市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

黒船 イオンSC 開港

2004-12-21 | Weblog
 来年3月、宮崎市にイオン・ショッピングセンター開業する。敷地おおよそ20万平方メートル、売り場面積7万平方メートルを超えるという巨大さである。イオンのSCで九州はおろか日本最大という。鉄骨構造で外観が現れてきたが、幅で100メートルほど、長さで350メートルもあろうか、シネマコンプレックスのドームや回廊の屋根、あちこちにある導入部と複雑な凹凸をもつている。まるで原子力空母を仰ぎ見るかのようだ。
 宮崎駅から1.5キロ東に数年まえに4車線の市内最大のバイパスが南北に開削された。このバイパスから東へ1キロほど離れて海岸腺が併走している。イオンはこの間の田園地帯に開設された。建設場所は、中心市街地から車で10分内外で簡単に来れる。市街を還流する大淀川の南岸,丘陵地帯に広がるニュータウン群から3つの橋を超えて道路が、このバイパスにつながっている。つまりこの位置は、いわゆる郊外でもロードサイドでもなく、中心市街地・商店街に隣接した場所なのである。
 今は4分の3が衰亡してしまった商店街・橘通に隣り合って、その規模をはるかに超える人口的・計画的・効率的商店街が出現する。宮崎市街に及ぼすショックは、古いたとえだが、「黒船来航」による開港要求というのが一番ふさわしい。それほど宮崎市街の商店街は、旧態のままであった。中心市街地壊滅の反対運動もあったが、イオン来航のまえにすでに衰亡の一途をあどっていた商店街の言い分は、市民運動としての説得力を欠いていた。そして来春開設。さあ、これからどうなる。これからどうする。宮嵜市街は衰亡するのか、再生するのか、おもしろいといっては不謹慎だが、
100年の眠りをゆさぶられるとう事態は、興味はつきない。
 イオンとはなんなのだろうか。その実態をもっと知りたい。各地のイオン体験記を送信願えればと、ブログ先輩の方々にお願いしたく、開設一番の記事を投稿いたした次第・・・
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