温暖な陽光、植物は芽吹き、いきものが伸びをする春は、自然が再生するとき。
「蘇生」のとき。
蘇生は失っていた活力を取り戻して 「蘇る」こと。
「甦る」とも書く「よみ」とは、「黄泉」(冥土)のこと。死後、魂が行くという所。
一説には「闇」の転化した言葉だそうです。死にかかったものが生き返るのは「復活」。
「春野」は再び軽やかにはずむとき(スプリング)を迎えます・・・・
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今日聴いたジャズ・・・
GEORGE MRAZ・・・「MY FOOLISH HEART」
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本作は、1944年9月9日生まれ、チェコ人 ジャズベーシスト、ジョージ・ムラーツのリーダー作。
現在活躍するジャズベーシストの中でも、優れた技巧を誇り 特にクラシック音楽を学んだ音感の良さとアルコ弾き(弓弾き)
の技術は高く評価されている。
ジョージ・ムラーツ(b)、リッチー・バイラーク(p)、ビリー・ハート(ds)・・ベテラン三人で綴る10曲。
リッチー・バイラークのオリジナル(2)、ジョージ・ムラーツのオリジナル(3、5、8)、ビリー・ストレイホーン、セロニアス
モンク、マイルス・デイヴィス達の曲に加えて、スタンダードが3曲(1、9、10)ちりばめられている。
アルバム全体の印象は、三人が一体となり、非常に調和のとれた作品に仕上がっている。
バイラークは自己のオリジナル「SUNDAY’S SONG」で彼らしい美しいタッチを聴かせ、スローで穏やかな曲調がとてもいい。
ビリー・ハートは一枚をとうして叩き過ぎることがないけれど「PICTURESQUE」では、ドラマーとしての実力を存分に発揮している。
リーダーであるムラーツの「PASSION FLOWER」、「ICCLES」、「ASK ME NOW」で聴けるアルコは、ムラーツのベースのみならず、
とくにベースに関心のある方には興味深いものだと思う。
最後になってしまったけれど、タイトルチューンの「MY FOOLISH HEART」は9:53という長尺のトラックになっており、
しみじみとしたこの曲では、三人それぞれのプレイが味わい深い。ラストに「HAUNTED HEART」で締めくくっているところなど、
なんともいえず趣味のよさを感じてしまった。
1・ALICE IN WONDERLAND・・・2・SUNDAY’S SONG・・・3・PICTURESQUE・・・4・PASSION FLOWER・・・5・ICICLES
6・ASK ME NOW・・・7・BLUE IN GREEN・・・8・ROBO BOP・・・9・MY FOOLISH HEART・・・10・HAUNTED HEART・・・
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GEORGE MRAZ(b)
RICHIE BEIRACH(p)
BILLY HART(ds)
1995年6月11、12日 ニューヨークにて録音・・・
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