漢字で「杜若」あるいは「燕子花」と書く。浅い水中に生息する花で、濃紫色、青紫色などの花びらに、ひと筆さっと筋を描いた
模様がさわやか。
室町時代のなぞなぞで「かたえ枯るる林は土のあるばかり 若緑そう緑だになし」というものがある。
林という字の片方が枯れてしまえば「木」、これに「土」があると「杜」の字。つぎに若緑の緑がないので「若、」つまり
「杜」と「若」で答えが「かきつばた」というもの。この花らしい典雅はなぞなぞです・・・
アヤメ科
英名:RABBIT EAR IRIS
別名:ふでばな
花言葉:幸福はきっとあなたのもの
今日聴いたジャズ・・・
TIERNEY SUTTON・・・「DANCING IN THE DARK」
本作は、女性ヴォーカリスト、ティアニー・サットンのリーダー・アルバム。
フランク・シナトラのレパートリーを手がけた作品。
サポート陣は、お馴染み、クリスチャン・ジェイコブ(p)、トレイ・ヘンリー(b)、レイ・ブリンカー(ds)
三人が務めている。5曲(1、4、5、7、12)にはオーケストラが入っているものの、きわめて控え目で、
ベース、ドラムスも、彼女の歌唱を引き立てるかのごとく、控え目なサポートに徹している。
クリスチャン・ジェイコブもさすがに長年、彼女の歌伴をしているだけあって、あ、うん の呼吸ともいうべき、息の合った、
ピアノを披露している。
全12曲、どの曲もしっとりと歌っていて、シナトラの歌唱と比べてみると興味深いものがある。
一曲一曲が、”え~っ シナトラにこの曲があったかな?”と思う。ティアニー・サットンの個性がよく出ている。
傾向としては、前回書いた 「BLUE IN GREEN」に通じるものがある。こちらはラストの一曲を除けば完璧だったのに。。
因みに「WHERE OR WHEN」「DANCING IN THE DARK」はダイアナ・クラールも好んで歌っていて、彼女の歌も愛聴している。
二人とも、聴いていて、疲れない、耳障りにならない点でも共通するところがあるかも知れない。
1・WHAT’LL I DO・・・2・ONLY THE LONELY・・・3・I’LL BE AROUND・・・4・ALL THE WAY・・・5・I THINK OF YOU・・
6・WHERE OR WHEN・・・7・WITHOUT A SONG・・・8・I COULD HAVE TOLD YOU・・・9・EMILY・・・10・LAST NIGHT
WHEN WE WERE YOUNG・・・11・FLY ME TO THE MOON・・・12・LAST DANCE / DANCING IN THE DARK・・・
CHRISTIAN JACOB(p)
TREY HENRY(b)
RAY BRINKER(ds)
with
ORCHESTRA CONDUCTED BY CHRISTIAN JACOB
2003年6月8、9、10日録音・・・