芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『合理的配慮』

2019-07-30 07:07:30 | Weblog

 恥ずかしながら、「合理的配慮」という言葉を初めて知りました。

合理的配慮とは、ウイキペディアによると

「障害者から何らかの助けを求める意思の表明があった場合、過度な負担になり過ぎない範囲で、社会的障壁を取り除くために必要な便宜のこと」。

障害者への一律の支援や配慮ではなく、自立支援としての配慮と私は判断しました。

 

さて、先日の参議院選挙でれいわ新選組の重度身体障害を持つ2人が当選したのを受け、参院のバリアフリー化が進められることが報道されていました。

山本太郎さんに対しての好き嫌いはあるかもしれませんが国会のバリアフリー化を実行させたことは称賛に値すると思われます。

 

近年、学校においても障害があるのかか、それとも性格的な特性かどうかをわからない生徒が入学するようになってきました。

彼は自閉症ではないか?

彼女はアスペルガー症候群?

彼と彼は発達障害なのでは?

 

単に、集中力がなかったり、落ち着きがない生徒なのか?

それとも発達障害なのかを迷うことが日々多くなってきました。

・授業中にトイレに行くことを申し出る生徒が増えてきました。

・ノートを書くのに、信じられないくらい時間がかかる生徒も入学するようになりました。

・全体の空気を読めないで、元気よく分けのわからない質問をする生徒も目立っています。

・良好な人間関係を築けないで孤立している生徒も一人や二人ではありません。

・他者の気持ちを察することができないで、周囲の人を怒らせてしまう傾向のある生徒もいるようです。

・独り言が多く、まわりが引いてしまう・・。

 

上記のような生徒は決して学力が低いとは言えません。

それどころか、一つのことに固執しがちなので勉強にはかえって向いているようです。

よって、当然のことですがそれなりの難易度の高い知名度のある大学にも、ちょっと変な学生が入学していること、そして彼らが講義やゼミなどの活動でうまく皆とやっていけないことも耳にする機会もおおくなってきたことも当然のことです。

保護者の口からも自分の子どもは病気であること。

多動であることを事前に相談されるケースも出てきました。

そのような生徒や学生を「平等」に扱うことに頭を悩ませています。

例えば、合理的配慮の事例として文字を書くことに時間のかかる生徒には他人の1.5倍の時間をあげたほうが親切であり、それが的確かもしれません。

しかしながら、ぎりぎりの人数で校務をこなしている学校においては現実問題として個に応じた対応はほとんど不可能です。

特別な対応をしてくれるような学校に移動してもらってはどうかという意見も聞きます。

でもそれを本人や保護者はその場から排除されると思うに違いないのです。

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『2019夏休み』

2019-07-23 07:07:07 | Weblog

先週末に1学期が終了。

その日の午後に保護者会も併せて終了。

いよいよ夏休みに突入です。

 

例年と同様に夏休みと言っても完全な休みではありません。

これから、夏期講習が始まります。

私の担当講座は高校3年生と高校1年生の英語講座。

せっかくの夏休みにもかかわらず

希望して参加する生徒の要望に応えられるように老体に鞭打って頑張りたいと思います。

今回の夏休み講座には保護者対象でエアロビクスも新たに設置されました。

学校が生徒だけでなく、その保護者向けにも教養講座を設置することはとてもよい企画だと思います。

私だったら「社会学入門」「コミュニケーション論」かな。

残念ながら、私には保護者が楽しく学び得るものが多い講座を担当する自信はありません。

 

 さて、今年度の私は勤務校の夏の研修旅行の引率を必ずしなければならない学年にあたっています。

行先は国内外6か所からの希望選択制の旅。

国内の場合は北海道か沖縄。

アメリカは姉妹校のあるカルフォルニアか、今年新たに加わったポートランド。

オーストラリアは姉妹校のあるメルボルンと今年新たに加わったタンガルーマへの分散旅行です。

Juwat先生のブログを読んだ後には、ポートランドの自然の素晴らしさを知りました。

事前に希望すればよかったと反省した私でした。

実際に、「どこでも良いです」と上司に返答していたためにオーストラリアのタンガルーマへの引率担当を拝命されました。

今回初めて知ったタンガルーマとは、ブリスベンそばにあるタンガルーマ島。

そこは自然風靡なリゾートアイランドだそうです。

リゾートはあまり好きではない私ですが、生徒にとっては想い出深き安全な旅にするための引率業務をしてこようと思います。

 

その他の夏休み中の仕事として

・高校入試問題の作成をしなければなりません。

・2学期以降の授業準備をしなければなりません。

・夏休み明けの宿題確認テストを作らなければなりません。

・「コラム」を書き終えなければなりません。

 実は、この「コラム」執筆が一番の大仕事であり楽しみなのです。

これがあるから、日々の辛い仕事もなんとか乗り越えられているのかもしれません。

仕事以外でパートナーと数日間海外旅行もする予定です。

どうも、この夏も平常のように慌ただしい夏休みになりそうです。

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『大学入試共通テスト』のごたごた

2019-07-16 09:27:21 | Weblog

センター入試から2020共通テストへの何点かの変更点の目玉の一つが「数学」と「国語」への記述問題の導入です。

選択問題ではなく、書かせることが重要であるという考えに基づくものです。

 

共通テストまであと約15か月。

共通テストに関するニュースがこの7月に次々に発表されています。

<数学>の記述に関しては

「大学入試センター(東京)が数学で検討していた文章記述の問題導入を初年度は見送る方針を決めた」そうです。

<国語>の記述に関しては

国語は20~30字程度、40~50字程度、80~120字程度を記述する形式。

それは記述問題には受験生は模試で慣れた問題形式であり、採点のしやすさを考慮したやり方です。

しかしながら、私は思うのです。

1000文字程度を書かせるような小論文形式にした方が良いのではないかと。

受験生総数は約60万人。

大学共通テストの採点者について、大学生アルバイトを利用するという事実が運営側より明かされました。

それに対して、文部科学省が「学生バイトを認める方針を固めた」との報道もありました。

大学単体で独自に行う一般入試で、自大学の大学院生を活用する位であれば許されるとおもいますが、国レベルで一斉に行うテストの採点者に学生を使うことに採点ミスや秘密保持の点で問題が残るのではないでしょうか。

 

その他の目玉の一つが、<英語>の試験の代替として外部試験活用です。

それは英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るための民間試験の活用。

高校3年の4~12月に2回まで受けた結果が、大学入試センターに提供されるのです。

 

以下は英語の外部試験導入に関して7月にリリースされたニュースです。

 TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は7月2日、2020年度から「大学入試センター試験」に替わり実施される「大学入学共通テスト」への参加申し込みを取り下げると発表

→受験でTOEICの得点を利用しようと頑張って勉強してきた生徒が気の毒です。

 

2020年度から始まる大学入学共通テスト向けに日本英語検定協会が始める新型英検で、最初の申込時に3千円の「予約金」を取られることに、高校から反発が出ている。

→予約金を集めて会場の手配等にそのお金を使うようです。

 それにしても、半年以上先に受験する(現在高校2年生が、高校3年生になってから受験)のに3千円の予約金とはいかがなものでしょうか。

殆どの生徒にとって英検合格級やその得点を利用するかどうかは不明です。

不明であれば、とりあえず不利にならないように「予約申し込み」をしなさいが高校側の指導となるのは当然です。

さらなる問題として既に準1級を持っていても成績提供システムには出せません。

新たに受験しなくてはならないという問題もあるのです。

 

いずれにしても、今回のテストの変更の混乱に巻き込まれている被害者は受験生です。

このように大学入試改革での問題により潤うのは、予備校や英検、ベネッセなどの受験産業には違いありません。

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「いいね」に注意!

2019-07-09 07:07:07 | Weblog

すこしオーバーな表現で書かないと見ている人には届きません。

よって、口喧嘩の延長で「M君うざい」と書くことはSNS上ではありえるかもしれません。

その書き込みについての「いいね」の反応も十分ありえる話です。

「うざい」のたった3文字。

その程度なら問題にしなくても良いのではないかという意見もあります。

それに反して、「うざい」は誹謗中傷への第一歩であり、それを問題発言と捉えるべきであるという意見もあるのです。

 

そこで、先日、「いいね」をした数名の生徒からの聞き取り調査をしました。

聞き取る側の私の立ち位置は決して中立ではありません。

どちらかと言えば、「いいね」で心が傷つく生徒もいるのだという立場。

よって、「いいね」を軽々してはいけないとの思いを持っての聞き取り確認でした。

実際に聞き取り確認をされた生徒たちの皆が、いつ「いいね」をしたかを覚えていないとのこと。

彼らからすると「いいね」は単なる確認作業。

それ自体には意味がない。

その内容の如何によらずに、ほとんどすべての書き込みに「いいね」をしているそうです。

 

学校側として生徒たちに私が言ったことは、「いいね」は同意表現であるということ。

殆どの大人は、「うざい」とのマイナス表現に対しての「いいね」は問題反応である捉える可能性があるのではないかということ。

的確な例ではないかもしれませんが、「いいね」は企業社会においては承認「印」にあたるのではないかとの主張をしました。

しかしながら、世代の違いなのか?

それとも、「いいね」の捉え方の根本的な違いなのか?

しっかりと分かってもらえなかったような気がします。

もっとも、全校生徒の問題発言を監視して、危険な書き込み全てを指導するなど不可能です。

それらの言葉狩りが始まったら、それはそれで大問題。

授業を行う時間以外は、取り調べや調査の時間になってしまいそうです。

数年前から学校にiPadが導入されてきました。

私も毎回の授業では「ロイロノート」を使用して授業をすることで楽をしています。

授業中でのiPadなどの教育機材はすごく便利な教具です。

しかし、ひとたび休み時間の個別の使用になるとユーチューブ動画を見たり、ゲームをしたりと従来学校が認めていなかった学校に持ってきてはいけない玩具に変わってしまいます。

今週は「いいね」に悩まされる私でした。

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♪清水市立商業高校の校歌と応援歌♪

2019-07-02 07:07:07 | Weblog

記憶の不思議さを実感しています。

特に、それは歌についてです。

高校時代など、40年も前の遠い昔です。

当然のことですが、当時、教科書の何ページに何が書いてあったのかなど思い出すこともできません。

そもそも教科書で何を勉強したかも、全く覚えていない私です。

当時、体育館に高校1年生全員が集められて先輩たちの指導で実施された運動部の全国大会出場応援練習。

夏の甲子園大会やサッカーのインターハイ県大会決勝時に歌った校歌や応援歌は、夏休み前のこの時期になるとふと思い出されるから不思議です。

リズムに乗った歌詞は覚えやすく、忘れづらいかもしれません。

まさに、音楽の不思議な力です。

 

<清水市立商業高等学校 校歌>

♪東海 山あり ましろき不二の嶺(ね)♪

 ♪朗に(ほがらに)清けし(さやけし)四時(しいじ)雪あり♪

 ♪仰げよ この空 日本のこの山♪

 ♪母校よ 我等は真に恵まる♪

 ♪母校よ 我等は真に恵まる♪

 ♪男子よ 立つべし しかく清けく♪

 

<清水市立商業高等学校 応援歌>

♪富士の高嶺にああ、ドッコイセ♪

♪富士の高嶺を仰いでみれば、とこやれさのさ。♪

♪たくすこの覇気、ああああ~たくすこの覇気意気の良さ!♪

♪さて、そうずらな。さてそうずらな。♪

♪それさてさてさて、やっきりさっとな。♪

 

♪時は今ぞ!我が栄光を打ち立てんかな。桜陵児♪

♪時は来たり、我ら来たり、時は今ぞ。打ち勝たん。♪

♪フルェ、フルェ、フルェ、フルェ。♪

♪フルェ、フルェ、フルェ、フルェ。♪

♪フルェ、フルェ、フルェ、フルェ。♪

♪フルェ、フルェ、フルェ、♪

 

♪桜が丘に吹きすさぶ、嵐に散るや花吹雪。♪

♪過ぎては時の初夏の♪

♪クローバーの花、咲添えて♪

♪睦月の空に悟りえり、自由の空の気は高し♪

 

♪フルエ!フルエ!いざやいざフルエ‼♪

♪聞けや我等の雄雄しき叫びを桜稜健児のその自由の時を♪

♪睦月の空にこだまする、港の波高らかに聞こうなり♪

♪フルエ!フルエ!いざやいざフルエ‼♪

 

今朝の出勤時に、ふと思い出して口ずさんでしまったので書き留めた次第です。

なお、昨今の統廃合により清水市立商業高校は現存していませんので、これらの校歌や応援歌も継続はされていないはずです。

ちょっともったいない気もした私です。

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