つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

枯芒(かれすすき)

2012-12-05 00:41:30 | ジャズ

 秋の間、美しく風になびいていた芒も、霜や雨風に打たれ、葉も穂も枯れつくしてしまう。
 哀れをさそうけれど、冬の日がさして白く輝き、思わぬ美しさを漂わす。
 尾花は芒の別名で、花穂を雄鶏の尾に見立てたもの。冬芒は枯芒のこともいうが、枯れ残っているものも含む。


 ”美しく芒の枯るる仔細(しさい)かな”(富安 風生)・・・


 今日聴いたジャズ・・・


  JONATHAN KREISBERG・・・「NIGHT SONGS」



  1990年中盤、アメリカはフロリダ州を中心に活躍したジャズ・ロックグループ「WYSCAN」のギタリストだった、ジョナサン・
   クレイスバーグのリーダー・アルバム。

   所有している彼の作品の中でも、最も聴きやすく、愛聴している一枚。

  バラード中心で、タイトルどうり、静かな夜に聴きたいアルバム。。

  前回書いた、”冬のソナタ”でピアノを弾いていた、ゲイリー・ベルサーチは本作でもピアノを担当している。
 同じ、クレイズバーグのリーダー作、「NEW AND NOW」ではオルガンを弾いている。実に器用な人で、アコーディオンも演奏するらしい。


1・LAURA・・・2・AUTUMN IN NEW YORK・・・3・SEPTEMBER SONG・・・4・PRELUDE TO A KISS・・・5・SPRING IS HERE・・・
6・I’LL BE SEEING YOU・・・7・BLUE IN GREEN・・・8・NEFERTITI・・・9・WARM VALLEY・・・


 JONATHAN KREISBERG(g)
 GARY VERSACE(p)
 MATT PENMAN(b)
 MARK FERBER(ds)


  2008年6月13日録音・・・