つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

the west coast/pavane

2016-02-28 15:06:54 | ジャズ




          きのう、きょうと暖かな陽気がつづきます


          よい休日を過ごされていらっしゃいますか?


          お時間のある方は、一緒にジャズを愉しみましょう




            今日聴いたジャズ・・・



        THE WEST COAST・・・「PAVANE」




       ウエスト・コーストとは、バディ・コレツト(fl、ts)を初めとする西海岸の素晴らしいトップ・ミュージシャンたちが集まったユニット


      のこと。本作は、ジャズ史上めずらしい、バディ・コレツトとヒューバード・ロウズによるダブル・フリュートの編成。



      リズムセクションは、ルー・マシューズ(p)、スタンリー・ギルバード(b)、ハービー・メイソン(ds)、それに曲によっては、


      ケビン・ユーバンクス(g)が加わっている。


      全10曲、2曲のクラシツク、6曲のスタンダード、スタンリー・ギルバードのオリジナル6、バディ・コレットのオリジナル10、


      で構成されている。


      アルバム内容は、ルー・マシューズが全編にわたり活躍。室内楽的に優雅だったり、参加メンバーの円熟のソロや曲の持ち味を


      引き出した、おしゃれなアレンジが印象的。



1・亡き王女のためのパヴァーヌ・・・2・IF I LOVED YOU・・・3・STARDUST・・・4・’ROUND MIDNIGHT・・・5・COMIN’HOME BABY
6・FIFO・・・7・AIR・・・8・AMAPOLA・・・9・NO MORE BLUES・・・10・BALLD FOR BILL GREEN・・・




             BUDDY COLLETTE(fl、ts)
             HUBERT LAWS(fl)
             KEVIN EUBANKS(g)
             LLEW MATTHEWS(p)
             STANLEY GILBERT(b)
             HARVEY MASON(ds)



            1996年9月23、24日録音




              シラネアオイ



           北海道から本州中北部の高山に生育


           大きさ7CMほどの薄紫色の花をさかせます


           キンポウゲ科   別名:  ヤマフヨウ   ハルフヨウ


           花言葉:   優美   完全な美


      


       


          


          

nicki parrott/fly me to the moon

2016-02-27 15:59:07 | ジャズ




        雪がちらほら降って真冬に逆もどりしたかと思えば



        きょうは、うららかな日差しがふりそそいでいます



        ”春は魔法使い”・・・こんな時季なのでしょうね




          今日聴いたジャズ・・・



       NICKI PARROTT・・・「FLY ME TO THE MOON」





       ベーシスト&ヴォーカリスト、ニッキ・パロットのリーダー作。



      本作は、パロットの2ndアルバムにあたる作品。歌とベースを中心としたピアノトリオにゲストが加わるという編成。



      スタンダードを中心に構成されており、ムーディーな歌唱が楽しめる。実姉であるリサ・パロット(bs、ss)はここでも参加、


      ゲストの好演がアルバム全体を盛り上げている。



1・すてきなあなた・・・2・I LOVE THE WAY YOUR BREAKIN’HEART・・・3・DO IT AGAIN・・・4・FLY ME TO THE MOON
5・バラ色の人生・・・6・WALTZ MATILDA・・・7・I NEVER HAD A CHANCE・・・8・EVIL GAL BLUES・・・9・FOR ALL WE KNOW
10・シャレード・・・11・夏に消えた恋・・・12・THEM THERE EYES・・・13・いつも二人で・・・




            NICKI PARROTT(b、vo)
            JOHN DI MARTINO(p)
            LISA PARROTT(bs、ss)
            HARRY ALLEN(ts)
            MARK SGANGA(g)
            BILLY DRUMMOND(ds)




            オーニソガウム



          ユリ科 オオアマナ属の植物


          花言葉:  潔白  純粋  無垢  才能など・・・

eric alexander/straight up

2016-02-26 16:29:47 | ジャズ




        梅には多くの異名があります


       春告花   初花草   好文木   花の兄   風待草  など・・・


       また、松を「丈夫」というのに対して、梅は「天神」ともいうそうです



         今日聴いたジャズ・・・



      ERIC ALEXANDER・・・「STRAIGHT UP」



     1968年イリノイ州西部生まれのテナー・サックス奏者、エリック・アレキサンダーの初リーダー作。


     録音当時、まだ20代という若さ。にもかかわらず、現在と変わらずノリのいい、エリックならではの熱いブローを聴かせる。


     HAROLD MABERN(p)、JOHN WEBBER(b)、JIM ROTONDI(tp)、GEORGE FLUDAS(ds)と綴る2管クインテット作品。


     エリックと同様、ジム・ロトンディもフレディ・ハバードからの強い影響を忍ばせるように、乗りがいい。


     また、ハロルド・メイバーンのピアノがアルバム全体で素晴らしいプレイを聴かせる。


     全8曲、アグレッシヴな曲の中にも、”これからの人生” ”BE MY LOVE” ”LAURA”など、落ち着きのある曲もあって、


     みごとな初リーダー作に仕上がっている。




1・STRAIGHT UP・・・2・これからの人生・・・3・BE MY LOVE・・・4・BLUES WALTZ・・・5・LAURA・・・6・AN OSCAR FOR
  TREADWELL・・・7・END OF A LOVE AFFAIR・・・8・LOVE IS A MANY SPLENDORED THING(慕情)・・・



              1992年8月21、22日録音




              イキシア


       アヤメ科    別名: ヤリズイセン(槍水仙)


       花言葉:    秘めた恋  協調  人生の出発

ray brown/monty alexander/russell malone

2016-02-24 16:12:35 | ジャズ




            梅


         眼がさめたやうに


         梅にも梅自身の気持ちがわかつて来て


         そう思つてゐるうちに花が咲いたのだろう


         そして


         寒い朝霜がでるように


         梅自らの気持ちがそのまま香にもなるのだらう    (八木重吉)





             今日聴いたジャズ・・・



         「RAY BROWN / MONTY ALEXANDER / RUSSELL MALONE」




         本作は、レイ・ブラウン(b)の最後のレコーディングアルバムで2002年3月に、ニューヨークで収録された作品。


         モンティ・アレキサンダー(p)、ラッセル・マローン(g)を迎え、ドラムレスでの演奏になっている。


         全11曲、スウィング感にあふれ楽しい曲調のものが多い。


         数多くのアルバムをリリースしてきたレイ・ブラウンがラスト・レコーディングに起用したのが、モンティ・アレキサンダー、


         ラッセル・マローンだったことにも注目したい。



         さらに本盤には、もう一枚、”RAY BROWNーPRODUCER’S CHOICE”(収録時間:77:56)なるものがついていて、


         2枚組のお得な作品となっている。



1・DJANGO・・・2・FLY ME TO THE MOON・・・3・BLUES FOR JUNIOR・・・4・HONEYSUCKLE ROSE・・・5・COMPASSION・・・6・DEXTER’S
  DECK・・・7・I JUST CAN’T SEE FOR LOOKING・・・8・ONE FOR HAMP・・・9・DON’T GO・・・10・LOOK WHO’S HERE
11・YOU CAN SEE・・・






              オオヤマレンゲ



         モクレン科の花で、山地の林の中に生息する樹木


         花の咲く時期はみごとだそうです


         

charles Lloyd/ the water is wide

2016-02-23 15:47:08 | ジャズ






        ベランダに置いていた枯れてしまったゼラニウムが再びつぼみをつけました


        園芸を愉しみとしているわたしにとって、とても嬉しい出来事です


        草花の生命力はすごいですね  




            今日聴いたジャズ・・・


       CHARLES LLOYD・・・「THE WATER IS WIDE」




       1938年3月15日 テネシー州メンフィス生まれのテナー・サックス奏者、チャールス・ロイドのリーダー作。


       ECMでの7作目にあたる作品で、ブラッド・メルドーとの共演を実現させた作品でもある。


       アルバム内容は、全編をとうして、静謐で内省的、ノスタルジツクで豊潤な世界を描いた、浮遊感のあるバラード集に仕上がっている。


       全12曲中、チャールス・ロイドのオリジナル5曲(4、5、7、9、12)、デューク・エリントンの3、10、


       ビリー・スレイホーンの6、あまり知られていない曲などで構成されている。


       バラード集ということもあり、メンバー、ひとりひとりの音色が柔らかい。本作は、黒を基調としたアルバムだけど、白盤もあり、


       こちらはのタイトルは、「HYPERION WITH HIGGINS」。。。雰囲気が違ってこちらも同様に名盤だと思う。




1・GEORGIA・・・2・THE WATER IS WIDE・・・3・BLACK BUTTERFLY・・・4・BALLADE ALLEGRO・・・5・FIGURE IN BLUE
6・LOTUS BLOSSOM・・・7・僧侶と人魚・・・8・彼女の歌・・・9・LADY DAY・・・10・HEAVEN・・・11・THERE IS A BALM IN
 GILEAD・・・12・PRAYER・・・




       ※ チャールス・ロイドは10歳でサックスを始め、10代のころはR&Bのバンドでアルトサックスを演奏していた。

         大学で作曲を学び、卒業後、1961年まで教鞭を取り、チコ・ハミルトンのグループに加わっている。

         ここでテナーサックスに転向。’66年、自己のカルテットを結成、この時代を代表するアルバム”フォレスト・フラワー”を

        リリース。’69年にコンボを解散し、超越的瞑想教師となるものの、”82年にミシェル・ペトルチアーニに出会い、再び

        ジャズへの情熱が沸き起こり、ペトルチアーニを含むカルテットを結成した。





            チャールス・ロイド(ts)
            ブラッド・メルドー(p)
            ジョン・アバークロンビー(g)
            ラリー・グレナディア(b)
            ビリー・ヒギンス(ds)
            ダレク・オレス(b on12)


            1999年12月 ロス・アンジェルスにて録音




                  クロッカス



         アヤメ科サフラン属の小球根草   アルプス地方、地中海沿岸地方の原産



             クロッカス光を貯めて咲きにけり  (草間 時彦)



             花言葉:  青春の喜び   切望