つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

sinne eeg(vo)

2017-10-31 16:06:23 | ジャズ



             今日聴いたジャズ・・・



        SINNE EEG / SINGS STANDARDS




       デンマークの歌姫、シーネ・エイと北欧を代表するベーシストの一人、トーマス・フォネスベックとのデュオアルバム。


       2015年の来日公演に併せてリリースした作品。


       ベースを伴奏に歌う、シンプルな編成が聴き手の心に沁みてくる一枚。


       ほとんどが、ジャズのスタンダードで構成されている。



   1、柳よ泣いておくれ

   2、TAKING IT SLOW

   3、EVIL MAN BLUES

   4、YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS

   5、SUMMERTIME

   6、BODY AND SOUL

   7、BEAUTIFUL LOVE

   8、降っても晴れても

   9、FELLININ’S WALTZ

  10、いそしぎ

  11、枯葉



        SINNE EEG(vo)
        THOMAS FONNESBACK(b)



      葛(くず)の花



     ひかえ目な色に惹かれて葛の花(稲畑汀子)

barney wilen(ss、ts)

2017-10-28 14:09:20 | ジャズ



            今日聴いたジャズ・・・



       BARNEY WILEN QUARTET / PARIS MOODS



バルネ・ウィランのリーダー作。カルテット編成。



      パリのムードがいっぱいの美しいフレンチジャズを聴かせる一枚。



      ジャッキー・テラソンのピアノも聴きどころ。。



  1、LATIN ALLEY

  2、APRIL IN PARIS

  3、I’M A FOOL TO WANT YOU

  4、QUE REST-T-DE MOS AMOUR

  5、BEAUTIFUL LOVE

  6、褐色のブルース

  7、MY FUNNY VALENTINE

  8、MON BLOUSON

  9、YOU MUST BEALIEVE IN SPRING

 10、グリスビーのブルース

 11、LES PETITES FEMMES DE PARIS

 12、ASK ME NOW



           BARNEY WILEN(ss、ts)
           JACKEY TERRASSON(p)
           GILLES NATUREL(b)
           PETER GRITZ(ds)



         1990年7月10、11、12日録音

 



        めはじき(益母草)



      めはじきや恋のいろはの目をつくる(麻田椎花)


      


     





  

art farmer / mirage

2017-10-25 15:14:55 | ジャズ



             今日聴いたジャズ・・・



           ART FARMER / MIRAGE



       アート・ファーマー(flh)、1982年録音アルバム。2管クインテット編成。


       二人のベテランをフロントに立てて、今は巨匠といわれている、当時、若手のリズムセクションを置いて綴る稀有なる一枚。


       フレッド・ハーシュ(p)の曲をタイトルにしているように、アート・ファーマーの先見の目もすばらしい。



  1、BARBADOS

  2、PASSOS

  3、MY KINDA LOVE

  4、MIRAGE

  5、CHEROKEE SKETCHES

  6、SMILE BILLY



           ART FARMER(flh)
           CLIFFORD JORDAN(ts)
           FRED HAERSCH(p)
           RAY DRUMMOND(b)
           AKIRA TANA(ds)



          1982年9月18、19日録音




          紫式部



       雨の日のみだら紫式部の実(鷹羽狩行)

solsticeーequinox / diana panton

2017-10-22 12:22:39 | ジャズ


             今日聴いたジャズ・・・



       ダイアナ・パントン / シーズンズ~ 美しい季節




      カナダの歌姫、ダイアナ・パントンの2年ぶりとなる作品。


      「SOLSTICEーEQUINOX」とは、夏至、冬至、秋分、春分を表現する単語を用いたタイトルで、つまり、四季を歌ったアルバム。



      おなじみの、レグ・シュワガー(g)、ドン・トンプソン(b、p、vib、arr)の参加は嬉しく、今回は、フィル・ドワイヤー(sax)、


      ギド・バッソ(flh、tp)の2管を起用した、タイトルどうり四季の移ろいを美しく、優しく、味わい深い一枚に出来上がっている。


      彼女の歌唱はこれまでの作品とかわらず、イノセントで聴く者の心を癒し豊かにしてくれる。


      ギターソロから始まる大好きな「ESTATE」は、しっとりとした歌声がなんともいえず滋味深い。サポート陣のプレイがさらに


      よいものにしていると思う。



      
   1、THEY SAY IT’S SPRING

   2、THE HEATHER ON THE HILL

   3、UP JUMPED SPRING

   4、THAT SUNDAY、THAT SUMMER

   5、ESTATE

   6、MANHATTAN

   7、ヴァカンスの終わり

   8、9月の雨

   9、’TIS AUTUMN

  10、9月

  11、CLOUDY MORNING

  12、I LIKE SNOW

  13、BY THE FIRESIDE・・・




         DIANA PANTON(vo)
         GUIDO BASSO(flh、tp)
         PHIL DWYER(sax)
         REG ScWAGER(g)
         DON THOMPSON(b、p、vib、arr)



        2016年 8月、トロントにて録音




      溝蕎麦(みぞそば)



     溝蕎麦は水の際より咲きそめし(高浜年尾)


    

tom harrell(tp、flh)

2017-10-19 14:46:16 | ジャズ


        今日聴いたジャズ・・・



      TOM HARRELL /  PARADAISE




      病(統合失語症)を乗り越えて、類稀なる音楽の創造性を発揮し、過去30年間における最高のトランペッターと


      言われるようになったトム・ハレルのリーダー作。



      彼の作品を初めて聴いたのは、「OPEN AIR」か、「MOON ALLEY」のどちらかだと思う。


      なんと美しいトランペットを吹く人だろうと思った。


      本作は、多くのミュージシャン、そして、曲によってはハープ、ビオラ、バイオリン、チェロなどの弦楽器と共に綴る、


      豪華で、ハレルの美しいトランペット、フリューゲルホーンを堪能できる70分を超すアルバムに出来上がっている。



  1、DAYBREAK

  2、BAROQUE STEPS

  3、NIGHTTIME

  4、WIND CHANT

  5、PARADISE SPRING

  6、MORNING PRAYER:


    PART 1

  7、PART 2

  8、WISHING WELL


  9、SUNRISE




           TOM HARRELL(tp、flh、arr)
           JIMMY GREENE(ts)
           FREDDIE BRYANT(elg)
           XAVIER DAVIS(p)
           UGONNA OKEGWO(b)
           LEON PARKER、ADAM CRUZ(ds)
           LOIS COLLIN(harp)
           CENOVIA CUMMINS、BELLINDA WHITNEY(violin)
           JULIET HAFFNER(viola)
           DANIEL MILLER、JEFFREY SZABO(cello)
           CAFE(perc)



           2000年11月13、14、15日録音





       茗荷(みょうが)の花



       爪をきる茗荷の花のしづけさに(中嶋秀子)