の考えです。

冬場の一回のテストではなく年間に6回程度、英語だけの試験を実施する。

TOFELのようなことができると思うのですが・・。

加えて、2020年入試からeポートフォリオが導入されるということで各高校は対策を講じてきました。

しかしながら、現時点の発表ではそれを入試判定に使用する大学はほとんどありません。

たぶん、英語民間試験の問題の収束後にeーポートフォリオの問題も指摘されるのではないかと思います。

電子カルテと同様に書類の電子化は必要ですし、その方向に向かっていくとは思います。

しかしながら、そこに書かれた内容を点数化して合否判定することは難しいと思われます。

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