つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

joshua redman/ wish

2016-07-30 14:10:21 | ジャズ




             ゴマ
  
        
         ゴマ科の植物で、原産地はアフリカのサバンナ


         日本では種子しか利用しませんが、アフリカでは葉も野菜として食べるそうです


         花も美しい・・・



            今日聴いたジャズ・・・



        JOSHUA REDMAN・・・「WISH」



     テナーサツクス奏者、ジョシュア・レッドマンのリーダー作。


     パット・メセニー(g)、チャーリー・ヘイデン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)、、オーネット・コールマンゆかりのメンバーと共に


     吹き込んだ1993年の作品。



     全10曲、オーネット・コールマンの1、ジョシュア・レッドマンのオリジナル2、4、9、メセニーのオリジナル5、8、


     ヘイデンのオリジナル10、それに、スティーヴィー・ワンダーの3、チャーリー・パーカーの6、エリック・プラクトンの7、で構成


     されている。



     アルバム全体の雰囲気は、ドラムソロも聴ける曲があるけれど、レッドマンとメセニーが前面に出ている印象がある。


    ヘイデンは、さりげないサポートに徹していながらも味わいのある音色を聴かせる。


    ラスト2曲は、ライブ録音で、聴衆が盛り上がって臨場感のある曲になっていて愉しい。本作では、特にメセニーの力量が際立っている


    ような作品だと思う。 個人的には、スティーヴィー・ワンダーの「MAKE SURE YOU’RE SURE」が最も好きな曲。



1・TURNAROUND・・・2・SOUL DANCE・・・3・MAKE SURE YOU’RE SURE・・・4・THE DESERVING MANY・・・5・WE HAD
  A SISTER・・・6・MOOSE THE MOOCHE・・・7・TEARS IN HEAVEN・・・8・WHITTLIN’・・・9・WISH(LIVE)
10・BLUES FOR PAT



          ゴマの花




         

      

barney kessel/ plays for lovers

2016-07-29 15:58:59 | ジャズ



           姫女苑(ひめじょおん)



      北アメリカ原産のキク科の多年草  明治の初めに渡来した帰化植物で、、


      全国の野原や畑、路傍などに生えています


      小花で可憐なところからこの名で呼ばれるようになりました





         今日聴いたジャズ・・・




      BARNEY KESSEL・・・「PLAYS FOR LOVERS」




      チャーリー・クリスチャン直系のギタリストとして、スウィンギーかつ都会的なスタイルでファンを魅了するバーニー・ケッセルの


      リーダー作。  50年代、60年代のアルバムから、スロー~ミディアムに展開するバラードを集めてタイトルにふさわしく


      終始、リラツクスした心地よい一枚。。2曲目だけが、1988年に録音されたもの、。


      曲によっては、ヴァイブやフリュートが参加してよいスパイスになっているものもある。



      バーニー・ケッセルのギターもさることながら、参加メンバーがすばらしい。



1・EMBRACEABLE YOU・・・2・I’M GLAD THERE IS YOU・・・3・WHAT IS THERE TO SAY?・・・4・SATIN DOLL
5・MY FUNNY VALENTINE・・・6・THIS GUY’S IN LOVE WITH YOU・・・7・ANGEL EYES・・・8・JUST IN TIME
9・MY REVERIE・・・10・LOVE IS HERE TO STAY・・・11・TENDERLY・・・12・IT COULD HAPPEN TO YOU
13・MY OLD FLAME・・・14・LAURA・・・15・YOU GO TO MY HEAD・・・16・I’M THROUGH WITH LOVE


                TOTAL TIME:67:32



       BARNEY KESSEL-GITAR  WITH・・・


   HARRY BABASIN、KENNY BARRON、RAY BROWN、MONTY BUDWIG、VICTOR FELDMAN、HAMPTON HAWES、AL HENDRICKSON、

   BOBBY HUTCHERSON、ELVIN JONES、SHELLY MANNE、RED MITCHELL、JIMMY ROWLES、TED NASH、LEROY VINNEGAR


   AND OTHERS



            ひめじょおんの花


      姫女苑しろじろ暮れて道とほき (伊東月草)







        


      



      



GOING HOME/ THE L・A・FOUR

2016-07-28 17:16:18 | ジャズ



          夏雲といえば入道雲ですね


       入道雲には、さまざまな愛称があり、「たこ入道」、「うまんがた」、「いたち雲」、


       「らっぱ雲」、「舞茸雲」、「仁王雲」などの異名もあり、、


       雲の形が千差万別のように、季節や時間によって雲は美しい色を見せてくれます


       『雲はしろき、むらさき、くろき雲哀也』(枕草子  清少納言 )




        今日聴いたジャズ・・・


      THE L・A・FOUR・・・「GOING HOME(家路)」




      西海岸の4人組、ローリンド・アルメイダ(g arr)、レイ・ブラウン(b)、シェリー・マン(ds)、バド・シャンク(as、fl)


      このすばらしいミュージシャンで1974年に結成された、L・A・フォアによるイースト・ウィンド第2弾目あたる作品。


     L・Aとは、LOS ANGELESの略称であり、いわゆるリーダーのない合議性に基くグループでその成り立ち、性格はMJQと一脈通じる


     ところがあるといわれる。


     本作は、全7曲、よく知られた曲で構成され、ひとりひとりが持ち味を発揮して愉しめる作品に仕上がっている。


1・GOING HOME・・・2・朝日のようにさわやかに・・・3・GREENSLEEVES・・・4・昔はよかったね・・・5・恋の料理法
6・愛のロマンス(禁じられた遊び)・・・7・DJANGO



          1977年9月29、30日録音




         水葵の花  別名: 水葱(なぎ) 菜葱(なぎ)



       流れゆく水葱あり今日の花を咲き (有働木母寺)


     

helen merrill/ casa forte

2016-07-27 16:18:50 | ジャズ




           舞鶴草(マイズルソウ)


        ユリ科の多年草    主に亜高山帯の林床に育ちます


        マイズルソウは 向かい合う二枚だけの広い葉


        あるいは左右に分かれる葉脈をツルの舞に見立てた命名です




          今日聴いたジャズ・・・


       HELEN MERRILL・・・「CASA FORTE」




       1930年7月21日 ニューヨーク生まれのヴォーカリスト、ヘレン・メリルのリーダー作。


       本作は、ヘレン・メリル自身がトリー・ジトとプロデュースし、1980年に録音されたもので、ヘレン・メリルが囁きかけるように


       歌う、都会的なブラジリアン・ワールド。




       タイトルの「CASA FORTE」は、エドウ・ロボの作品名で、ジョビンの4、8などの他に、


       ブラジルのコンテンポラリーな名歌がたくさん集められている。


       全曲がいわゆる、サンバやボサノヴァ・スタイルで歌われているわけではないけれど、ヘレン・メリルのブラジル音楽に対する関心


       の深さを示すアルバムに仕上がっている。



1・NATURAL SOUNDS・・・2・アントニオの歌・・・3・VERA CRUZ・・・4・波・・・5・SO MANY STARS・・・6・LIKE A LOVER
7・口に言えないすばらしさ・・・8・HOW INSENSITIVE・・・9・CASA FORTE・・・10・CLOSE ENOUGH FOR LOVE



             ヘレン・メリル(vo)
             ジョー・ベック(g)
             バッキー・ピザレリ(g)
             ジョージ・ムラーツ(b)
             ドン・ウン・ロマン(per)
             グラディー・テイト(ds)
             トリー・ジト(p)
             フィランシスコ・センテーノ(eb)

                 + 

             ストリングス他


          1980年4月11日、5月14、27日録音



           マイズルソウ




       

simple acoustic trio/ habanera

2016-07-26 15:30:38 | ジャズ




              ヒツジグサ(未草)


        スイレン科 スイレン属の多年草  水面に葉と花を一つ浮かべ、、


        未の刻(午後2時)ごろに花を咲かせるので、この名があります



              今日聴いたジャズ・・・



        SIMPLE ACOUSTIC TRIO・・・「HABANERA」




       1975年生まれ、ポーランドのピアニスト、マルチン・ヴォシレフスキ率いるシンプル・アコースティック・トリオの作品。


       SLAWOMIR KURKIEWICZ(b)、MICHAEL MISKIEWICZ(ds)、不動のメンバー(全員がポーランド出身)で綴る一枚。


       ピアニストのヴォシレフスキは、名トランペッター、TOMAZ STANKOのバックで腕と感性を磨き、頭角を現した。


       三人のメンバーは、ECMでトリオ作品をリリースしている他、STANKOの「SOUL OF THINGS」などの諸作品、また、


       JACOB YOUNGの「FOREVER YOUNG」にも参加し、みごとな演奏を繰りひろげている。


       本作は、「ハバネラ」とタイトルにあるように、スパニッシュ・モードの影響を感じさせ、ドラマティックな映画を見ているよう

      
       な趣がある。アルバム全体を通して、透明感、浮遊感のあるフレージングは深く印象に残る。


1・HABANERA・・・2・WITHOUT THEM・・・3・TAMARA・・・4・GREEN SKY・・・5・FURIOZI・・・6・STRAVINSKY
7・SIMPLE SONG・・・8・SIMPLE JUNGLE



          1999年9月6、7日  ワルシャワにて録音




          ヒツジグサ