芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『職員室について』

2020-01-28 07:07:07 | Weblog

 大学職員の場合には図書館、学務、庶務、就職、入試などの業務を数年おきにローテーションしながら経験していくことが多いようです。

私が興味をもって研究している「大学広報」もそれに従事する事務職の方々の仕事がローテーションになっている大学と、

広告代理店で勤務していたキャリアを有する外部から広報のスペシャリストを招いて同一人物がずっと広報業務を担当する場合があるようです。

オールラウンドに業務をこなしていく一般職員か?

それともその道のプロの専門職員かということ。

広報業務においてアメリカでは専門家集団が対応するのが多数ですが、日本でのそれはまだ少ないようです。

いずれにしても、その大学が一般業務型か、それとも専門家型かどうかの違いは、その業務場所が大部屋か、それとも個室かの違いで考えると分かりやすいそうです。

確かに、大学の先生方は研究の専門家なので研究室で仕事をされています。

それに対して、小、中、高の初等、中等学校では教員の集う「職員室」で仕事を行います。

研究が義務付けられている大学付属高校では教員の個別の研究室や教科ごとの教科室が設置されています。

なんと羨ましいことでしょう。

そこには、研究がしやすいように専門書が設置され、特定の学術関連の有料サイトを利用できるパソコンも設置されている場合もあるようです。

さらに静かな環境での生徒との面談も可能なのです。

 

さて、「職員室」設置の利点は生徒情報の共有です。

生徒の出欠確認から進路相談までと深く、そして幅の広い業務を担当する先生方。

例えば、貧血で生徒が倒れた場合にも、担架を現場に運んで病人を保健室に運ぶなど複数名の教員での素早い対応が可能です。

さらに、同一学年の先生方と相談し合ったりすることも多く、生徒問題対応やその問題解決を協力してできるメリットは大きいです。

しかしながら、「職員室」という大部屋に所属し業務をこなしている人の中には職員室があまり好きではない人もいるようです。

その理由は「雑音」。

あまり勉強もせずに、一国一城の主を何年もしていると自覚なく以下のような雑音が出てくるようです。

・自分が如何に優秀であるかを大声で他者に話し続ける

・聴力は落ちて、他人と大声で話す傾向のある

・生徒の悪口ばかり言って、ストレスを発散

・生活指導上問題ある生徒を取り囲んでの威圧

確かにそれらの人の声には、辟易してしまいますね。

大部屋でも、個室でも構いませんが静かに仕事がしたいですね。

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中澤篤史・内田良『ハッピーな部活』の作り方を読んでの感想

2020-01-21 07:07:07 | Weblog

首都圏では中学校で部活動を頑張っていると高校進学時の内申点に加点してくれる高校があるそうです。

そのように進路面に極めて優位に働く「クラブ活動」への所属率は極めて高いものです。

この本によると

「スポーツ庁の調査によると、公立中学校の32.5%が、生徒全員を部活に強制的に加入」、pp.34。

また、運動部と文化部を合わせると、部活の加入率は約9割に達するそうです。

(スポーツ庁「平成30年度全国体力、運動習慣等調査報告書」

 

そもそも部活そのものは自主的な活動であり入部を強制されるものではありません。

しかしながら、私の勤務校の高校でも部活への加入率は7~8割と高率です。

 

時に保護者からクレームに私は対応します。

顧問の先生が、やる気がない。

顧問教諭がその道の専門家ではなく技術指導できないのは安全面から考えても問題であると。

実際に、

pp.45 「中学校も高校も運動部の先生は、半数がまったくの素人」という調査結果も出ていようです。

すべてのクラブにその道の専門家をつけるにはお金もかかり、

どこの学校も素人先生が技術指導以外の管理をしているのが実態です。

顧問としての居残りや、その後、翌日の授業準備(教材研究)によりなかなか帰宅できないのも共通の悩みです。

pp.48 「公立校教員における月平均の残業時間は、中学校で約81時間」だそうです。

平均値が過労死ラインを超えています。

「ブラック」な仕事と言われても仕方ないかもしれません。

社会的な評価が下がると、よい人が教員にならない、そうするとそれらの人に保護者からクレームが発生。

負のスパイラルはいたるところで発生しています。

教員の働きすぎと、過剰なるクラブ活動の是正を目的に、

スポーツ庁は2018年3月 「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を策定しました。

それは一週間に2日以上の休養日(平日に1日以上、土日に1日以上)を設けることと、

1日の活動時間は平日が2時間程度、

土日は3時間程度とすることです。

 

月に2~3回で、午後4時からの1時間だけの活動「軽運動部」や平日の4日間、午前7時15分から45分間、校庭でボールを蹴ったり、ジョギングしたりする「体力向上部」なども創部されているようです。

最後に私の意見は、オーストラリアの学校のようにクラブ活動を無しにすることを支持します。

15時には帰宅させた方が良いのではないかと思います。

クラブ活動をしたい場合には、主に地域のクラブ活動に参加して自由な時間を楽しめばよいのです。

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『熟年婚活』

2020-01-14 07:07:07 | Weblog

最近、日々の孫の成長を身近に驚いています。

生後二か月すると首が座って、縦抱きがし易くなりました。

半年を経過し、座ることも出来るようにもなってきました。

でも、油断すると後ろや横に倒れこんでしまいます。

7か月を過ぎた現在では、離乳食も食べるようになってきました。

離乳食は市販の品に頼るそうです。

先日、私もたまに西松屋へ離乳食とミルクの購入に同行しました。

共働き世帯が多くなった影響もあると思いますが、

離乳食の種類の豊富さには本当に驚かされます。

7か月、9か月、12か月と月齢ごとに区分けされた離乳食はどれも栄養豊富で美味しそうです。

商品パックケージにはその購買意欲をそそるように以下のようなキャッチコピーが書かれています。

・1袋で1食分の野菜が摂れます。

・緑黄色野菜たっぷり。

・10種類の野菜入り。

 

年齢に応じたそれらの離乳食の販売スタイルは、犬の餌とも同じです。

犬の餌の場合には、犬種ごととその年齢で犬に与える餌が異なっています。

高齢犬には、柔らかい肉にカルシウムなどの栄養分を含む餌が販売されているのです。

 

さて、今年、私は還暦を迎えます。

孫の成長に反比例して、

・髪が薄くなり

・記憶力が衰え

・私は今まで以上に心身共に疲れやすく、その回復も遅くなっていることを実感しています。

上記のようなことを感じながら読んだのが家田荘子『熟年婚活』です。

第一章      老人ホームの中で、結婚・セックス相手を探す高齢者

第二章      婚活ツアーで旅行しながら、結婚相手・異性の友達探し

第三章      婚活クラブ(相談所)の会員になり、パーティー会場で恋人探し

第四章      地下風俗で性欲を解消する高齢者たち

第五章      中高年の恋愛・婚活・結婚はどうなっていくのか

 

親がグループホームにお世話になっていた時の印象が非常に強い私です。

温かな陽だまりの静かなグループホーム。

そこでは動作が少ない老人たちがリビングルームに集っていました。

そこは時間がゆっくり過ぎていました。

あのような場所で色恋があるとは今でも信じられません。

 

しかしながら、約70年前の平均寿命は52歳であり、

現在では女性87歳・男性81歳と高齢化が進んでいます。

高齢者の色恋があっても当然なのかもしれません。

この本にも書かれていましたが、

私の身の回りを見ても、

見かけは60歳なのに気持ち(思考回路)は20代という人が多いように感じられます。

それらの人々は熟年婚活の該当者かもしれません。

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『さ、ひっくり返そう。』

2020-01-07 07:07:07 | Weblog

2020年もどうぞ宜しくお願いいたします。

ご健康とご多幸をお祈りいたします。

 

さて、下記したのは1月1日に出されたそごう・西武の新年メッセージ。

「さ、ひっくり返そう。」です。

 

大逆転は、起こりうる。

わたしは、その言葉を信じない。

どうせ奇跡なんて起こらない。

それでも人々は無責任に言うだろう。

小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。

誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。

今こそ自分を貫くときだ。

しかし、そんな考え方は馬鹿げている。

勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。

わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。

土俵際、もはや絶体絶命。

 

ここまで読んでくださったあなたへ。

文章を下から上へ、一行ずつ読んでみてください。

逆転劇が始まります。

 

とあります。

回文のようで回文ではない、今までに見たことのなかった手法です。

視点を変えれば、マイナスもプラスへとその見え方も異なることを教えてくれてもいます。

 

最近、私の身の回りでは「アウトソーシング」という語が大流行です。

それは特色を打ち出すことを外注することで、組織の色付けができるという考えもあるようです。

しかし、私はそれには懐疑的です。

なぜならば、外注で色付けできる特色は他の組織も簡単に真似できるからです。

他社(他者)が真似できないような独自性が求められている時代であると思われます。

しかし、それは簡単なことではありません。

誰とも違う発想や工夫を駆使して、

確たる信念を持ち大いなるエネルギーや時間を投入してこそ、成しえる独自性。

自分自身が独自であり、それを組織に何らかの形で還元したいと思います。

 

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