芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『広告史から知る』

2017-04-25 07:07:07 | Weblog

広告の歴史を通してその時代の歴史を知ることも可能です。

まずは、宮野力哉『広告「文化誌」』日本経済新聞出版社からの抜粋です。

私自身が知らなかったことをいかにご紹介しましょう。

 

・呉服屋が初めて開いた洋服店

明治19年(1886)

東京日本橋の呉服屋「白木屋」は英仏から生地を取り寄せ、イギリス人のミス・カーチスを招いて、洋裁の指導を受けて呉服屋の店の隣に「白木屋洋服舗」を開店。

 

・  人力車

西洋の馬車をヒントに日本人が発明した人力車。明治3(1870)年東京府が営業許可を出した。

 

・  自動車

明治18(1885)年、ドイツのベンツがガソリンエンジンの三輪車を走らせた。明治19(1886)年、ドイツのダイムラーが四輪を走らせた。日本に初めて輸入された自動車は、蒸気エンジン。明治32年(1899)年、大倉喜八郎が買い入れた。

 

・  自動車は広告媒体

明治32(1899)年に最初の車が輸入されてから4年後の明治36年(1903)年に三井呉服店(三越の前身)と京都の大丸呉服店(大丸の前身)が購入した車は人を乗せるのではなく、買い上げ品をお客に届ける役目を果たしたそうです。自動車が珍しいころ、買い物をするとあれで届けてと注文。エリート意識をくすぐったそうです。

 

・  ゾウ

ゾウが最初に日本にやってきたのは享保13(1728)年。中国・広南からオスメス2頭が船で長崎へ。吉宗が接見。

 

・  アドバルーン

広告のadvertisingと気球のballoonをくっつけた“アドバルーン”。アドバルーは純正日本の屋外広告媒体。私は昭和43(1968)年、日本全土を飛んだ“日立キドカラー号”を見ていた記憶があります。

 

次の参考文献は『広告キャラクター大博物館』からの紹介です。

・  菓子メーカーの「グリコ」は栄養素のグリコーゲンから名付けられた。

・  不二家の「ペコちゃん」は昭和25年「ママの味・ミルキー」の発売時に、その顔としてデビュー。年齢は6歳、身長1メートル、体重15キロ。

・  森永製菓の「エンゼルマーク」は地上に降りてくる天使の姿、マシュマロの別名・エンゼルフードから。

・  牛乳石鹸の牛のマークは「商いは牛の歩みのごとし」のマジメな社訓から。

・  金鳥蚊取線香の「金鳥」。「鶏口となるも牛後となるなかれ」が創業者の座右の銘だったから。

・  キューピーマヨネーズの「キューピー」はギリシャ神話のキューピッドをセルロイド人形にしたもの。

 

いかがでしょうか?

読者の中で知らないこともあったのではないでしょうか?

 

 

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『遠近ではなく中近とは何か』

2017-04-18 07:07:07 | Weblog

最近、夕方になると文字がみえません。

加齢のためか?

それとも疲れかどうかは不明です。

本来、見辛くなればそれ以上には仕事をしなければ良いのですが・・。

そういうわけにも行きませんので辛さを耐えて仕事に取り組む日々が続いています。

帰りの電車内では疲れで目を開けていられないのです。

この対策を私なりに考えました。

メガネに問題があるかもしれない。

メガネの度があっていないのかもしれない。

そんな思いから新たなメガネを購入することを決めました。

現在のメガネは鯖江のメガネに惹かれて購入。

私は40歳の頃から遠近両用メガネを使用してきています。

今回も当然のこととして遠近両用メガネを購入するつもりでした。

いつものニコタマのメガネ店で、まず検診。

その結果に勧められたのは「遠近」ではなく、

「中近」という聞きなれないレンズ。

それは室内での仕事にマトを絞ったメガネレンズとのこと。

欠点として自動車の運転はできないが、疲れ軽減になるとのこと。

まだ、使用して間もないのですが疲れやすさが緩和されたような気がしまう。

そもそも、見えるとはなんでしょうか?

健康診断時における視力測定は自動車運転中の標識や学校の黒板の文字が見えるかどうかが「見える」ことの基準になっています。

矯正視力が1.0あると良いという判断。

しかしながら年齢が増してくると確実に近くのものも、遠くのものも見えません。

さらに、私の場合は乱視なので、ぼやけて物が見えてしまいます。

車を運転するときには「遠近」。

平常の室内での仕事では「中近」。

パソコンに特化した利用では「近々」というレンズがあるそうです。

利用の目的によって、それに適したメガネを着用することで疲れを減らすことができそうです。

メガネのフレームも変えてイメージチェンジとともに、

4月からの新年度の始まりを新たな気持ちでスタートしたいと思います。

 

 

 

 

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『パートナートナーは尊敬できる人物か』

2017-04-11 07:07:07 | Weblog

PTA学園広報誌へのコメント

PTA発行の広報誌には全教職員の顔写真とともに一言コメントが掲載されます。

今年のコメントは「尊敬する人」について。

30文字以内で書くようにという依頼です。

既に学内の掲示板に書かれているそれぞれのコメントを見ると「両親」をあげている先生方が多いようです。

「今の自分があるのは両親のおかげ」という理由が書かれています。

その他には、歴史上の人物が書かれています。

世界史や日本史を担当する教員としての専門家ならでわの文書。

その他、ウケ狙いとしてはアントニオ猪木をあげている人もいました。

 

 私がまず書いたのは「大学の指導教官」。

その理由は

「物事の考え方やライフスタイルについて教授していただいたので」

しかしその後、なんども考え直しました。

それは私の本心であるコメントをPTA広報誌に掲載することはやめようという決断からです。

そこで、再度PTAの保護者が発行する学内広報誌が求めているモノは何かを熟考。

閃いたのが「パートナー」でした。

実際に「パートナー」を尊敬していることは事実。

そのコメントは「ライバルであり、戦友であり、同じ道筋を歩む道連れだから」に変更しました。

 

複数の大学で非常勤講師をしているパートナー。

昨年も論文投稿。

今年も論文を作成している様子を見ていると負けられないという気持ちが湧いてきます。

「ライバル」として実際は負けているのですが、常に刺激をもらっています。

「戦友」については、親の介護と子育て。

子育てについては子どもも成長して落ち着きましたが、

ここには書けないような苦労も二人で経験してきました。

「道筋、道連れ」については尊敬する渡辺潤先生の『私のシンプルライフ』筑摩書房から抜粋させていただいた言葉です。

 

P.38 「道筋や道連れの自由な選択は、このように、多様な人間の出会いを可能にし、多様な生き方、多様な関係の仕方を実現する。しかし、運命的に定められた道筋や道連れの享受に比べ、自由に選んだ道筋は、また、簡単に見失いやすく、行き止まりにもなりやすい。」

 

P.42 「恋愛結婚とは、簡単に言えば、自分の心を占領する「この人でなければ」という感情を拠り所にして道連れを選択する手続き」

 

今まで夫婦として山あり、谷ありではありますが、

パートナーが尊敬する人であることに間違えはありません。

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『学校教育でのロックミュージック』

2017-04-04 07:07:07 | Weblog

今回の春休みはたった1日。

通常の仕事からしたら春休みがないのが普通です。

しかしながら心身ともに疲れを取れるのはこの時期しかありません。疲れたま残念ながら疲労を引きずったままで新学期に突入しそうです。

 

さてこの春休み中にはクラブ顧問の仕事を依頼されることが何度かありました。

そのクラブは軽音楽部です。

その際にたまたま、『デジレコ・ジュニア』という全国の高等学校の軽音楽部に無料配布されている雑誌を手にしました。

軽音楽部、あるいはロックに対しての私の偏見またはステレオタイプかもしれませんが・・。

若者の大人たちに対しての対抗心。

解せない社会に対しての訴え、または魂の叫びというようなことを私は感じます。

 

しかしながら、この雑誌の表紙を見て超ビックリです。

それはまさに学校教育におけるクラブ活動風景なのです。

ロックギターは行儀よく着座した生徒が一列に整然と並んで練習をしています。

さらにページをめくると

○  ○県高等学校軽音楽部新人大会

△  △県高等学校軽音楽音楽演奏会

□  □県高等学校軽音楽新人コンテスト

様々な県の演奏会風景写真は発表会そのもの。

宮入さんが言われているまさに発表会文化です。

興味がある方は「発表会文化論」をご一読ください。

 

さらに何ページかめくると・・。

押さえておきたい技術と知識:ボーカル編

 ・ステージングの技術

  人を惹き付けるステージング

・  マイクの知識

マイクの扱い方の注意点

押さえておきたい技術と知識:ギター編

・  ビブラートのコツと練習方法

押さえておきたい技術と知識:ベース編

・  3種類の弾き方と練習方法

 フィンガー、ピック、スラップ

 事細かに基本からのハウトゥーが書かれています。

ロックってそんなもの?という疑問が生じました。

 

さらに、「4月から新先輩になる前に」のページには

・  部室の整理整頓と生活態度に気を付ける

・  部員を増やす方法を考える

・  伝統を守りながらチャレンジしていく姿勢を持つ

 

それは確実にロックの魂が抜けてしまった

「ロックのようなものを演奏するクラブ」なのです。

 

冒頭に挙げたようにこの雑誌は無料です。

ちなみに広告主は

ヤマハミュージックジャパン

ESP学園

ESPギタークラフト・アカデミー

キャットミュージックカレッジ

ローランド

ティアック

ゲートウェイスタジオ

東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校

Greco

楽器屋さんや学校に欲望を喚起されている・・。

学校教育に取り入れられることでロック本来の魅力が失われてしまい、ロックのようなモノを学んでいる。

吹奏楽部に対しての軽音楽部。

その違いは、使用する楽器機材や演奏する音楽ジャンルの違いだけになってしまっているようです。

体育館や音楽室を真っ暗にして大音量で電子音を掻き立てるだけの表面的なロック。

雑誌一読後に何か釈然としない思いにかられた次第です。

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