芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『ジェイソン』

2009-06-24 21:22:59 | Weblog
  毎年6月になるとジェイソンがアメリカから毎年やってくる。
ジェイソンの仕事は、旅行代理業だ。
前職は、モルジブでダイビングのインストラクターをやっていた。
彼はすごく優秀でUCバークレー出身でもある。
日本関連の旅行業務を約3か月こなし、
残りの9か月を遊んで暮らしている。
9ヶ月間、もちろんそのほとんどは、南の島でのダイビングだ。
そんな彼は仕事として姉妹校から約30名位のアメリカ人を連れ
全日空を利用して日本にやってくる。
ANAの日本での認知度やブランド力はアメリカでは通用しないので
カリフォルニアで購入する全日空のチケットは
日本で購入する金額とは比較できないほど格安だ。
そんな彼に今年の日本への入国がどれほど大変なものか尋ねてみた。
するとこんな答えが返ってきた。
アメリカでも日本のインフルエンザ対策は
 テレビニュースで放送されていたそうだ。
まるでハイウッドの映画のように、
宇宙服を身にまとった検査官が飛行機に乗り込み、
最新式の光線銃とも思えるような道具を使い、
一人一人の検温をしている姿が映し出されていたという。
それは、まるで飛行機に紛れ込んだエイリアンを
探し出しているかのようにも見えたそうだ。
彼らが光線銃で撃たれることは、
なかったが入国にはかなりの時間を要したそうである。
今回から信じられないほどの検査項目が用意された問診票を埋め込むためには、
平常の何倍もの時間がかかったことを彼はぼやいていた。
 アメリカを離れる時に用意してきた体温記録票は、
意味をなさなかったそうだ。
彼ら一団は、東京での一週間のホームステイを終えた後に京都に向かった。
もちろん、東京もかなり満喫したようで秋葉原、浅草、原宿、
そして三鷹のジブリ美術館と多彩だ。
さらに京都では、苔寺、金閣寺に行くという。
そして、しめとして広島の原爆ドームと安芸の宮島。
特に毎年楽しみにしているのが宮島だという。
そんな話を聞いていて、
私は苔寺にも宮島にも行ったことがないので
ジェイソンに「すごい」と言われても想像できない自分に気づいた。
高速道路も1000円になったことだし行ってみようかなとも思っている。
いや、民主党政権が発足すればさらに安くいけるのかもしれない。
観光地は、楽しみのために訪れる場所でもあるが、
見聞を広める場所でもあることを再確認してしまった。
宮島を見て、お好み焼きを食べれば
 私の体内時計の歩みは多少は緩やかになるのかもしれない。
 
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『おたまじゃくし』

2009-06-17 22:16:02 | Weblog
人間の記憶はふしぎだ。
ある日、ちょっとしたことであの日のあの出来事が思い出される。
まさに、今は梅雨。
そして、世の中はインフルエンザが蔓延。
インフルエンザのために
帝京大学と千葉工業大学は今週末に行なわれるオープンキャンパスを中止した。
うがいや手洗いによる自己防衛の必要性が繰り返し説かれている。
今までの人生の中で、そんな断片的な情報が頭の中に点在して残っているようだ。
ここ何日もプロジェクト用の原稿を何度も書き直していたある時、
ある歌を突然思い出した。
それは、ある年齢以上の人しかわからない給食の前に聞いた歌。

「せっけんで手を洗おう」の歌だ。
♪僕の手も 君の手も 汚いな 不潔だな♪
♪洗ったかい?まだなのかい?♪
♪バイキンいっぱい不潔だな。♪
♪シャーボ シャーボ せっけんの♪
♪シャーボ シャーボ あわいっぱい♪
♪シャーボ シャーボ すてきだな♪
♪シャボ シャボ シャボ シャボ シャーボシャボ♪
♪きれいになった ねっ先生♪
♪いいにおい ねっ先生♪
♪せっけんで手を洗おう♪
♪せっけんで手を洗おう♪

そんな懐かしさを思い出していた時にふと見たヤフーニュースは、
『おたまじゃくし』が空から降ってきたというニュースだ。
初めてこのニュースを見たときには、
私の頭の中のイメージでは、
「おたまじゃくし」警報が発令され、
「大粒のおたまじゃくし」が局地的に、
そして大量に降ってくる様子。
それと天気予報で、「晴れ時々おたまじゃくし」とする予報だ。
ニュースもちょっとした息抜きが出来るようなものが差し込まれていることには
賛成だが、今回の『おたまじゃくし』騒動の報道の仕方は異常だ。
約一週間にわたりおたまじゃくし以外にも小魚が降ってきた、
カエルが降って来たと民放キー局は毎日のように報道している。
奥様を対象とした朝のワイドショーでは、
三匹のおたまじゃくしが発見された場所や、
その第一発見者に対してのインタビューをしていた。
冗談も暗い話題や辛い話題の隙間で言うから効果的なのであって、
この件の報道時間は長すぎると思う。
私が今回の『おたまじゃくし』騒動で最も考えさせられたのは、
ニュース素材の独自性のなさと、ニュース素材の使いまわしだ。
特に使いまわしの酷さは、
コピペ(コピー&ペースト)文化に慣れすぎた
マスコミ記者の安直な記事作成を物語っているような気がする。

* 小学生の頃の思い出
田んぼに数えられない位多くのアマガエルがいたので、
友人たちとそれを田んぼに落ちていた農薬袋いっぱいに捕獲した。
100匹以上は捕まえたと思う。
袋の中はカエルだらけ。
ライトグリーン一色。
何を考えたか、
それを高い階段から離したら何分で下の階まで降りていくかを実験しようということになって、
当時近隣にあった三階建ての教職員住宅の三階廊下でそれらを放してあげて、
一階で大騒ぎをしながら待っていた。
最も早く降りてきたのは、アマガエルではなく学校の先生。
当日と翌日、学校でえらくしかられたことを今でも覚えている。
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『自転車』

2009-06-10 20:26:10 | Weblog
最寄駅ホームに掲示されているあるポスターがとても印象に残った。
それは、電車車内への自転車の持ち込みについてだ。
「折りたたみ自転車であり自転車にはカバー!」
そのポスターには、
社内の弱者に迷惑をかけている様子をあらわすような
自転車を持ち込む黒い人の影絵も添えられている。
それはまるで白い歯を襲う黒い悪者の虫歯菌のように。
禁止! 禁止! 禁止!
まるで、シンガポールの国内に星の数ほど掲示されている
"Fine"という警告文と同じだ。
謙虚に、カバーまでかけて一般の乗客に迷惑をかけないように
そして配慮してまで自転車を電車に持ち込みたい人は、
日本一周旅行を自転車でしている人のような一部の該当者だけだと思う。
そんなに電車内への持ち込みはいけないことなのだろうか?
世の中、エコブームであり自転車もその波に乗っている。
10万円を超えるような電気自転車も飛ぶように売れているそうだ。
バッテリーは2年間程で劣化してしまうので
2年ごとに2万5千円の出費が必要だ。
それは格安に販売されている中国製の自転車よりも高い値段で。
そんなエコな日常の足を電車に詰め込めないことは釈然としない。
もっとも、首都圏のラッシュアワーは車内に入るだけでも大変なのだから
自転車の持ち込みどころではないが。
では諸外国の状況はどうだろうか?
私が知る限り、
合衆国やオーストラリアでは郊外も走る高速列車には
自転車の持ち込みが可能だ。
しかも、それを前提に電車の車内も設計されている。
加えて、電車のホームにも自転車に乗ったままでたどり着くことが可能だ。
都内でも都心に行けばいくほど、
一方通行路も多くなり車での移動は効率的ではないと強く感じる。
お気に入りの原付、
「チョイノリ」は30キロしか出ないので都内では怖くて乗れそうにない。
自転車道が整備されたり、
電動自転車用の充電スタンドが街に整備されるのであれば、
もっと自転車で遠出してみたい。
出来るだけ遠くまで走って、帰りは電車に自転車を積んで帰宅もおつな考えだ!
自動車の新車を購入すれば20万円ものエコ減税になるのなら、
自転車の購入補助もぜひ行ってほしい。
現行の古い政治システムの世界で言えば、
まず自転車議連の立ち上げが必要なのかもしれないが。

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「見極め」

2009-06-03 21:40:32 | Weblog
景気も良くなく、
先行きも明るくないのでリーズナブルな物がはやっているらしい。
洋服で言えば、「フォーエバー21」、「H&M」などの舶来品(表現が古い~)。
テレビのニュースで何度も話題とされた。
まるで、ニュースを見ているのか?
あるいはテレビCMを見ているのかわからないような映像が何度も流された。
いわゆる各民放放送局の女子アナが一万円でこんなにオシャレができましたと
着こなしの見本まで見せていた。
ニホンメーカーも負けじと、
「ユニクロ」、ユニクロ系列の「ジーユー」、
そして「しまむら」がとりあげられていただ。
なんとシマムラの洋服で全身をコーディネートすることを
「しまむラー」とも言うらしい。
不景気だがオシャレがしたいという消費者ニーズに合った消費の流れだと思う。
日常に着る洋服は、上記にあげるようたようなショップでリーズナブルな品を、
そしてオシャレをする必要があるような場所に行く場合には
百貨店で購入するという区分けが消費者にできているのであろう。
良い商品かどうかという衣服を見分けることができる品定めが
できる能力が消費者に求められているのかもしれない。
「見分ける目」が実は今日書きたかった内容だ。
電車内の中吊り広告でとても気になることがある。
ダイヤモンド社発行の「プレジデント」の中吊り広告の横に並んで、
同じような経済と政治に関係しそうな内容を前面に出している
「ザ・リバティー」が目に付いた。
ここで、
まず断っておくがこれは特定宗教への誹謗や中傷ではないので悪しからず。
「ザ・リバティー」は宗教団体幸福の科学が発行している。
今回のメイントピックは、同教団が結成した「幸福実現党」だ。
「表現の自由」は認められているので、
宗教団体が雑誌を発行し、
その主義主張を訴えていくことはまったく問題のないことだ。
このような雑誌は、幸福の科学だけではなく創価学会の系列出版社からも
「パンプキン」や「潮」が発行されている。
しかしながら宗教団体が発行している雑誌に限らずに、
そしてリクルートの情報雑誌に代表されるように
衣服、食べ物、住居、旅、小物、料理、電化製品に車など
多くの雑誌が存在している。
宗教団体が発行する雑誌は、
信者や会員がお布施の気持ちで購入するのであろう。
しかしながら、
流行の先取りの勧誘や流行への乗り遅れの警告を強調している物品紹介等の雑誌は、
雑誌に取り上げて欲しいクライアントからもお金を徴収しているのであろうし、
読者からも雑誌代金を受け取っている。
その手法は、
家を借りたい人と貸したい人の両者から手数料をとる
不動産屋の仲介手数料システムとまったく同じだ。
そのように考えると雑誌からお金を出しても
手に入れたい本当に必要な情報とは何だろうかと思ってしまう。
情報の信憑性や情報の価値を判断できるような
「見極め」が求められているような気がする。
私は「見極め」と言うよりも「疑念」を感じて雑誌をパラ読みしてしまう。
それはそれで問題である。


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