春まだ浅い季節、花屋の店先で甘い香りをただよわせている花といえば、フリージア。
数本買い求めて花瓶に生けるだけで、気分がパッと明るくなります。
明治30年代に導入されてから、長い間、花色は黄と白だけでしたが、現在は、紫、ピンクなども出回っています。
寒さにやや弱いので庭植えでは真冬の霜よけをわすれずに・・・
アヤメ科
原産地: 南アフリカ
花言葉: あどけなさ
今日聴いたジャズ・・・
CARSTEN DAHL TRIO・・・「BLUE TRAIN」
本作は、デンマークを代表するピアニスト、カーステン・ダールのリーダー・アルバム。
レナート・ギンマン(b)、フランス・リフベアー(ds)と共に綴るトリオ編成。スタンダード集。
全12曲、スイング感にあふれ、歯切れの良いタッチのピアノ、ベース、ドラムスのプレイが何とも心地よい。
まさしく、王道バップ・ピアノ・トリオの好盤。。。
その中にも、”IN A SENTIMENTAL MOOD” ”MELLOW MOODS” ”WHAT’S NEW” ”BLUE TRAIN” ”懐かしのストックホルム”
などは、スローに展開されており、甘美な哀愁、物憂いムード、せつなさ・・・のようなものを感じるフレーズが沁みる。
スタンダードにも非凡なアプローチで、「こういう解釈もあるんだなぁ」と感心してしまった。
9曲目には、ダールのオリジナルで、ヤン・ラングレンの作品のプロデュースも手掛けている、上不三雄氏へのオマージュ曲も
収められている。彼のアルバムでは珍しく、”うなり声”が入っていて、一瞬、キースかと思った。
それだけ、演奏に没頭しているのだろう・・・”うなり声”については賛否両論あるかも知れないけど、本作については、あまり、
気にならなかった。
ライナー・ノーツにも書いてあるように、”カーステン・ダールのピアノには、リスナーに不思議な安心感を与え、あたりに広がる
穏やかな空気を静かに暖めていくような魅力を持っている ”・・・同じ印象を私も感じる。
1・I’LL CLOSE MY EYES・・・2・ALL THE THINGS YOU ARE・・・3・NIGHT AND DAY・・・4・IN A SENTIMENTAL MOOD・・・
5・MINORITY・・・6・MELLOW MOODS・・・7・枯葉・・・8・WHAT’S NEW・・・9・WARMING UP FOR Mr・JOHFU・・・
10・BLUE TRAIN・・・11・懐かしのストックホルム・・・12・IT COULD HAPPEN TO YOU・・・
※ 同じメンバーでのアルバムに(カーステン・ダール名義)「WILL YOU MAKE MY SOUP HOT & SILVER」
「MESSAGE FROM BUD」などもあり、こちらも愛聴盤。
CARSTEN DAHL(p)
LENNART GINMAN(b)
FRANDS RIFBJERG(ds)
2004年8月15日、デンマークにて録音・・・