先日、東京私学財団と東京都の共催の「外国人おもてなし語学ボランティア」講座に参加しました。
講座修了者は登録されて認定バッジと認定カードがいただけるのが魅力です。
会場には英語が堪能な人からそうでない人までが集っていました。
また、私のような高校の教員だけでなく、
バカロレアを推進している幼稚園の事務方、
専門学校のキャリア担当教員など多様なメンバーが集いました。
さて、「外国人おもてなし語学ボランティア」とは街中で困っている外国人を見かけた際などに簡単な外国語で積極的に声をかけ、
道案内等の手助けをするボランティアだそうです。
当日は、神田外語大学グループより派遣された講師が約3時間半に渡って講座を担当されました。
具体的な講座内容としては、
まず(1)道案内。
新宿駅にいることを仮定して、
東京スカイツリーまでの道順を示してあげるという課題がグループワークとして出されました。
訪日外国人に対し、道案内をしてあげるような優しさや思いやりは重要です。
しかしながら、参加者の口々から出ていたのは「スマホ」が現地まで案内してくれるのではないかという疑問や意見でした。
確かにその方が確実に現地まで案内してくれそうです。
想定される模範的な返答は、多分何線に乗るのか?
と聞かれた場合には
地図上の色分けされた電車を指し示し、
下車する駅の番号を指し示すのが理想なのかもしれませんが、
やはりスマホが教えた方がより良さそうです。
(2)次は「忍者はどこにいますか」?という質問。
これも、検索すれば日本に現在忍者はいないと出てきそうです。
模範解答は、日光の江戸村に忍者がいますとなっていましたが、
赤坂や新宿にも忍者居酒屋があるという話題で盛り上がりました。
(3)「神社でのお参りの方法を教えてください」もありました。
これもスマホで調べれば分かりそうです。
そもそも英語で「二拝二拍手一拝」の説明することもペアワークで行いましたが、
必要か否かは意見が分かれそうです。
その他としては、パスポートを紛失して困っている外国人に対しての対応や気分が悪いような外国人への声掛けや対応は役立つかもしれないと思いました。
何れにしても、
外国人であろうがなかろうが、
困っている人には声をかけて手助けをしてあげることは当たり前のことです。
それを再度確認した講習となりました。