芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『シンドラーエレベータは安全か?』

2015-09-29 07:07:07 | Weblog

2006年、シンドラー製のエレベータの故障が原因で高校生が亡くなっています。

当時はエレベータに乗る度に、どのメーカーかを確認したものです。

よって、私を含めて多くの人々がシンドラー製エレベータは危険だと思いこんでいたのではないでしょうか?

もっとも、事故当時、TV視聴者にそのような疑いを抱かれてもしかたないようなメディアの報道姿勢であったと思われます。

事実として、シンドラー社は、まず事実確認をすることを優先したのですが・・。

遺族への謝罪とメディア側への情報提供をしなかったことが原因でシンドラー社はバッシングを受けたそうです。

 

今回、樋口晴彦『不祥事は財産だ』(禅伝社)を読んで事故の真相を知りました。

事故原因は製造メーカーのシンドラー社にあるのではなく

独立系の別管理会社のずさんな保守管理問題があったことを知りました。

 

それにしても問題は複雑であり深刻です。

日本では三菱、日立、東芝の大手3社で市場の70%を占有しています。

更に、日本オーチスとフジテックを加えると大手5社での市場占有は98%になるそうです。

世界で2位の売上を誇るシンドラー社ですが、日本でのシェアは僅か1%だそうです。

 

従来、エレベーターの保守管理は一括請負契約であり随意契約でした。

つまり、できるだけ安く建設会社にエレベータを販売して、

同一メーカーの保守管理によって稼ぐビジネスモデルが確立されていたのです。

判り易く言えば、プリンタを安くして専用インクで稼ぐやり方です。

 

ところが、癒着の問題が指摘されて随意契約ではなく指名競争入札(以下、指名と表記)になったそうです。

 

事故が発生した住宅公社の契約金額

            受注    契約金額

2002 随意 シンドラー 4,460,400

2003  指名 シンドラー 4,460,400

2004  指名 シンドラー 3,645,600

2005  指名 N社    1,633,200

2006  指名 S社    1,209,600

 

上記のようにリーズナブルなことはいいことなのですが、

製造メーカーは意地悪をしているようにも捉えられかねない行為をしています。

(1)  独立系会社に保守用部品をメーカーが供給しない

(2)  独立系会社には部本納入を意識的に遅らせる

(3)  独立系会社には部品を不当に高い金額で販売

(4)  エレベーターに関しての技術情報を提供しない

 

上記のような「意地悪」がされるなら、どのメーカーでも事故はおこりえます。

事故が発生するリスクが高まることは当然なのです。

シンドラーに乗ったら「死んでらー」とならないためにも

業界全体での改善を進めることを強く望まずにはいられません。

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AKB48「ハロウィン・ナイト」を聴いて考えたこと

2015-09-22 07:07:07 | Weblog

「AKB48」の新曲『ハロウィン・ナイト』を聴いていると80年代のディスコサウンド調であり、当時の映画『サタデイナイトフィーバー』を思い出してしまいます。

なんとなく、懐かしさを感じてしまう曲調です。

また、その曲は2000年に発売された「モーニング娘。」 の『恋のダンスサイト』にも曲調が似ていて、レコードの回転数を変えることでさらに似るようにも思われます。

ネット検索してみると、すでにそれらの指摘が8月下旬にはなされているようです。

 

さて、新曲をリリースする毎にCDを100万毎以上売り上げるAKB48について批判的な声も聞かれますが、音楽業界、特に産業として音楽に携わっている人々にCD売り上げという観点では多大なる貢献をしていることは間違いありません。

 

ということで、CD(それ以前のレコードも含む)売り上げについて調べてみました。

まず、売り上げトップ5は以下のようになっています。(単位:万枚)

 

1 およげ!たいやきくん 子門真人             1975/ 457.7

2 女のみち 宮史郎とぴんからトリオ          1972/ 325.6

3 TSUNAMI サザンオールスターズ            2000/ 293.6

4 だんご3兄弟 速水けんたろう、茂森あゆみ 1999/ 291.8

5 君がいるだけで/愛してる 米米CLUB      1992/ 289.5

 

次にみる数字は過去10年間のCD売り上げトップです。

2005年 青春アミーゴ 修二と彰      94.5万枚

2006年 Real Face KAT-TUN      103.8

2007年 千の風になって秋川雅史      111

2008年  truth /風の向こうへ 嵐      61.8

2009年  Believe /曇りのち、快晴 嵐  65.6

2010年 Beginner          AKB48       95.4

2011年 フライングゲット    AKB48      158

2012年  真夏のSounds good ! AKB48  182.0

2013年 さよならクロール   AKB48  199.5

2014年 僕たちは戦わない    AKB48 199.5

 

上のデータから判るのはジャニーズとAKB48で占められていること

AKB48のファンは握手券を求めて何枚も購入しているので、

実質的には3分の1程度以下にした販売数が実際の実力ではないかとも思われます。

私はアイドルとしては、AKB48よりも乃木坂46の方が昭和から続くアイドルの路線を踏襲していると思います。(個人的な趣味嗜好かもしれませんが・・)

歌詞に登場する一人称が、全て「ぼく」で統一されています。

 

が死んだ日の ことを…ずっとそばにいたいけど別れはやって来る

「僕がいる場所」

が君を初めて意識したのは去年の6月

 「君の名は希望」

 

いずれにしても

時代とともに歩む歌謡曲って何でしょうか?

「ポピュラーミュージック」って何でしょうか?

興味がある方は、宮入恭平さんの著書をぜひ読まれることをお薦めします。

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『日本広報学会と「レジャースタディーズ」合評会』

2015-09-15 07:07:07 | Weblog

9月5日より勤務する高校の後期が本格的に再開されました。

1日から開始ではないのは、

シンガポール、オーストラリア、サンフランシスコなどへの短期研修旅行が9月に跨って実施されているからです。

さて、先週は所属している日本広報学会の研究大会が東京大学で実施されました。

 

まだ後期が始まっていない大学も多く、全国の大学から多くの先生方が出席されていました。

2日間実施される研究大会に行きたかったのですが、勤務を休んで授業を自習にして参加するわけにもいかないので懇親会のみ参加させていただきました。

実は、学会の研究会として毎月1回行われている大学広報研究会のポスター発表担当を依頼されていたのですが・・・。全てをお断りしての懇親会のみの参加となりました。

 

懇親会は東大の医学部研究棟13階にあるイタリアンレストランのカポペリカーノで行われました。

初めて、東大での飲食。

味はともかくも(普通のイタリアンの家庭料理)、

スカイツリーが目の前に見えるなど景色は申し分ないものでした。

平日はなかなか予約が取れないお店のようです。

ぜひとも、一度行ってみてはいかがでしょうか。

当日は、大学院在学中にお世話になった猪狩先生とお話をすることができました。今夏に、腹部の手術をされたこと、この学会参加が退院後の初めての外出であることなどをお話をうかがいました。猛暑に入院できて快適だったと満面の笑顔で話させてもいました。

 

翌日は、東経大で渡辺潤編『レジャースタディーズ』の合評会が実施されました。4章の「仕事」というパートを担当した私は勤務校の終礼と掃除点検終了後に会場にかけつけました。

私の章を担当された浮田千枝子先生(余暇ツーリズム学会)からはレジャーを考える上で労働時間の分析は大切であること、日本の労働時間の短縮は難しいことなどをお話いただきました。

疑問点については、年俸制、残業代についての記述に疑問を感じる部分があることもご指摘いただきました。合評会後に直接、お話できる機会がなかったのでメールなどで今後、詳細を伺うつもりです。

 

『レジャースタディーズ』(世界思想社)は7月末に出版されました。

実は、勤務校の理事長先生に拙書として謹呈させていただきました。

この何年もお話する機会もないのですが、私が商業担当から英語担当にかわる際に多大なる支援をしていただいた先生です。

理事長先生は元立教大学で心理学を教えていらっしゃったという経歴をもつ研究者だった方です。当時、英字新聞を教材として、直接英語指導をしていただくなど本当にお世話になり感謝している経営者の方です。

 

このような本をお渡しするのは学内政治?に巻き込まれるようで躊躇する部分もあったのですが・・。

 

そんなこととは関係なく、

『レジャースタディーズ』を私が手にした時に、勤務させていただきそれなりのお給料をいただけているので学びを継続できている結果としての本だということを実感しました。

それを考えると勤務先の長である理事長先生に感謝の気持ちをぜひとも伝えたくなり、手紙を添えて献本させていただいたしだいです。

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『ベトナム旅行記 最終版』

2015-09-08 07:07:07 | Weblog

通貨の違いの確認です。

日本円にゼロを2つ付けて、2倍するとドンになります。

例えば、100円は20000ドン。

金持ちになった錯覚に陥ってしまいました。

 

街中のどこにでも見られるタクシーは殆どが日本車(マニュアル式)でした。

日本人が乗車しても騙されないタクシーは2種類。

どのガイドブックにも書かれていました。

 

街にあふれる現地のオートバイの70%以上がホンダ製です。

他社に先駆けて、現地に根付いてきたことと丈夫で故障しない点が選ばれ続けている理由だそうです。

それにしても、とにかくもの凄い数のオートバイが町を走っています。

車では40分かかるが、オートバイでは10分しかかからないことも庶民が足として利用している理由です。

なお、車の値段は土地の値段とほぼ同じだそうです。

したがって、まず市民は土地を購入しているそうです。

オートバイの排気量は125CC。

オートバイには2名乗車が許されていることに加えて、子供は乗員数に加えないそうです。ですから、町中には4名乗車のオートバイも時に見られました。

18歳からオートバイの免許取得が可能です。よって、それ以下の子供は自転車で通学又は、親に送り迎えしてもらっているとのこと。

 

以下は事件?の紹介です。

ホテルは異なりましたが同一の便でベトナムに到着した家族(夫婦と娘3名)が遭遇した事件です。

ホテルに到着後に、無料のマッサージと現地民族衣装のアオサイをしてもらうために、ツアーデスクに向かって歩き始めると、ホテルの従業員をも感じさせる身なりの整った男性がツアーデスクまでの案内を申し出たそうです。

親切な人は家族とタクシーに乗車。

ほんの数十分の市内の名所と道案内をしながら現地旅行代理店事務所に到着。

すると、案内役の男性が豹変。

な、なんと、「12000円」を請求してきたそうです。

240万ドン!大金です。

仕方なく、現金で支払いをしたとのことでした。

次はオプショナル旅行中の珍事です。

日中見ると、泥色で濁ったサイゴン川。

夜になると、その川を行ったり来たりのディナークルーズ船が何隻か見られました。

我々も、それに乗船してあまり美味しくないディナーを楽しんだのですが・・。

 

当日は、あいにくの雨。

バスから降りると大急ぎで、我々はクルーズ船に乗船しました。

乗船後に、案内ガイドが慌てて一言。

「5名足りない。」

1名の方のバスのシートベルトが外れなかったそうです。

困っていたらガイドを含めてツアー客が皆が見えなくなってしまったので、慌てて近くに停泊していたクルーズ船に乗車したそうです。

乗船後に席に案内されて、飲みモノを注文して待っていると・・。

小さな、小さなオンボロ船に乗り換えるように指示され、乗船。

高速で凄い水しぶきをあげながら、我々がいる船に追いついて横付け。

中年女性5名は恐怖を感じながら、合流して私たちのテーブルに加わりました。

 

それにしても、なんてお粗末なガイドでしょうか。

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ベトナム旅行記(2)

2015-09-01 07:07:07 | Weblog

ホテル2泊、機内2泊、実質3日間のベトナム(ホーチミン)への弾丸旅行もあっという間に終わってしまいました。

朝早く、中心部のドンコイ通りにあるホテルに到着。

日本では両替が不可能。

現地のこぢんまりとしたホテルでもそれができませんでした。

そこで、両替所を探し求めてホテルから出ると3輪車の観光自転車が私たちに近づいてずっとついてきました。

断っても断っても、・・。

 

ご承知のようにベトナムの交通事情は物凄い数のバイクと車が幹線道路を占有しています。

道路はバイクだらけ。

横断歩道やそれに付随している信号は殆どありませんでした。

片側2車線、合計4車線の道を渡るのに躊躇していると・・。

シクロ(三輪自転車)2台が道路を塞ぎ、交通を止めて我々を反対側へと渡らせてくれました。

自転車観光で15ドルはいかがとの提案を断ると

「渡らせ代金」2ドルを請求してきました。

「え!」と思ったのですが面倒くさいのでそれぞれに1ドル払ってホテルに逃げ帰りました。

 

一車線道路でも、殆どゼブラゾーンがないので

交通量が少なくなった隙を狙って道路を横断しました。

その際は、パートナーと必ず手をつないで渡りました。

日本国内でパートナーと手をつなぐなど、殆どない私。

互いに介護が必要になる前の疑似体験。

ある意味新鮮でした。

 

歩道に直接、座り込んでいる人の多さに驚きました。

また、歩道で「ホー」(春雨麺のようなもの)や「バインミー」(サンドイッチ)を販売している店も目立ちました。

また、店舗前の歩道はお客さんのバイク置き場となっています。

歩道は整列されて置かれたバイクだらけでした。

各店舗前には、必ずといっていいほど警備員が配置されていました。

スタバでさえも。

雇用を創出しているのかもしれませんが、多くの人が歩道でプラスチック製の小さな椅子に座り話し込んでいる姿は凄く印象的でした。

 

今回は初めてのベトナムということもあり定番の観光スポットに行きました。

・  水上人形劇

・  サイゴン側クルーズ。船上からの街の夜景鑑賞

・  メコン川ジャングルクルーズ

・  ベンタイン市場

 

最終日はタクシーを利用して郊外にあるテーマパークに行きました。

スイティエン公園という地元民が楽しむ場所のようです。

園内は平日ということもあり、殆ど人がいませんでした。

我々は、ワニ園にてワニ釣りを楽しみました。

もちろん、ワニを釣り上げる前に餌の内蔵肉を食べられてしまうのですが。

加えて、フィッシュマッサージというコーナーにも行きました。

気持ち悪いくらい多くの魚(1cm~5cm)が水に入れられた足を突っついてきました。

こそばゆくて、くすぐったくて・・。

10メートル四方もある流れる水の専用水槽。

日本ではなかなかできない体験でした。

 

短い期間でしたが、非日常を楽しむ異文化体験ができた旅となりました。

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