芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『外国人おもてなし語学ボランティア』

2017-12-26 07:07:07 | Weblog

先日、東京私学財団と東京都の共催の「外国人おもてなし語学ボランティア」講座に参加しました。

講座修了者は登録されて認定バッジと認定カードがいただけるのが魅力です。

会場には英語が堪能な人からそうでない人までが集っていました。

また、私のような高校の教員だけでなく、

バカロレアを推進している幼稚園の事務方、

専門学校のキャリア担当教員など多様なメンバーが集いました。

 

さて、「外国人おもてなし語学ボランティア」とは街中で困っている外国人を見かけた際などに簡単な外国語で積極的に声をかけ、

道案内等の手助けをするボランティアだそうです。

当日は、神田外語大学グループより派遣された講師が約3時間半に渡って講座を担当されました。

 

具体的な講座内容としては、

まず(1)道案内。

新宿駅にいることを仮定して、

東京スカイツリーまでの道順を示してあげるという課題がグループワークとして出されました。

訪日外国人に対し、道案内をしてあげるような優しさや思いやりは重要です。

しかしながら、参加者の口々から出ていたのは「スマホ」が現地まで案内してくれるのではないかという疑問や意見でした。

確かにその方が確実に現地まで案内してくれそうです。

想定される模範的な返答は、多分何線に乗るのか?

と聞かれた場合には

地図上の色分けされた電車を指し示し、

下車する駅の番号を指し示すのが理想なのかもしれませんが、

やはりスマホが教えた方がより良さそうです。

 

(2)次は「忍者はどこにいますか」?という質問。

これも、検索すれば日本に現在忍者はいないと出てきそうです。

模範解答は、日光の江戸村に忍者がいますとなっていましたが、

赤坂や新宿にも忍者居酒屋があるという話題で盛り上がりました。

 

(3)「神社でのお参りの方法を教えてください」もありました。

これもスマホで調べれば分かりそうです。

そもそも英語で「二拝二拍手一拝」の説明することもペアワークで行いましたが、

必要か否かは意見が分かれそうです。

 

その他としては、パスポートを紛失して困っている外国人に対しての対応や気分が悪いような外国人への声掛けや対応は役立つかもしれないと思いました。

 

何れにしても、

外国人であろうがなかろうが、

困っている人には声をかけて手助けをしてあげることは当たり前のことです。

それを再度確認した講習となりました。

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大人の社会科見学 (旧東京日日新聞見学)

2017-12-19 07:07:07 | Weblog

先日、竹橋にあるM新聞社を見学しました。 
学会の研究会がそこで実施されたゆえの訪問でした。 
竹橋駅徒歩0分の好立地。 
駅と新聞社は直結。 
2020年のオリンピックに備えて駅舎を綺麗にしている真最中。 

本社屋1階受付があるフロアーは直線で100メートルもあるそうです。 

ビルは建築後、約50年が経過していますがお濠のそばの地盤の弱い土地を考慮して建築されたために頑強な建物となっているそうです。 
当日の研究会の講師であるM新聞のNセンター長の案内で仕事中の管内も見学。 
社内見学させていただいたのは夜9時30分。 
第一版(東北地方)の原稿締め切り時間ということもあり、夜間にも関わらずに現場は殺気立っていました。 
フロアーを走る若手社員。 
パソコンに向かい写真データを担当する部署。 
同じくパソコンで紙面の編集作業をする部署。 
文化面を担当する部署は廃業した古書店のように本が乱雑に積み上げられ、所々で崩れてもいました。 
デスクのキャップと思われる女性が打ち出された紙面記事を見ながら、若手社員にダメ出しをしていました。 
見学者も怒られそうな、そんな緊迫した雰囲気。 
息をひそめるように目立たぬように、静かに見学をさせていただきました。

 

当日の雑談の中に面白い話がありました。

・事故軽減を目的とした自動ブレーク等の普及もあり、

 自動車事故数が減っているそうです。

 従来の故障修理は減少しているのですが、

 コンピューター関係の故障が増えて整備工では対応できないことが発生しているそうです。

 ガソリンから電気への転換の中で、不明確なことも多く設備投資に踏み切れないそうです。

・  大学生の就職内定率が向上しています。

しかし、それはアベノミクスがうまくいっているわけではありません。

15歳から64才までの生産年齢人口は

1955年約5000万人。

1985年約8000万人。

2015年約7728万人。

2015年約7084万人。

単純に定年退職者数が多くっているので就職することが楽になってきているにすぎないのです。

 

大学進学率が伸びないという条件で

今後十数年で国内で10万人分の大学入学定員が必要なくなることは確実です。

その数は、日大6校分、早稲田11校分にあたります。

市場から消える大学も出てくるでしょう。

また、大学間の合併も増加することも見込まれます。

データで見てみると、入学定員がひとつのキーワードになるそうです。

入学定員800名以下の大学が、生き残りの分岐点と言われています。

今後どのような対策を大学が取っていくのか。

大学広報によって、他大学との差別化を図るというのが私の立ち位置です。

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『近大革命』を読んで

2017-12-12 07:07:07 | Weblog

近畿大学に自民党代議士世耕大臣の弟さんの石弘さんが入試広報課長に就任。 
そこから多くの改革がなされています。 
全国で初めてのネット出願導入。

ネット出願を利用した受験生に対して検定料を3000円割り引く策。

割引もあり全国で最も受験生を集める大学になっています。 

なんと、その志願者は14万人を超えているのです。

近大の成功を確認して、今では国立大学を含めて殆どの大学がネット出願を採用しています。


同時期に近大は大学名の英語表記をKinki University(キンキユニバーシティ)からKindai University(キンダイユニバーシティ)に変更しています。 
その理由はKinkiがスラングで「変態」を意味しているからです。 
それゆえに近大の教授が海外で研究発表する際に恥ずかしい思いをしたことも変更する後押しとなったそうです。 

近大では 
現状に甘んじることなく、活発なイメージを演出し続けています。 
第二、第三希望でない不本意入学学生への激励と案外この大学良いかもしれない感を出すために「入学式」と「卒業式」は他校とは異なった式典にするのが最近の近大スタイル。 
式典とは厳粛なるモノという概念をあえて変えることで社会に対しての変革のイメージを出そうという狙いがあるようにも思われます。

この数年間は卒業生の「つんく」にその全ての企画を委ねているそうです。 
近大ガールズなる在学生から構成される学生アイドルが踊り、式典をもりあげること。

それは他大学がそこまで踏み込むことができないこともあり、

毎年その式典は多くのメディアに取り上げられ、話題となっています。

また、近大のオープンキャンパスの熱気がすごく、

迎え入れる大学生たちはまるでディズニーランドなどのアミューズメントパークのスタッフのような振る舞いだそうです。

それは、デープアクティング。

近大のオープンキャンパスに参加した高校生の受験率も他校より高いということも耳にしたことがあります。

大学、高校のポスターやパンフレットは校名を隠すとどこの学校かが見分けがつかないということを私も常々感じています。

そんな、中、やっぱり近大のポスター(キャッチコピーを含む)は独自です。

 

・「近大発のパチもんでんねん。」ナマズ養殖

・「マグロ大学って言うヤツ、誰や?」

・「1年次から全員学外追放」

・「近大生、勉強中」

・「オレは今、世界から試されている。」(可愛い留学生の歯に青のり)

・「本当の友だちはまだ行ったこともない国に、いるかもしれない。

  (ベンチで一人さみしそうにしている学生の姿)

・「授業で発言しない学生は欠席です。本当に。

・ 「近大へは願書請求しないでください。」

 

近大のマネはできませんが、高校も含めて改革を行っている学校であることをアッピールして行く必要を感じます。

関東でも広報に強力な個性と実力を持つ広報人がいる学校は学校色の打ち出しに成功しているようです。

近隣他校の状況ばかりを気にする受身的な学校では他を圧倒するような変化は期待できないのかもしれません。

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『犬ニケーション』

2017-12-05 07:07:07 | Weblog

二子玉川の犬だけを販売しているショップでは、

ざっと見たところ殆どの子犬に50万円以上の値がつけられています。

値札には親の体重が明記されているので、

成犬となった時の体重予想がほぼ可能です。

我が家のトイプードルは量販店で購入した普通のペット犬。

購入時には3か月、3キロ程の体重が今では5キロになってしまいました。

値札には成犬時には3~5キロと書かれていましたので最大値となってしまいました。

胴長、短足で、色はこげ茶。

夜の散歩時には、ハクビシンと見間違えられそうです。

 

さて、都市部では高価な超小型犬を購入して、部屋飼いしている人も多いようです。

職場の同僚宅でも2匹のトイプードルを飼われています。

散歩には一度も連れ出したことがないそうです。

つまり、その犬はマンション内の部屋だけしか知らない犬なのです。

我が家では基本的に1日~2日に一回、愛犬を散歩に外に連れ出します。

理由は、犬の運動と排泄を目的とした散歩です。

そのように散歩をしているとあることに気づきます。

 

<人とのかかわりを嫌う飼い主>

人との関りを嫌う飼い主は人と会わないような時間帯に散歩をしています。

それは夜の8時、9時や早朝の時間帯。

つまり、人通りが少ない時間帯での散歩です。

夕方の5時~6時の時間帯は多くの人が犬の散歩をするゴールデンタイムです。

対面する犬同士は、じゃれあいたい気持ちで一杯であり、興奮ぎみ。

そのような飼い主は、他人と関わらないように突然に進路を変更したり、

無理やりリードを引っ張って通り過ぎていくのです。

 

<犬を媒体にかかわる人々>

都会では隣人が誰なのかもわかりません。

挨拶を交わす人々も限られたものです。

私もそんな人間の一人です。

そんな私でさえも、

愛犬が他の犬とじゃれあいたがる場合には

まったく見知らぬ飼い主さんに声をかけます。

何歳ですか?

オスですか、メスですか?

お名前は?

どんな強面の男性でも、それらの質問をすると相手の顔の表情が緩みます。

そして、愛犬の名前などの正確な情報提供を話してくれるのです。

もっとも、一度聞いただけでは覚えられません。

加えて、飼い主どうしは実名を交換しあうことはめったにありません。

○○ちゃんの飼い主をスーパーで見かけることはあるのですが・・。

犬がいるから生まれるコミュニケーション。

それは、まさに犬ニケーションとも名付けられそうです。

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