芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『入院患者観察』

2012-11-27 07:07:07 | Weblog

一か月半ぶりに母の見舞いに清水の病院に行った。

病室は毎回、構成メンバーが変わっている。

どなたかが亡くなっていると言うわけではなく、

病室変更理由は未だによくわからないが

病状に応じてのものらしく、

病状が悪い人たちはナースステーションのすぐそばの病室らしい。

母も一度、その場所に移動させられていた。

ただ、その理由は病状が悪化したからではなく、

間夜中にベッドで正座をしていたことが問題とされて移動させられてしまった。

ベッドから落下し、お怪我でもしたら病院の責任にされるかもしれないことを回避する手立てだろう。

 

今回の訪問では入院時にいた病室に戻されていた。

その病室には4名の患者たち。

その年齢構成は90歳代1名、80歳代3名だ。

療養型病院ということもあるが

高齢化社会であることを本当に身近に感じてしまう。

生命保険会社のCM風に言えば80、90喜んでとなりそうだ。

ベッドに隣接した壁には入院日、生年月日と患者氏名が書かれているので

年齢が簡単にわかるようになっている。

病室に何時間もいると本当に退屈なので、

特にカーテンで仕切られてもいない他の患者さんたちの情報(年齢、様子など)は自然と逐次観察してしまう。

ちなみに90歳代の女性は、ずっと叫んでいた。

「トイレに行きたいのですが・・。」

当日は休日ということもあり

働いている職員の数は最小限。

病院の用意した紙おむつ(病院指定)をはかされているようで、

そのまま用をたすように促されていた。

なお、病院指定の紙おむつだが、

特にそれに病院名や病院のマークが印刷されてはいないことは付け加えさせていただく。

 

一日中、「すみません、すみません」と老婆は何度も懇願し

手招きをして何度も職員を呼んでいた。

 

さらにその4名の中にお爺さんが病室に混じっていることに驚いた。

直ぐに病室入口の名前を再確認すると「赤字」で女性名が書かれていた。

年齢を重ねると、お爺さんなのか?お婆さんなのか?

時に判らなくなってしまう。

髪も薄く、男性用の眼鏡をかけて、

さらにあぐらをかいてベッド上で新聞を読んでいたので

てっきり男性だと思ってしまった。

この病院では、男女とも上下紫色の指定入院着になっているので

性別がわからないことに拍車をかけていることも付け加えておきたい。

私は病院に見舞いに行くたびに、

そのユニフォームは「なでしこジャパン」のようだと感じている。

敬老会の女子サッカーチームメンバーのようだ。

 

食事はブレンダー食。

ご飯、味噌汁、デザート、フルーツ、全てがゼリーのような食事。

母は完食していた。

点滴のチューブや酸素ボンベも取れて元気そうにも見える。

 

帰りぎわに東名インター近くの天神屋(おにぎり屋さん)で

静岡(しぞ~か)おでんと

<竹串に刺さっているおでん種といわし節と青のりの粉末をかけて食する>

タヌキにぎり飯を食し

少々安心して東京に戻ってきたのである。

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寒い早朝の『おはようございます』

2012-11-20 07:07:07 | Weblog

秋の期間が少なく、今年はすぐに冬になってしまったような感じだ。

特に朝晩の寒さは、日々、その厳しさを増している。

そんな寒い、寒い早朝から私の仕事は始まる。

朝、正門に立ち始めてから約8ヶ月間。

最近の寒さは体にこたえる厳しい寒さだ。

 

「挨拶をするという」

命じられた仕事をまっとうするべく、

7時50分から8時10分まで

毎朝、毎朝正門に立ち、

登校してくる生徒に向けて挨拶の声を投げかけ続けている。

 

学内では生徒の挨拶の声が小さいことや元気のないことが問題とされる。

時には、挨拶運動期間も設定されてもいる。

さらにその期間、挨拶を奨励するポスターも校内に掲示される。

そんな全学的な取り組みは効果があったり、なかったり・・。

 

ところで

私の朝の挨拶のかけ声は、

「おはよう」がいいのか?

それとも「おはようございます」がいいのか?

当初は自問自答。

現在は「おはようございます!」に一本化した次第である。

今は生徒に視線を送りながら

何度も、何度も「おはようございます」を繰り返す。

一日何百回も繰り返す。

「おはようございます」に決めた理由は以下の通りだ。

 

赤ちゃんが生まれてから初めて発するのはその泣き声。

生きるために必死で泣いて、

自らが困っていることを大人に知らせている。

泣きとは正反対の天使のような笑い声は、

親の笑い顔や笑い声を真似てのモノだと言われている。

笑いは生後に習得されるものとする考えだ。

「いない、いないバー」

とあやす大人の顔や笑い方は真似られているのだ。

これは赤ちゃんが笑うのではなく、

赤ちゃんが笑いを真似ているのということ。

 

その延長で挨拶を考えてみた次第である。

正門で私が発する言葉を生徒が真似るともいえるかもしれない。

正門で鋭い視線でスカートの丈の短さをチャックするのではなく、

それは酷すぎる生徒だけにしようと。

私ができることは明るく元気よく生徒に向けて挨拶をすること。

挨拶をさせるのではなく、

挨拶を真似させると考えると気持ちでうんと自分自身が楽になった。

殆どの生徒からは元気に挨拶がかえってくる。

時に挨拶の声は小さいが挨拶ビームを返してくる内気な生徒もいる。

そんなノンバーバルな返答でもいいのではないかとも思っている。

指をグーに丸めながら寒さに耐えている。

そんな挨拶もまだまだ続くのである。

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『和菓子シベリアから考えた事』

2012-11-13 07:07:07 | Weblog

余暇について考える時に、

カステラにあんこが挟んである和菓子をつい思い浮かべてしまう。

カステラ、あんこ、カステラ。

あんこ、カステラ、あんこ。

 

余った暇ではなく、レジャー。

労働と労働の間にあるレジャーでは

それが副次的なモノになってしまう。

レジャーが次なる仕事の活力復活やその為の休養ではなく、

レジャーが中心で、レジャーとレジャーの間にある仕事。

遊びの資金取得を目的とした労働もありえるはずと独り納得してしまう。

私にとってレジャーとは、

あんこなのか、それともカステラなのかは定かではないが・・。

 

早く、仕事からリタイアして好きなことをしたいと誰しも一度は考えるはず。

でも、高齢者扱いされてリタイアした後も、

時には労働したいと思うかもしれない。

最寄駅に貼られている一枚のポスターは、

シルバー人材センターへの登録を促す内容のものだった。

仕事内容は、清掃、植木の剪定、庭の草取り、洋服の補修などと

軽作業労働内容が書かれていた。

 

困ったな。

何年も年を重ねてきたが、庭木の剪定など出来そうにない。

困ったな。

何十年も屋内での仕事だったので

庭の草取りや交通整理をしたらそれだけで寝こんでしまうかも。

困ったな。

シルバー人材センターは私のことを必要としていないようだ。

クレージーキャッツの植木等風に言えば、「お呼びでない、お呼びでない。これまた失礼いたしました。」となってしまう。

 

地域への貢献、コミュニティーへの関わりは今後何らかの形でしたいのだが、

私に出来る事は何だろうかと考えてしまった。

・それは、祭りで神輿をかつぐこと?

ん~。それはムリそうだ。

担ぐことも担がれることも苦手だし、

なによりこう見えても重い物を持つのは苦手だから。

・それは、夜間に拍子木をたたきながら町内をまわること?

ん~。これもダメそうだ。拍子ぬけしてしまいそう。無理だ!

 

これは、とてもとても私にとって難しい問題である。

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「新小岩と下丸子」

2012-11-06 07:07:07 | Weblog

私学事業団グラウンド

http://waka77.fc2web.com/studium/12tokyo/26shigaku.htm

先週の祝日は、テニスの試合の引率業務。

東京の新小岩にある日本私学事業団のグランドに行った。

総武線新小岩駅から5分ほどの場所にある便利なグランドだ。

軟式野球場、サッカー場、テニスコート8面、

陸上競技もできるも広大なグランドだ。

私学共済の掛け金が高いのは、

このような施設の取得や維持にお金がかかるからかもしれない、

という疑念を感じた。

 

午前中は曇天で、寒さも身にしみるような日だった。

今回は私中高協会のテニスの試合だったがルールがとても厳しい。

どんなに寒くても、

試合前にチェックを受けた半袖、

短パンでなければ試合をさせてもらえない。

テニスの力量に加えて、

寒さにどれだけ耐えられるかを問われているようだった。

コート横のベンチに約3時間座っているのが当日の私の仕事。

あまりにも寒くて、寒い~冗談が浮かんできた。

「恋は小岩ではなく」、

 

A: 先日、健康診断で「中性脂肪が多いので褒められたよ。」

B: えっ。ほめられたの?

A: なんたってメタボメだよ。

 


 

自分のギャグにも寒さを感じて震えていたら、治療中の仮歯が取れてしまった。

「コメダ」珈琲店 http://www.komeda.co.jp

下丸子にあるコメダ珈琲店に行ってみた。

コメダ珈琲は名古屋発のコーヒー店。

都内ではまだ数が少なく、自宅から一番近い店が下丸子店だった。

珈琲一杯500円。

カツサンド750円。

ファミレスよりも値段は高めだし、

都内主要駅側には必ずあるスターバックスと比べてもリーズナブルではない。

日曜日の午後3時なのに店内は満席。

なんとウエイティングリストにも多くの名前が書かれていて、

店外にも多くの人が入店を待っている状況。

正直、驚いてしまった。

名物?シロノワール効果だろうか?

店内に入り、周りを見渡すとあることに気がついた。

それは、客の年齢層の高さだ。

団塊の世代よりも年齢が上の人びとの姿も・・。

そして茶店に付きもののBGM音楽も流れていない・・。

禁煙席も、喫煙席も満席だった。

高齢者だけでなく、

家族連れの姿も目立つ店内。

理由は判らないが、ログハウス風の店内。

懐かしさを感じるような・・。

気張らなくていいような・・。

時間を気にしなくていいような・・。

屋根をあけたコンバーチブルの黄色のビートで向かった場所。

いつもの自分とは違う自分である必要を感じた数日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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