暖かく春めいた日もあれば、冷たい雨が降ったり真冬に逆もどりしたような日もある
でもそれは確実に 春になる兆し・・・
寒い中でも、モミジの芽がすっかりあからんできた。
小さな茶色の衣を着たエノキの芽もふくらみ、柳の芽は しなやかな枝に埋めこまれた形になって、くすんだ紅色をしている。
それぞれの木の芽はそれぞれの色と形と大きさで、「光の春」をさぐっている・・・
今日聴いたジャズ・・・
SCOTT HAMILTON・・・「NOCTURNES&SERENADES」
本作は、1954年9月12日生まれ、アメリカ、ロードアイランド州 プロヴィデンス出身のジャズ・テナーサックス奏者、
スコット・ハミルトンのリーダー作。フュージョン全盛70年代後半から、オールドスタイルのテナー・サックス奏者として、
高く評価されている。
ベテランのジョン・ピアース(p)、デイヴ・グリーン(b)、若手のスティーヴ・ブラウン(ds)をサポート陣に迎えた、
ワン・ホーン、カルテット編成。滋味あふれる豊潤なテナー・サウンドによる哀愁漂うアメリカン・ポピュラー・ソング集。
全10曲をスタンダードで固めた、珠玉のバラッド、、バラードの極地を聴かせる内容になっている。
”ノクターン & セレナーデ”というタイトルどうり、アップテンポの曲は一曲もなく、ハミルトンの肩の力がぬけた、
味わい深いテナー・サウンドが聴ける一枚。
あまりハミルトンを聴いていないけれど、本盤はとてもいいアルバムだと思う。
夜、灯りを落として聴くと、何ともいえないよさがある。
1・MAN WITH A HORN・・・2・AUTUMN NOCTURNE・・・3・FLAMINGO・・・4・I’M GLAD THERE IS YOU・・・5・SERENADE
IN BLUE・・・6・ISN’T IT A PITY・・・7・YOU GO MY HEAD・・・8・CHELSEA BRIDGE・・・9・BY THE RIVER
SAINTE MARIE・・・10・A POTRAIT OF JENNY・・・
スコット・ハミルトン(ts)
ジョン・ピアース(p)
デイヴ・グリーン(b)
スティーヴ・ブラウン(ds)
2005年3月14、15日 イギリスにて録音・・・