この「110」は二進数での表記ではない。
また、この「110」は友人の伊藤でもなければ温泉でもない。
さらに、緊急通報用番号でもない。
先週、大学創立「110」年の記念式典に参加してきた。
卒業生の団体の幹事?評議員?をやっているにもかかわらず
総会やイベントなどに殆んど仕事の関係で参加できない。
もっとも、私がやりたいと手をあげたわけではない。
突然の手紙が届き、「決定」と言うのが実話であるのだが・・。
会合に参加できないことに少々引け目も感じていたので、
年に何回もないことだと諦め、職場を早退。
そのような理由から葵友会総会、記念式典に出席した次第である。
(なんと律儀であろうか。私に得なことは何一つ無いのだが・・。)
式典会場は、男・男・男。
さらに、老年・老者・老人。
302番教室が満席となった。
それはそれは異様な光景だった。
式典後には、懇親会も行なわれた。
知人も一人もいないし、その場にいることを後悔した私ではあったが・・。
何名かの先生方にはご挨拶ができた。
まずは、学部時代にお世話になった会計学の「タナカ先生」。
数ヶ月前に80歳を祝う会があったが
所用のため参加できなかったことのお詫びをさせていただいた。
「勉強しているの?」「いいことだ」
ところで
「君、どうしてここにいるの?」と質問をされてしまった。
<大学のOB会の関係で・・。>と返答。
会話も、はずまずに退散。
次にいつも陽気な「タムラ先生」
「高校の教員まだやってるの?」
<ハイ・・>
「本業に加えて大学の非常勤もやったらいいんじゃないか」
<エッ、エッ・、忙しいですし・・>
「短期集中でいいんだよ」
<ハッ、ハッ・・>
「それから、単著書いた?」
<エッ、イャ・・>
「単著出すといいのに・・。」
と相変わらずタムラ節は全開。
ご本人は耳が悪くなったと言われていたが元気そうだった。
私は<エ>と<ハ>しか発せられなかった。
<ハエ~。>
そして「イカリ先生」
いろいろなことを知っていらっしゃる。
私の最近の動向についてもご存じ。
情報網にビックリ!である。
しばらくは、
このような会合には「出たくない、出ない」ことを決意した私であった。
特に葵友会の会合は・・。
*
懇親会参加者全員に
大学名のラベルのついた朝日酒造の日本酒が配布された。
“久保田”や“朝日山”で有名な新潟の朝日酒造の社長がOBだそうだ。
上に掲載した写真は頂き物の日本酒のそれである。