随分前のことだが、台風のため通行できなかったオコバ谷~白崩平の間の登山道が回復し
た後に岩宇土山に登ってみると、期待に反して白崩平の福寿草は激減していた
オコバ谷から白崩平までは殆ど危険個所がなく、凡そ1時間で行くことが出来たためか、ゴ
ザ等の敷物を持参した団体が福寿草が咲く広場で宴会をしているのを見かけることがあった
ので、暫く登山者がなければ福寿草の痛みがなくなり、回復するのではないかと期待していた
ところが、白崩平の福寿草は絶滅に近い状況だった 盗掘と思われるスコップで掘った穴
が至る所に残っていた
白崩平には、岩宇土山登山口から上福根山に向かう途中の登山道が白崩平への分岐を過
ぎた所にある林道から行くことができる 林道は自動車も通るので、自動車で林道を通り、
上福根山~岩宇土山の登山道から白崩平に降りて、登山者がほとんどいない白崩平の福寿
草を盗掘したのかもしれないと思った
その後、福寿草が順次回復しているが、3月12日、久しぶりにオコバ谷から白崩平らに登っ
た 鹿児島からの同行者は、白崩平の福寿草を鑑賞するのが目的で、その後はオコバ谷
に降りると考えていた しかし、福寿草が広場にも咲いていたのでそれらの花を楽しんでい
るうちに、岩宇土山に登ることにした
ところが、白崩平から岩宇土山への登りは以前私が登っていたルートとは違い、急な坂道
の連続で、上福根山との分岐までに凡そ1時間を要した
また、岩宇土山の尾根を歩き、暫くすると不安定な坂道が連続したので写真撮影は控えた
特に危険な斜面のトラバース(横切り)では、低姿勢で殆ど「腹這い」に近くなって、柔らかく、
触ると滑り落ちる地面を両手で掴んで進みんでいると、前を歩いていた鹿児島の若い仲間が
「風さんが『ヘッピリ腰』になっている」と言った !
ともあれ、岩宇土山から岩宇土山登山口への下りは、急斜面の地面が柔らかく、掴む岩や
樹木のない所が何か所か続くので、十分に注意が必要だ
下山後の13日(日曜日)に会ったグランドゴルフ仲間の女性が「友達が福寿草を見に行っ
て滑落して顔面などに大ケガをし、ヘリコプターに救助してもらった」と言っていた
先日の仰烏帽子山・椎葉谷登山口ルートの登山道も一部は登山道が完全に崩壊し、谷を
通るようになっていた
久しぶりに登る山の登山道は、慎重に歩く必要があると考えた
2106年3月29日
風
※ 依然として新しいパソコンには手こずっている
※ ポケットカメラのJPEGで撮影した写真はパソコンに取り込むことができるが、
ニコンD810のLAWとJPEGで撮影した写真はパソコンに取り組むことができない
※ 写真はクリックすると拡大するものがある
岩宇土山登山口の近くに車を停めてオコバ谷の上流に向かう
09:58 オコバ谷登山口
登山道に入ると暫くは「ゴロ石」
10:07 少し歩いたところでストレッチ
10:27 谷を渡る
10:47 最初の福寿草
10:51 亀さん手作りの「後5分」
10:54 白崩平まであと100歩
10:56 鹿避けネットの扉を開ける
11:04 岩場に咲く福寿草
11:43 岩場で休憩 ( 岩づたいに花を踏まずに歩く )
11:53 ネットから離れた草原に福寿草が群生
13:02 オコバ谷( 白崩平 )と上福根山との分岐( 尾根 )
13:26 岩宇土山の頂上
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