高尾山へ行くと樫の木に出会えるらしい。
出不精の私にはこの猛暑の中をとても出かける勇気がない。。
伊東静雄に「野にひともとの樫立つ」という詩がある。
” 往き還りその傍らをすぎるとき あかるい悲哀と ものしづかな勇気が
ひとの古い想ひの内にひびく ”
年老い、傷ついてなお堂々と立つ樫は、ひとにそういう想いを与えてくれるのだろう・・
今日聴いたジャズ・・・
ロニー・ヨハンソン・トリオ・・・「ELEGY」
( 6月12日に森泰人(b)とのデュオ 「NUAGES(雲)」を書いています。二人のプロフィール
についても書いています。)
本作はレイモンド・カールソン(ドラムス)が加わったトリオ編成。
オリジナルとスタンダードが程よくブレンドされたピアノ・トリオの好盤。
ロニー・ヨハンソンはオリジナルにも定評があり本作も13曲中3曲(1、10、13)がヨハンソンのオリジナル。
1・ELEGY・・2・BLUE SKIES・・3・SUMMER NIGHT OF GOTLAND・・4・SOME OF THESE DAYS・・
5・UNFORGETTABLE・・6・CHICAGO・・7・OVER THE RAINBOW・・8・STOMPIN’ AT THE SAVOY・・
9・I REMEMBER YOU・・10・PLAY IT、SAM・・11・AS TIME GOES BY・・
12・MACK THE KNIFE・・13・CAPRICORN
ヴォーカルバージョンでよく聴く2やナット・キングコールの歌を思い出す5を始めスタンダードの選曲も
面白い。。タイトル曲の1は2分足らずの短い曲ながら、ヨハンソンの人柄がよく表れていると思う。
ロニー・ヨハンソン(p)
森泰人(b)
レイモンド・カールソン(ds)
2008年6月17ー19日 8月4日録音・・・