安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

氷瀑鑑賞 ( 落水の滝 ) は早朝に

2016年01月28日 20時08分56秒 | 日記

 1月24日の日曜日から今年最大の寒波が日本の殆ど全土を襲った  
 「記録的寒波」は九州でも猛威をふるった  この寒波の影響で九州は25日も厳しい冷え込みが
続き、観測史上最低気温の更新が続いている  

 24日には奄美大島では1901年2月以来、115年ぶりに雪を観測した。25日早朝に鹿児島
県の伊佐市で-15.2度、宮崎県えびの市でも-12.0度になるなど県内の各地で氷点下が観測さ
れたので、落水の滝も凍結しているだろうと考えた  また、予報では29日~30日は雨天になる
と予想されていたので、降雨の前に落水の滝の氷瀑を観に行った

 登山口までの林道は以前から荒れており、前日に確認したインターネット情報の中では「普通車で
は行くことが出来ないので、橋を渡った所に駐車して歩いても20分くらいだ」と勧めているものも
あった  以前、仲間と同行した時には崩壊した土砂が林道の半分ほどを埋めていたので、たまたま
前日に作業のため使用したスコップを車内に置いていたので、そのスコップで土砂を取り払ったとこ
ろ、同行者から「さすが、風さんは四輪駆動車なのに用心のためスコップを積んでいる」と感心され
て当惑したことがあった

 林道は、私が予想したより荒れていたので、「ゆっくり、のんびり」運転した  普通車での通行
は危険なので、避けた方が良いし、四輪駆動車でもハンドルをとられないように、慎重に、可能なか
ぎり低速で走った方が良い    帰りには、エンジンブレーキが助けてくれる

 駐車場から登山口までの林道は、本来トラックが交差できる広く、地盤もしっかりした道路だった
が、今は殆ど利用されていないので倒木、巨大な岩が林道を塞ぐように落ちていたりしている

 暫く歩くと、林道が「ほぼ直角に右折する所」に出る。行き止まりにも見える所で、突き当りの左
側にある立木に「落水の滝へ」と書いた古い道案内板がある

 案内板に従って左側の谷を渡り、対岸にある複数の赤いテープを目印にして歩く  途中で直進し
て降る道と右に向かって急な坂を登る道がある  ここは、赤いテープに注意して右側に登る

 登山の一般的な注意事項として、「ロープは補助として」使用することがあるが、この登山道でも
ロープが設置されている個所では、私はロープを使わないで周りの木や岩を掴んで登った  

また、岩に登るために枯れ木を3本~4本斜めに立てかけている所があるが、ここはまず、古木が折
れることがないか、慎重に確認した後で古木に登り、直ぐに右手の岩に手をかけた   下山時は特
に慎重に降りることが必要だ

 随分前のことだが、夏木山の犬流れルートで、岩に登って岩の頂上を両足で跨ぎながら両手で体を
持ち上げることを繰り返して凡そ30メートル進むのが怖い人が、岩の中腹にある木の根や草等だっ
たと思うが、それらの塊でできた「梯子」を踏みながら歩く人がいた  ところが、複数の人がその
「梯子」を歩いている時に梯子が崩壊したため、歩いていた人は崖下に転落したと聞いた  一人の
人(リーダー)が確認しながら渡った後で、後の人が続くべきだったのではないだろうかと思った

 途中で下山して来る人に合ったので、「まだ溶けていないですか」ときくと、「先ほど大きな塊が
落下した  余り近づかない方がよいですよ」と教えてくれた  氷瀑鑑賞は早朝にすべきだと分か
っていたが、今日は遅くなった

 滝が見えるところに着くと、滝は凍結していたが、中央部分の一部が溶けていた
 
 今朝、炊き立ての玄米飯で作った握り飯とインスタント味噌汁に加えて、インスタントラーメンを
作るためにガスを持ってきたが、寒さが思ったほどには厳しくなかったので、ガスは使用しなかった

 昨冬、久し振りに九重連山中岳に登ったときに、全面凍結した御池の湖上を歩いた   同行した
山友は二人とも初めてのことだと喜んでいたので、近々中岳に行くことにする  

 鹿児島と宮崎の山友から福寿草鑑賞の誘いを受けているので、この日程と併せて検討する

 宮崎県美術展応募予定の作品はできているが、今一つ物足りない気持ちがあるので、近日中に撮影
に行くことにしている

 一昨年、久し振りに会った大先輩から「何をしている」ときかれたので、山と仏像撮影の話をする
と「キョウイクヒトハナガイキをする」と言われて、キョトンとしたことを思い出した  

    2016年1月29日
                                         風

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倒れた樹木が林道に横たわっている

倒れた樹木が林道に横たわっている

倒れた樹木が林道に横たわっている

巨岩が林道を遮っている  左側の山と巨岩の間にある隙間を通る

倒れた樹木が林道に横たわっている

林道がほぼ直角に右折している所   写真中央の樹木に「 落水の滝 → 」と書いた板がある

此処から谷に降りて山側を上流に向かって少し歩く ( 凡そ10メートルか )

案内板には、( 落水の滝まで )30分 と書いている

赤いテープを目指して対岸に渡渉

直進すると谷に向かう

右手に登る急な坂道には、左右に赤いテープがあるので、その間を登る

倒木が登山道の間で交差している

左手の谷の向こうにある斜面に「 小滝 」が見える

岩の間にロープがある  急坂だが木の根や岩を掴んで登る

3本~4本の枯丸太が岩に斜めにたてかけられている   特に下山時は慎重に 

落水の滝は凍結しているが、中央部分が溶けて落下している



溶けている部分の拡大

二人の男性がアイゼンを着けて滝を登っている
 
帰宅途中で3カ所の神社に参拝した  いずれも急な坂道を登った所にある山中の「質素な」社殿だった

福寿草と上弦の月

2016年01月17日 17時12分17秒 | 日記

 随分前に宮崎日日新聞で高千穂町山林で福寿草が咲いたとの報道があり、1月10日の扇ガ鼻で
熊本の山友から仰烏帽子山でも僅かだが咲いていると聞いたので、昨16日の土曜日、午前9時半
頃に自宅を出て熊本県五木村の仰烏帽子山に行ってみた

 仰烏帽子山には平成2年頃は元井谷登山口から登っていたが、その後は長い間椎葉谷登山口から
登っていた  ところが、台風のために椎葉谷登山口は全く利用できない状況が続いており、元井
谷登山口は駐車場が殆ど崩壊したままで、登山道の整備も行われていない  昨年と一昨年に元井
谷登山口から登ってみた  大荒れに荒れた登山道を歩くのは楽しかったが、長時間を要するので
福寿草の鑑賞や撮影に十分な時間を確保することが困難だった

 そこで、昨年の後半は熊本の山友から教えて頂いた第2登山口を利用した  この登山道は比較
的楽な登山道で、危険な個所は殆ど無いので、昨日も第2登山道を利用した  しかし、林道の登
山口近くの法面が一部崩壊しており、砂利や石が散乱していることがある  また、16日の午前
中は薄い積雪があったので、車の運転は慎重にした方が良い

 昼過ぎに着いた駐車場には10~12台の車が駐車していた  準備をして登り始めると、時々
下山者にあった   その中で、福寿草が咲いている個所を教えて頂いた二人の情報が大変参考に
なった  有り難い

 福寿草は、まだ群生しておらず、情報の場所を探して1輪、3輪と見つけた  今年は暖冬なの
でもう少し多く咲いていると思ったが、開花は予想より少なかった  二人目の熊本県の男性から
場所を教えて頂かなかったら、5輪の福寿草を見るだけだったかもしれない  有り難い

 下山して駐車場から南の空を見上げると、上弦の月が見えた  

 本来の「小正月は」、新年のあと最初に満月になる日のことだったと、今朝のラジオで聞いたこ
とを思い出した  青い空に浮かぶ白い昼の月を眺めて影ると、心が和んだ   有り難い

 従来は、温泉で疲れを癒し、ゆっくり一般道路を通って帰るが、今日は人吉から高原町まで有料
道路を利用して、午後7時半頃無事に帰宅した

    2016年1月17日
                                        風
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※ 11枚目からの福寿草は、以前撮影した写真  福寿草は晴天の午前中に撮影した方が色が良い


仰烏帽子山の第2登山口

登山道の一部には薄い残雪

凡そ20分で最初の左折

頂上と福寿草群生地との分岐

これから福寿草群生地

福寿草が一輪







登山口駐車場から南の空に昼の月

2003年2月15日 撮影

2005年2月15日 撮影

2011年2月22日 撮影

2012年2月27日 撮影

2013年2月11日 撮影

2014年2月16日 撮影


登り始めは九重連山 扇ケ鼻

2016年01月12日 12時08分36秒 | 日記

 かつては1月3日を登り始めとしていたが、今年は1月10日の日曜日になった  もっとも、
当初予定では山友の都合もあり11日の「成人の日」だったが、8日頃になって予報が変わり、
11日は雨天になったので急遽10日に変更した

 幸い10日は晴れ時々曇りの予報にも関わらず、太陽が顔を見せる時間が長く、扇ケ鼻の頂上付
近を除いて風のない暖かい中で山を楽しむことが出来た  有り難い

 宮崎、延岡、大分県佐伯市(蒲江)の三市合同登山チーム4人で、ゆっくり、のんびり樹氷等を
楽しみながら歩いた

 午前4時半に自宅を出て宮崎県内の山友を迎えに行き、大分県の「道の駅清川」で蒲江の山友と
合流  「道の駅清川」は、九重連山に行くときのトイレ休憩場所であり、山友との合流場所であ
り、食糧補給の場所でもある  自宅から凡そ2時間の延岡西インターチエンジもトイレ休憩とス
トレッチの場所として利用するのが例となっている

 牧ノ戸駐車場には多くの車が駐車していた  鹿児島、熊本、福岡、久留米、・・・ 宮崎 
 
 他の山友はアイゼンを持参していたが、私は昨日までは持参する心算だったがついザックに入れ
ることを忘れていた  途中で山友に揶揄されたが、牧ノ戸近くまで走っても沿道に積雪がなかっ
たので、安心した  登山口から展望台までの舗装階段の登山道ではアイゼンを着用した方が安心
して歩くことが出来るが、アイゼンがなくても注意して歩けば大丈夫だ
 
    ( 下山時、舗装登山道はスベルからと登山道横を歩く山友に「丈夫だから
      登山道を歩くように」と注意した直後、私が転倒した )

 沓掛山辺りまでは遠くの山並みは霧のため姿が見えなかったが、11時頃になると霧が晴れて遠
景を楽しむことができた  しかし、登山道は積雪はないが前日の登山者の踏み跡の形に凸凹複雑
に凍結しているので歩きにくいところがあった

 扇ケ鼻分かれから急な坂道を登る途中で二人の登山者に会ったところ、私の名前を呼んで頂いた
「以前、扇ガ鼻の頂上で写真を撮ってあげました  名刺を頂いたのでブログを」と言って頂いた
ので思い出した  申し訳のないことだった  私が単独で扇が鼻に登った時に頂上で写真を撮影
して頂いた方だった  有り難うございました  大変失礼しました

 頂上が近づくと風が出てきた  途中で写真をとる撮ったり、樹氷や遠景を楽しみながらゆっく
り歩いて予定通り2時間足らずで扇ケ鼻の頂上に着いた  

 記念写真を撮り、昼食は、昨年登り始めに来た時と同じ岩陰で食べた  昨年はガスストーブを
持参してラーメンを食べたが、今年はお湯を注いで食べるレトルト食品  これは、直ぐに冷めた
ので、やはりガスを持参した方が良い

 下山時は、予想していたとおり、今朝は硬く凍っていた登山道の一部が泥濘になっていた
 その泥濘を通り過ぎて沓掛山に登る手前に二人の若い男女がいた  その中の女性が自分の名前
を私に告げた  熊本の山友だった  確か5~6年以上山で会っていなかったので私は山友の顔
を見忘れていた  更に、彼女が「今日は早朝から登っていた」と言うので「私の知っている人も
『朝駆け、夕駆け』をしてブログに載せている人が・・・」「私の主人です」・・・

 近くにいる背の高い、屈強な男性を見ると、その横顔に見覚えがあった   隣にいた人がご主
人で、熊本の俵山でご夫妻と私の三人で花の撮影を楽しんだことがあり、朝駆けのブログを書く人
で、かって2度にわたり九重連山で先方から声をかけて頂き、2度目には一緒に並んで撮影した写
真を私のブログに載せた方だ

 「75歳になると物忘れが・・・」あのような失礼な言葉は使うべきではなかった

 同じ九住山の牧ノ戸コースで三度も出会ったのだから、次回は私から声をかけます

 今年の登り始めの九住山で有り難い人たちに出会うことが出来たことに感謝しながら、温泉で疲
れを癒して無事に帰宅した  有り難い

 先日の地元紙宮崎日日新聞に高千穂町の山林に福寿草が咲いたと報じられていた  熊本の朝駆
けさんからも、仰烏帽子山に僅かだが福寿草が咲いていると教えて頂いたので、次回は五木村の仰
烏帽子山で福寿草に会いたい

   2016年1月12日
                                         風

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今日の登山届担当者が届け出用紙に記載

舗装登山道は凍結している

これから先は、舗装階段が凍結

休憩して服装調整

日当たりの良い岩場で休憩  この後坂を下る

下り坂の岩場で立つ

















写真の左側は赤川登山口からの登り

扇ガ鼻(1、698m)頂上

昨年まではこの岩のてっぺんに立った・・・

大きな岩陰で冷たい風を避けて昼食

泥濘

p

蒲江の海で「水切り」

2016年01月04日 16時39分19秒 | 日記
  正月3日の日曜日、人工透析専門病院に勤務している長男の妻は勤務日なので長男と双子の孫、
妻と私の5人で大分に帰省した 

 途中で立ち寄った姉の家で「お年玉」をもらった孫の一人が封筒の中を覗いて、「婆ちゃん、丸
が四つあるのは何?」と妻に訊いた  金額を知った孫たちは昨年を思い出して、今年も昨年と同
じだと大喜びだった

 本家には兄夫妻を始め5人の家族に兄の孫娘の一人が曾孫2人を連れて昨年暮れから帰省してい
たので、8人  其処に私たち5人が加わり13人の集団になった  

 3歳の曾孫は直ぐに私になれて、四つん這いになった私の背中に乗って「馬乗り」を楽しんでく
れた  私の2人の孫とも仲良く遊び、墓参には3人で手を繋いで歩いた   

 日帰りで私の山友や親友を訪問する都合があり、早々に本家を出たので、車中で孫が「もう少し
遊びたかった」と言った  今日(4日)、本家に電話すると、「夕方、曾孫がもっとお姉ちゃん
たちと遊びたかったと言っていた」とのことだった

 蒲江の山友宅に大勢で押しかけた後、近くの島の山頂にある神社に参拝した  社殿の横にある
建物の中には幾つかの神像があった  漁港が近くにある関係と思われ、神像は魚を抱いていた
正面の像の左右には小さな大黒天と思われる像などが3~5体見えた  いずれ三脚、照明などを
持参して撮影することにしよう

 撮影を終えて下山すると、孫たちが防波堤から砂浜に降りて「水切り」をしていた  子供の時
に川面に向かって石を投げ、その石が水面を這うようにチョン、チョンと飛んでいく石を眺めるの
は楽しかった  

 70歳に手が届きそうな妻も孫と競争していた  私も若いころを思い出して平たい石を選んで
海面に投げたが、思うように「水切り」が出来ず、10メートル程で石は沈んだ  誰が優勝した
かは忘れた(?)が、たしか石が30メートル近くまで水面を走っていたようだった

 砂浜から上がり、孫たちを待ったが、二人とも石切りを続け、暫くは砂浜で遊んでいた

 正月は爽やかに過ぎた


       2016年1月4日
                                        風 

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兄の曾孫と「馬乗り遊び」

「お手々つないで」墓参り

蒲江町の砂浜で水切り遊び

蒲江町の砂浜で水切り遊び

蒲江町の砂浜で水切り遊び

蒲江町の砂浜で水切り遊び

蒲江町の砂浜で水切り遊び

港近くの山で撮影

漁港近くの山で撮影