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芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『役職解除と今後の私』

2024-03-26 07:07:07 | Weblog

今年度を持って全ての役職が免除される私です。

やれやれです。

2023年度は高校3年生の学年の責任者だった私。

15年間に渡って学年主任(主幹)をやってきた私。

今年度の私には更なる大学入試合格者数増が求められた年でした。

お陰様で結果として担任の先生方の指導力に加えて、生徒の頑張りもあり、今までと同様の良い「結果」を残してくれました。

北大2名、阪大2名、九大2名、東大1名、医学部1名・・。

さらに具体的に言うと国公立大学65名、早稲田&慶応6名、上智&東京理科28名、GMARCH167名。

来年度、つまりこの4月からは授業のみの担当者となります。

50分授業を週に18回担当。

今のところ、高校1年生と高校3年生の読解と文法を担当予定です。

週に18コマの授業数は、22歳の新人と同じ時間数となります。

そんな多くの授業時間数を今さら担当できるだろうかという不安も過ぎる私です。

しかしながら、週に4、5時間実施されることが求められてきた会議に出る必要がないだけでも気楽さを感じます。

たぶん、学校にとってはそれほど必要な人材ではなくなってしまいました。

老人は老人にしかできない仕事ができるはずです。

特に学習弱者の気持ちに寄り添って中途退学しないような授業にしたいと思います。

新人に戻った気持ちで、授業準備に多くの時間をかけて今年1年を乗り切りたいと思います。

18時間が余りにも私にとって過酷な事になるようでしたら、来年度を迎える段階で途中退席も視野に入れたいと思います。

プラスしてこの4月から昨年度取得した特別支援学校の教員免許に加えて、ぜひとも小学校教員の免許取得を目的とした勉強を開始したいと思います。

怠け者の私は何かの目標があった方が頑張れそうですから。

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斎藤幸男『行きとし生けるもの』学事出版 を読んで

2024-03-19 07:07:07 | Weblog

震災学習でお世話になっている斎藤幸男先生の新刊をご紹介します。

東日本大震災を中心に豪雨・台風災害などの被災者との対話でつづられた一冊です。

寡黙な東北の方からもこちらが聞きたい、または知りたいことをうまく引き出されています。

先生の「聴き取る力」に感服したしだいです。

記憶に残ったことを以下に本文から抜き出してみます。

 

pp.15「遺体もだんだん傷んできたので、葬儀屋でドライアイスをたくさん買ってきてカチカチに凍るくらいまで入れました。でも日数が経つにつれて何度拭いてあげても眼から血がでてくるんです。」

 

pp.30「見つかったのが胴体の一部だけだったので、妻と一緒に石巻市内の遺体安置所まで確認に行きました。震災が発生してから5ヶ月も経っていたので、もしも違う人だったらどうしようかと妻と相談しましたが、これも何かの縁かもしれないから自分たちの手で火葬してあげようと決めました。」

pp.99「昔からこの地域では契約講というのがあって、農機具の貸し出しや家長が病気のときに金銭的な助け合いをしてきました。また家の建て替えのときなども相互扶助をしてきたんです。残念なことにそういう経済支援の仕組みは解散してしまったんです。」

「命をつなぐ」、「生きる力」、「支え合う心」、「想定外は想定内」などがインタビューから感じられます。

購読をお勧めします。

加えて、斎藤先生の書かれた『生かされて生きる』(川北選書)を原案にした自主製作映画『有り、触れた、未来』も、ぜひとも映画館でご鑑賞ください。

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『おおきなかぶ?』

2024-03-12 07:07:07 | Weblog

銀行にお金を預けていても殆んど利息がつきません。

定期預金にしても0.002%の時代。

低金利時代ゆえに積み立てNISAを初め、これからは個人投資の時代だというニュース記事が多くなってきました。

一般大衆、庶民へ投資を促すようなニュースが増えてきていることを感じます。

それを証明するように日経平均株価が40000円を突破しました。

 

流行り事、流行には流されないぞと日頃から思っている私です。

〇〇が儲かるとニュースになる前に、お金持ちは既に利益を手にして退散しているはず。

ニュースにのった庶民がバカをみる(損をする)のが常。

そんな私ですが、人生で一度くらい株の取の引きを経験してみようかと思いました。

その理由は還暦で会社を退職した友人の言葉。

「自分が働かなくても株が働いてくれている」というカッコいい言葉でした。

独り身で若いころから40年間、ずっと投資を経験してきた彼ならば可能かと思われます。

 

投資をしてみよう。

銘柄を何にしようかと悩んだ私。

近場の流行っているスーパー「サミット」を調べたところ、その経営は住友商事。

SUMITomoのローマ字表記から「サミット」となっていることを初めて知りました。

住友商事の一株の株価は約3500円です。

基本的には100株単位での取引になるので投資金額は35万円。

ゼロになっても構わないようなポケットマネーとして35万投資することには躊躇してしまう私です。

日々の株価の変化を見ていて気づいたことがあります。

1日で何百円も上がったり、或いは下がったすることは殆どまれなことです。

1円単位から、良くても何十円かの株価上昇と下降。

 

それなりの安定した企業の一般的な一株の株価は1,000円から6,000円位が多いようです。

とするならば、100株が売買単位とすると株式の購入金額は10万円から60万円成り。

仮に1株5円上がった場合でも500円から3000円の利益にしかならないのです。

月に何万円かの利益を得て年金の足しにしたいなどという邪まな欲をもつ場合には何千万円かの投資をしないとその利益が得られないことが改めてわかりました。

投資「とうし」しようか、「どうし」ようか?

先日、自己責任として捨てても良い程度のお金を投資してみました。

投資金額よりも少しだけプラスになって喜んでいる私ですが、絶対にそれにのめり込むことは無いことを確信した私です。

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大内孝夫『音大崩壊』(YAMAHA)を読んで

2024-03-05 07:07:07 | Weblog

大内孝夫『音大崩壊』(YAMAHA)を読んでの感想です。

・音楽大学の学生数は20年で3割以上も減少

・音楽大学は年間200万前後の学費が必要で、一般の文系学部の2倍以上

・音楽大学には比較的裕福な家庭の子女が多かったのですが、今では推定で約3割が奨学金を得て進学

・「演奏活動」という名の1日1万円にも満たない単発のアルバイトと、飲食業などでのアルバイトを組み合わせて過ごす卒業生

・ヤマハの「大人の音楽レッスン」1997年から始まり99年の生徒の平均年齢は20代後半でしたが、今や50歳に達している。

・生徒数も10万人と子ども生徒数30万人の3分の1。

・スポーツ庁はあっても音楽庁はない。

・音楽の授業時間数は大幅に削られ、はっきり言えば「どうでもいい科目」扱い

 

著者の大内氏は音大復活に向けての提言として目的別コース設定とコースによる授業料の変更を提言されています。

学生募集のネックとなっている年間200万円の授業料を一般的な文系大学

(1)音楽家を目指すコース:年間平均学費230万円

(2)教員、教諭、保育士などを目指すコース:年間140万円

(3)音楽教室の先生を目指すコース:120万円

(4)音楽総合コース100万円

確かに、それぞれの学生の目標とするキャリアは異なっていますから実現可能であれば学生にとっては有難いコース設定だと思われます。

さらに望むのなら、学年途中でのコース変更が可能であれば尚よいですね。

ただ、このようなコース設定をした場合には教員が余ることもありえますので、労使の同意形成も必要かと思われます。

 

加えて、伝統的な音大の音楽観(ヒエラルキー)

最上級に西洋音楽(バロック、古典、ロマン、現代)

通俗的にポップス、ロック、JAZZ、タンゴ、シャンソン、ソウル・・。

下賤はアニソン、歌謡曲、演歌、ラップ・・。

殆んどの日本の音楽大学は西洋音楽を主としているが、学生はロックやアニソンにも興味があるという齟齬が生じているので学生集めに大学が窮しているのかもしれません。

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