安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

韓国岳の深山霧島

2014年01月21日 11時32分52秒 | 日記
 19日は晴天だった
 今夏のアルプスに向けた訓練のため、久し振りに韓国岳に登った  登山口に向かう県道小林えびの高原
霧島線の凍結が気になるので、タイヤチエンを載せて8時半過ぎに自宅を出た  有料道路料金所跡付近の
外気温は2度  暫く走ると0度になった  赤松千本原付近でも0度だったが、市営露天風呂跡付近では
マイナス1度になり、不動池付近ではマイナス2度になった   しかし、路面の凍結などは全くなかった
ので、安心して走行することができた  通行する車はなかった

 登山口の駐車場(路側帯?)には、9時半過ぎに着いたが、不動池横の駐車場には駐車可能なスペースが
7~8台分は空いているようだった  登山口付近の駐車場(路側帯)にも3台分の駐車スペースがあった

 アイゼンを持つか否か考えたが、韓国岳を含めて周辺の山並みには積雪が殆ど見られなかった  しかし
念のためアイゼンは持参した  

 韓国岳は、5合目までは急登があり、路面には大小の転石があるので、丸木を使った階段などの整備は行
っているが足元に注意しながら歩く  特に、下山時は大きな石が階段状になっている場合や丸木を使った
階段の土が流失して段差が大きい所では、足に負担がかかりにくいような歩き方が必要だ

 2合目からは、その場所の標高や今まで登った距離、これから頂上までの距離等を記載した標柱があるの
で、見逃さないようにすると、安心できる

 登山道には、ごく一部を除いて凍結はなかった  アイゼンは使用しなかったが、冬山ではさほど荷物に
ならない用具だから、ザックに入れておくべきだと思った

 有り難いことに、5合目からの展望はよかった  5合目から先の登山道は開けているので、大浪池の凍
結も確認できた  下山時は大浪池に下りて凍結した池まで行って観ようと思った  以前は、池まで降り
て水辺で昼食を楽しんだことがある

 7合目から8合目に向かう途中で、深山霧島の枯れた株があった  その後、注意して登山道の左右を見
ると、白骨化したのではないかと思われる深山霧島の大きな株が幾つかもあった  元気な深山霧島には密
に小さな葉がついているが、白骨化しているのではないかと思われる深山霧島には全く葉がついていない

 深山霧島ではない木かもしれないと思ったが、葉のついた深山霧島の複数の株の中に同じ高さ、同じ形の
株が根元から白色乃至灰色になっていたので、深山霧島に違いないだろう  下山後、環境省保護官事務所
に問い合わせた   調べてみるとのことだった  私の間違いであればよいが 

 頂上からの展望も良かった  鹿児島湾などもよく見えた  新燃岳~高千穂峰も綺麗に見えた

 昼食は今日も「うどん」を煮た  しかし、生卵とネギを持参しなかったので、質素な昼だった

 頂上の岩場でうどんを食べながら大浪池に向かう登山道方面を見ていると、随分前から座ったままだった
単独の女性が立ち上がって、フラフラと歩きだした  私が頂上の岩場にに向かう時から座っていたので、
不測の事態が生じているのだろうと考えた  ザックを片付けて傍まで降りて声をかけると、「足が攣って
痛い」

 70歳を超えている私とあまり変わらない高齢者で、今日は何回か足が攣って動けなかったそうだ
 手当をして暫くすると落ち着いたので、ザックを私が背負って、ゆっくり、ゆっくり歩いた  途中で一
人の女性が追い付いてきて、同行した  昨年は、行縢山で2人分のザックを背負って登ったが、今回は下
山だから、それほどきつくなかった

 山の登り方は、殆ど知らないようだった  韓国岳の登山道では、中心部は段差が大きいのだが、彼女は
その段差が高い所を歩くのが癖になっているようだった  登山道を良く見て、段差が低い所を探して歩く
ように度々説明したが、その後も段差が高い所を降りて、転びそうになることを繰り返した

 ゆっくり歩き、たびたび「立休み」を繰り返しながら下山した  4合目付近からは自分でザックを持つ
元気が出た  

 3時間ほどかけて3人とも無事に登山口に降りたところで、「解散します」と言って別れた

    2014年1月21日
                                             風

※ 写真は、クリックすると拡大する もう一度クリックすると更に拡大する


韓国岳登山口にある案内板

2合目

5合目までの登山道は転石が多い

5合目の休憩所  前方に白鳥山

7合目の標柱

標柱には、現在地の標高、登山口までの距離、頂上までの距離が書いてある

8合目







頂上付近の岩場

韓国岳の頂上

韓国岳の頂上から大浪池

昼食のうどんつくり