芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

中村健一『ブラック保護者・職員室対応術』(明治図書)を読んで

2016-04-26 07:07:07 | Weblog

 マニュアル本は内容が薄いので購入しないのですが、

「ブラック」という言葉につられてついつい購入してしまいました。

内容は往復の電車の中で読み終えることができる程度のモノです。

 

下に記したのは本文中に書いてあった見出しです。

・「教師はアリ、保護者はゾウ」と、あきらめよ

・影響力のある保護者は「ひいき」せよ

・苦情はチャンスだと喜べ

・最初を面倒くさがると、後が「ものすごく」面倒くさい

・苦情をもらった時点で、教師の「負け」

・連絡帳に「証拠」を残すな

 

 ブラックな保護者に対しての教師のブラックな対応。

過激な見出しではありますが、「クレーム」対応の基本です。

いく分、「ひいき」という表現には引っ掛かりますが、

一言でいえば、問題が発生した場合には初期対応が必要です。

問題が発生しないように事前対策も必要であるということは当然の内容です。

 

・担任は「おいしい役」だけもらっとけ

管理職に悪者になってもらい、担任は「おいしい役」に徹しなさいということですが、

管理職が悪者になりたがらない場合はそもそも成り立たない話です。

管理職を希望しない、または降格希望者が増加しているそうですから。

 

・保護者はテストの点しかしらない

 高校での三者面談は成績や進路の話が中心になるので、成績の悪い生徒の親は気分を悪くすることも多いはずです。まず、枕の言葉としてこのような学校生活における行動を褒めることは高校でも必須かもしれません。

 

・参観日は「ハレの日」、保護者サービスに徹せよ

実はこれを書いている日は勤務校の保護者会。

保護者会もハレの日。ハレの日を迎えるにあたって担任の先生方はプレゼンテーションの準備による遅くまで職員室に残って準備をされていました。

 4月の保護者会は自分の子どもの担任がどんな人物かを確認し(値踏み)にくるということとクラスの保護者の役員決めが主目的です。

「校長だせ」、「教頭だせ」という興奮ぎみの声があがったら、それらの人の前段階に私が対応することになっています。

 どうぞ、問題もなく、うまくいきますように!

 

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“CALL”(コール)から”ICT”(アイシーティー)

2016-04-19 07:07:07 | Weblog

CALL(コール)とは”Computer Assisted Language Learning”のことです。

簡単に言えば、英語学習にコンピュータを利用すること。

ちなみに私の修士論文のテーマはCALL(コール)でした。

 

現在でもコールは語学教育分野ではコールも使用されていますが

現在では教育全般にコンピュータを利用することが主流となったので

ICT(アイシーティー)Internet Communication Technologyが主に使用されるようになりました。

 

私の勤務校でも学内にWiFi環境が整備されました。

約1000名からなる全生徒が一斉にインターネットにアクセスしても快適に動作する環境が整備されているのです。

 

入学時に全生徒にiPadを購入させていますから、それを有効に活用した授業展開が担当者に期待されています。

生徒は紙ベースの検定済み教科書は絶対に購入しなければなりません。

私が担当する英語の授業ではiPad用にデジタル教科書の電子版テキストも購入させています。

デジタル版の利点は音声の充実があげられます。

音声の選択パターンは通常/フレーズ/fasterです。

昔のように教科書準拠版のカセットテープや音声CDを書店で購入して使用していた時代との違いには驚かされるばかりです。

通学途中のバスや電車の車内でカバンの中からiPadを取り出して、

デジタル教科書を本箱から取り出して予習、複習、さら音声確認もできるとは、なんと学習者にとって手厚い介護なのでしょう

 

勤務校では「ロイロノート」というアプリを導入して授業に活用しています。

かつてのコールの授業ではLL室を設置するのに何千万円もの設置工事が必要でした。

ロイロノートのようなアプリを利用することによって特別な教室は必要なくなりました。

クラウドコンピューティングを使用しているので、「いつでも、どこでも」学べるのです。

授業する私としてありがたいのは、

私の作成した画面を一斉転送できることや、

訳文を全員に一瞬で転送できること。

さらに、今までは職場で準備していた授業用教材を自宅で作成して「ロイロノート」にアップしておけば教室で利用できることです。

もちろん生徒の提出物も、その一部は「ロイロノート」で提出してもらっています。

この便利なアプリに関しても不都合な点や問題点もあるのですが、

職場の関係者が誤解する可能性もあるので、それは割愛しておきます。

 

ソフトをうまく使いこなすか?

それとも有料で購入したソフトを使わざる得なくなるのか?

それは大きな問題です。

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「被災地車窓見学」に反対です。

2016-04-12 07:07:07 | Weblog

勤務先の学内事情により急遽、東日本大震災被災地へ赴く学年集団のリーダーを仰せつかりました。

具体的には5月初旬に約350名の生徒を引率して被災地である石巻、南三陸に行ってきます。

トータルすると被災地への生徒を引率しての旅は今回で3回目。

 

旅行実施の約1ヶ月前に人事が発表され、ほぼ決まっている東北旅行行程を見て久しぶりに驚きました。

その理由は被災地での時間の過ごし方です。

大手旅行代理店Jから提示された案では「被災地車窓見学」がメインとなっていたからです。

というか、車窓見学プラスホテルの女将の講演だけでした。

すぐにJ社のMさんに来校いただき「車窓見学」の内容を聞きました。

それは一般的に旅行社が計画するような修学旅行型旅行プランです。

被災地の傷跡が残るような、そして「悲惨さ」「恐ろしさ」を見てわかる場所を5箇所程設定し、その場所でバスを下車して説明を受けるというパターン。

 

例えば、沖縄修学旅行では平和学習を目的にガマ、平和記念公園、ひめゆりの塔などを見学して回るようなプランが一般的なものです。

沖縄は平和を取り戻したので、戦争の悲惨さを忘れないために車窓見学や戦争関連する施設を訪問することは意味があります。

しかしながら、東北の被災地は復興半ばです。

沖縄とは全く異なった状況にあります。

よって沖縄のような被災地訪問等を主目的とする研修旅行を東北の被災地に置き換えて実施することは時期尚早というのが私の考えです。

なぜだか久しぶりに「カチン」ときた私。

J社のMさんに言いました。

「被災地車窓見学」という言葉から連想されるものはサファリパーク内を走るバスの光景。

つまり、バスの車内は安全。

バスの外は危険だということ。

バス内から覗き込む生徒、そして覗き込まれる地域住民。

それは被災地の方々に失礼ではないかということを強くお話しました。

復興途中に大切なことは交流することが一番である点も伝えました。

そして、できれば、プロのように当時を語る被災地ガイドではなく、

被災され、現在も避難所で暮らすご老人たちとの交流の方が高校生にとっても地域の方々にとっても、双方にとって有意義なはずであることを熱く語りました。

私などよりも頭脳明晰な彼からは、

まずは「仮設住宅の自治会長さんに依頼するので研修旅行の趣旨と私が望んでいることを文書で書いて欲しい」との要望がありました。

 

結果としてどのような被災地研修旅行になるかわかりませんが、

身のある交流をしたい、させたいと思います。

準備が大変ですが、他校にできないような旅行を実施したいと思います。

今回も特別にお願いした東北大学のS先生(元石巻西高校校長)にホテルにてご講演いただけることが決まりました。

S先生の魂に響くようなご講演が今から楽しみです。

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『新宿末広亭』

2016-04-05 07:07:07 | Weblog

春休みも時間割作成で毎日出勤。

この時期は、私にとって心も体も最も疲れている時期です。

ということで、非日常体験をどうしてもしたくなりました。

「腹から笑いたい」という気持ちが湧いてきて

帰宅途中に新宿に向かいました。

向かった先は「新宿末広亭」。

初めての訪問。

なかに入ると昭和に戻ったような雰囲気でした。

当日、中の椅子席は満席。(約100席)

左右の桟敷に少々、空きがある程度でした。

観客は高齢者の姿が目立ちましたが、

春休み中ということも子連れの親子や若い女性連れ、

そして営業マン風のスーツ姿の男性もちらほら見受けられました。

私は左側の桟敷後方に座り落語を鑑賞しました。

久しぶりに聞いた落語ですが、

噺家さんの間の取り方に改めて感服。

特にとりを務めた滝川鯉昇さんの間の取り方は名人級でした。

何も話さなくてもためて笑いとする凄さは見事でした。

 

漫才師「ナイツ」はテレビで見るよりも会場の客をうまく取り込んで笑いをおこしていました。

彼らの時事ネタは覚せい剤の清原やゲスの極み乙女の川谷のイニシャル‘K’で結びつけてからの笑い。

 

落語では特に「マクラ」(落語の導入部分の話)に笑えました。

東京経済大学で客員教授をされていた春風亭柳橋さんも出演されていましたが、

柳橋さんのように、落語家さんが大学で非常勤講師をされている方が何名かいらっしゃるようです。

学生とのやり取りをマクラにされていた中で最も印象に残った話をご紹介していきたいと思います。

 

父親:お前男ができたのか?

娘:何言っているのお父さん。産まれてみなければ、男か女か判らないわよ。

 

さらに若手の二つ目ですが、場の雰囲気を笑い一色に変えたのは「滝川鯉八」さんでした。

こんな私にもキャビンアテンダントの友人がいるんですというと私の世間の評価が上がるんですというつかみは社会学ぽい。

近い将来、もっと売れて大物になること間違いありません。

https://www.youtube.com/watch?v=agdxfBQcmaA

 

本当に久しぶりに腹から笑いました。

新宿末広亭は昼の部と夜の部の入替えがありません。

よって代金3000円を支払えば昼12時から夜の21時まで鑑賞可能です。

座りすぎてお尻が痛くなりますがお得感満載ですね。

では、お後がよろしいようで・・。

 

 

 

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