芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

加藤陽子『それでも、日本人は「戦争を選んだ』新潮文庫

2020-11-24 07:07:07 | Weblog

加藤陽子さんの『それでも、日本人は「戦争を選んだ』(新潮文庫)を読みました。

日本学術会議にて6名が任命拒否された問題が解決されないままです。

政府は「総合的、俯瞰(ふかん)的な活動を確保する観点から判断した」が当初の回答。

その回答が受け入れられないと、政府は日本学術会議自体の問題点を指摘。

→それは論点のすり換えだと思われます。

学術会議メンバーが一部の大学に偏りすぎることなども政府は指摘しました。

→東大、京大、阪大など大学に所属する教員が多いのは当然のことです。

若手研究者は地方の大学で研究行いながら業績を積んで、中央の大学へ栄転してくることが多いのですから・・。

この問題は初動対応の誤りだと思われます。

これだけ、事が大きくなる前に6名を追加任命しておけば問題は解決したはずです。

S長官からあがってきたリストを再考し、追加任命するだけで良かったはず。

私は菅総理が、6名中の1名、加藤陽子さんのことは存じていたとの発言が記憶に残りました。

そこで、購入したのがこの『それでも、日本人は「戦争を」選んだ』です。

この本は神奈川の栄光学園の生徒に対して行われた五回の特別講義の内容。

日本史については何十年も前に受験教科として勉強した私。

当時は、山川出版の教科書と資料集をひたすら暗記。

日本史を学ぶ喜びや面白さはわからないままでした。

日露戦争、日清戦争においても日本とその相手国との問題だけではなく、ロシア、アメリカ、英国、ドイツなどとの様々な権利関係が入り混じっていたことを初めて知りました。

「戦争は国家と国家の関係において、主権や社会契約に対する攻撃、つまり敵対する国家の、憲法に対する攻撃、というかたちをとる」とするルソーの言葉が何回か紹介されています。

日本学術会議の問題が起こらなければ、たぶん読んでいなかった本。

是非一読してみてください。

結局、この本を読む限りにおいては、任命拒否される理由などはまったくわかりませんでした。

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『学校の新型コロナ対策』について

2020-11-17 07:07:07 | Weblog

数日前に、不慮の事故で身近にいる生徒が亡くなりました。

彼のクラスの授業担当者であり、副担人でもある私としては複雑な気持ちです。

先日クラスメートに彼の訃報を告げる重い仕事を担任と私で行いました。

病気、事故など、それぞれの事情による別れを経験していますが心の準備がない突然の訃報。

ただただ、生徒たちとともに黙想をするしかできませんでした。

ご冥福をお祈りしたいと思います。

―――――――――――――――――

さて、2月の下旬には突然、全国規模の学校休校が発表されました。

せっかく作成した学年末考査も日の目を浴びないまま廃棄されました。

4月、5月は慣れないオンライン学習教材の作成に没頭。

学校行事は100%中止。

具体的には体育祭、宿泊を伴う旅行、海外での語学研修が中止されました。

ところが、11月に入ると文科省は修学旅行等の実施を学校に奨励し始めました。

それとは逆に文部科学省はオンライン教育しかしていない大学名を公表すると大学にプレッシャーをかけてもいます。

3月には新型コロナウイルスに感染した京都産業大学の学生が京都市内の飲食店でゼミの卒業祝賀会やサークルの懇親会に出席したことがメディアで大々的に報道されていました。

他の大学にとっても、京産大のようにバッシングされたくないとの思いが強いのは当然です。

安易に、対面授業に戻すことができないのも納得できるのです。

私の知人の娘さんが通う都内A大学では3週間に一回の通学義務。

たぶん、学生数を分割して自宅でのオンライン学習日と通学による対面の日に分けて出席を義務づけていると思われます。

たぶん一番の目的は、文科省に目をつけられないようにすることだとは思いますが。

教育効果の最大化ではなく小手先の対策なのがバレバレです。

 

最近の報道で新型コロナウイルスの感染者が急増しています。

1日に1000人台にもなるのではないかとの予測もあるようです。

高校は通学、大学はオンライン。

高校はおおかた通学しての対面授業をしているではないか?

との声が聞こえてきますが、総合的に、そして俯瞰して判断された大学の対応の方が正解なのかもしれません。

12月には再度、休校になりそうな気配も感じられます。

だから私は、年末の冬期講習はオンラインでの実施するのです。

夜間や休日の何十時間もつかっての教材準備をしているのです。

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『総合型選抜入試結果』

2020-11-10 07:07:07 | Weblog

今年はコロナの影響で、推薦入試においての面接試験のやり方に変化がありました。

・独○大のように面接試験を実施せずに書類のみで合否を決める大学

・高校内でのパソコンかiPadを利用してのズーム面談を行う大学

(高校内での機材IT機器使用が不可能な場合には対面での面接試験実施)

・従来通りのように対面での面談を行う大学

 

6月頃に高校に発表(発送)された入試要項内の情報が、秋になってから追加又は改訂されています。

本当に今年はコロナの影響で入試においても先が見えなくなっています。

11月になってから旧AO入試、(総合選抜型入試)の結果が出てきました。

日○薬科大、明○大、専○大、○際基督教大、帝○大、産○能率大・・。

なんとなく私を頼って文書の修正依頼をしてきた生徒が8名ほどいます。

8月から今まで面接指導だけの場合から、ほぼ志願理由書の代筆作成まで多くの時間を彼らへの指導に注ぎ込んできました。

教員としては、じっくり彼らとのやり取りをしながら自らの力で大学へ提出する文書を作成させたかったのですが・・。

それには余りにも多くの時間がかかります。

結果としてそのやり方では私にストレスが溜まるだけ。

全員分ではありませんが、まずは一回彼らに文書を書かせて、それを元に面談をして情報収集してからの私の代行作業を開始しました。

ゴーストライターのように彼らに代わって志願理由書や4年間の研究計画等の作成。

それらの作業に対して私への恩義を感じているのかどうかは不明ですが、

先日彼らは、律儀にも合否の結果を私に伝えてきました。

さすがにその時ばかりは教師をやっていてよかったと思える瞬間でもあります。

おかげさまで、私の関わった生徒は今のところ全員が推薦入試に合格できています。

仮に副業が許可されるのなら、大学推薦入試関連のコンサルタントとしてある程度の成果を納められるかもしれない自己を過大評価している自分。

 

さて、続いて、学校選抜型入試(公募制推薦入試、指定校推薦入試)へ挑戦する生徒への指導が続きます。

さっそく本日は授業終了後に、1時間ほどの面接指導を行う予定です。

すでに、その生徒には出願関連書類作成指導から三回目の助言指導となります。

ベネッセのハイスクールオンラインに蓄えられた過年度の受験報告書を元に面接指導をしていきます。

その受験報告書には、過去数年間に実際に行われた面接形式、面接で問われた質問内容、小論文の題目などが克明に書かれています。

それに則っての指導なのですが、利口な生徒はメモを取るのですがそれさえもしない生徒も。

本当に手がかかります。

細かなところにも手が届く指導を学校の売りにするのか?

過保護となっている指導は学校の売りとなるのか?

それについては私自身も迷うところです。

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『夢見ケ崎動物公園』

2020-11-03 07:07:07 | Weblog

 

まるでマスクが下着のような感じです。

外出時に着用していないと落ち着かないのです。

でも、ほぼ12時間マスクを付けっぱなしの生活は1日の疲れを倍増させているようです。

家に帰って、風呂に入ってソファーにちょっとだけ横になろうものなら自然に眠ってしまう私です。

私のような年齢の者だけが、この疲れを感じるのだと思っていました。

でも、それはどうやら違うようです。

 

高校3年生の2、3人が突然の精神の疲れを訴えて欠席しています。

クラス内の友人?に誘われて共に帰宅することが実は嫌だった。

我慢して相手に合わせていたが、帯状疱疹が発症しました。

かかりつけの医師からは学校を休むように指示があったそうです。

ストレスを溜め込んでまで、仲の良いフリをしなくても良いと思うのですがボッチになることでイジラレることを心配しているようです。

 

もう一人の場合は、夕方5時ごろに私を呼び出す突然の緊急呼び出し放送。

職員室に戻ると、カウンセラーが至急カウンセリングルームに来て欲しいとSOSを発信していました。

カウンセリングルームに入室すると一人の生徒が泣きじゃくっていました。

理由は仲良くしていた仲間から抜けたい。

それを考えていて眠れない日が続いているとのSOS発信でした。

一人でいることを試みたが、グループから酷い陰口を言われているとのこと。

いき過ぎている言動があれば、教員が対応することを約束。

一人でいることを継続することも促しました。

でも、相当に心が疲れていたようです。

翌日から、体調不良での欠席が継続しているようです。

自分がしっかりして、「アイデンティティ」を語るくらいになるとこの手の問題からは卒業できると思うのですが、思春期の生徒にとってはグループから抜けることは大変なようです。

終日のマスク着用での精神的なモヤモヤも加わり、ストレスが増しているのではないかとも思っています。

 

今日は日曜日。

このところ休日は疲れ果てて、何もしない、そしてどこにも行かないでのんびり昼寝でもして1日を過ごすことが日常化していました。

今日は気分転換に、ビートに乗って川崎市にある「夢見ケ崎動物公園」に初めて行ってきました。

自宅から約10キロ、武蔵小杉、日吉からそれほど遠く無い場所にありました。

ここは動物がいる公園。

猿、鹿、ペンギン、シマウマなどの動物たち。

無料ですし、犬をつれての入場も可能でした。

久しぶりに日常では無い体験でした。

気分転換ができた1日となりました。

 

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