4月初旬、卒業生から職場に電話がありました。
それは、今春大学を卒業して就職したばかりの女子生徒。
4年前の私のクラス生徒でした。
JUWATゼミの佐々木君のように私の学年でも、私のクラスでも、そして私が授業を担当したわけでもない生徒と違って直接の教え子です。
高2、高3と担任であった私は、当然の事として彼女のことを覚えていました。
彼女が就職した会社名はここでは書きませんが
仮称Kという大手建設会社に就職したとのことでした。
ヒント:「大きな栗の○○で」。
話の内容は新人研修の一環で、
高校生の時の担任の先生に就職したことと業務内容を報告することがその課題。
それなので、ぜひ学校を訪問したいという話でした。
彼女は卒業以来、学校に一度も顔を出すこともなかった生徒ですが・・。
仕事ならばしょうがないと思い、「学校に17時に来るよう」に伝えました。
学校に現れたのは、彼女とその女性上司でした。
なんで?Dだけではないの?という疑問がわきました。
課長という肩書きの30代半ばの女性でした。
名刺には宅地建物取引主任者、2級FP技能士、AFP、不動産コンサルティングマスターなど多くの資格が添えられていました。
個人的には、このような多くの肩書きを見ただけで信用おけないと思ってしまうのですが・・。
卒業生Dの会社説明はほんの5分程度でした。
彼女たちの目的は、不動産投資の勧誘でした。
都心にマンションを購入して、家賃収入で節税にもなると甘い言葉を様々な角度から上司が説明してきました。
私は彼女たちのターゲットにもっとも適合しない人間です。
「近隣のS高校では、3軒のアパートを購入して資産を運用されている先生がいらっしゃるのですよ・。
(私)そうですか。他人は人です。
興味がないことをずっと繰り返しました。
「年金の足しにもなるんですよ。」
(私)仕事の状態もどうなるかわからないので年金まで考えられない。
(私)また、年金が少ないのなら、それに応じた生活をするだけ
1時間半ほど、その繰り返しでした。
話の終盤で、仕事着で学校にくる卒業生ではなく、
普段着で友人と遊びに来て、その延長線上に仕事の話があるのが常識ではないかとほのめかしました。
数日後には、また電話がかかってきました。
事務所にお願いして、理由をつけて出ないようにしていました。
すると、
数日後に「近くまで来たので寄りましたというD子」、
卒業生が来ているとの内線電話がありました。
もちろん、「会議中」ですから対応できませんと対応。
私が帰宅後も、外線電話があったそうです。
卒業生をだしに使って対面。
あわよくば契約を狙うとうやり方のようです。
ほんとに「しつこい」の一言です。
最近判明したのですが、卒業生が電話する横で課長が電話内容を聞いているそうです。
電話がかかってくるたびに、
○○という会社の評価が下がっていることが分からないようです。
私にとっての、○○ブランドイメージは地に落ちています。
木造住宅販売以外に介護ビジネスもやっているようですが、
絶対にあの会社にはお世話にならないと決めた私です。