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『海外修学旅行』実施の減少について

2017-01-10 07:07:07 | Weblog

海外修学旅行の実態について現状はどうなっているのか知りたくなりました。

そこで図書館で調べてみました。

海外修学旅行を知るためには、国内修学旅行を知らなければなりません。

2014年(平成26年)の国内修学旅行実施率は

国立高校100%

公立高校90.1%

私立高校73.7%

ちなみに2011年(平成22年)のデータでは国立60.7%、私立60.1%。

この数年間の国立、私立高とも

国内修学旅行実施率が増加している傾向にあります。

 

(高校)海外修学旅行実施状況ですが

     件数 人数 

2008年 1176  154838

2009年   760   99032

2010年   837  101415

2011年   787  101479

2012年   281   40959

2013年   242   37308

2014年   263   37721

*上記データからも海外修学旅行は減少傾向にあることが見て取れます。

 東日本大震災との関連は不明ですが、2012年以降の旅行数の落ち込みが非常に大きいことも見て取れます。

 

海外の訪問地である「ハワイ」だけを取り上げて見ても

   件数  人数

2010年  45  6064

2011年  58  6979

2012年  21  3072

2013年  15  2210

2014年  23  3626

*ハワイだけ取り上げて見ても、2014年には増加していますが

海外修学旅行減少傾向はここでも明らかです。

 

次に海外修学旅行にかかる費用(私学)を見たいと思います。

                 最高額  最低額 平均日数

オーストラリア   450,000  199,000  7.6

シンガポール     283,000  124,549  5

台湾              204,000   80,000  4.7

中国              262,000  124,549  5.3

ハワイ            365,000  178,000  6.5

カナダ            495,000  200,000  8.6

イギリス          642,000  156,000  7.5

フランス          642,000  198,000  7.7

*最高額と最低額の主な相違はその実施時期によるものだと推察されます。

また、旅行業社の言いなりにホテルのグレードアップや現地観光地へのオプショナルツアーを追加することで高額になっているとも思われます。

 

最後は海外修学旅行の行き先トップ10です。

1 オーストラリア

2 シンガポール

3 台湾

4 アメリカ本土

5 ハワイ

6 マレーシア

7 グアム

8 イギリス

9 カナダ

10  フランス

 

どうして海外修学旅行が減少しているのでしょうか?

東日本大震災の影響でしょうか?

不景気が原因でしょうか?

それとも海外修学旅行そのものが学校行事としても魅力的なものでないでしょうか。

話は逸れますが

例えば、台湾旅行に240000円かかることを保護者に伝えるならば、HISでは50000円以下で行けるというクレームが来そうです。

さらに、旅行代金を多めに集めて学校が懐にそれを入れているのではないかと疑われそうです。

 

やはり海外修学旅行実施校数が減っている原因を今後、探りたいと思います。

ハワイ、オーストラリア・・などの旅行を継続している学校に勤務する私としてはとても気になるデータだからです。

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