硫黄岳の噴火活動等に伴う規制で韓国岳から遠ざかっていたが、先日規制が一部解除されたので
久しぶりに出かけた
規制解除が報じられた後の日曜日なので登山者が多いと予想した通り、混雑を避けたつもりで9時
半頃に登り始めると一時は行列ができたので、後続のグループなどには次々に道を譲りながら、
ゆっくり、のんびり、ぼちぼち歩いた
私が60歳代に入った頃に仲間と登っていた時は、「今日は敬老の日」だから、ゆっくり歩くように」
と冗談を言いながら登っていたが、今日は「行列の中を歩くことをしたくない」ので一段と歩く速度が
遅くなった
車を運転中も後ろに車が接近してくると、その後続車が追い越すことができる場所を選んで追い越し
をさせることが多かったので、同乗の仲間から不満が出ていたものだが、昨年喜寿を超えた今も同様な
走行をしている 山でも、後続者に追い立てられるかのような歩きはしたくない
かつて所属していた山岳会の中で健脚者を選んで小グループを結成したリーダーに認められてグルー
プに参加していた おかげで四国、中部地方までリーダーと私の車に相乗りして山を楽しむことが
出来た
そのリーダーは、人が3泊を要する山には2泊で、2泊の山には1泊で行くという強行登山者だった
グループ登山を始めた当初は、下山中に休憩していると「どうして降りる時に休むんだ」と言っていた
同年であることもあり、私を大事にしてくれたが「山に入るだけで楽しい」と言って山の草花や巨木、
巨岩、遠景などを楽しみ、撮影したあと仲間の所まで走って追いついていたことについて、仲間には
「困った人だ」と言っていたそうだ しかし、彼のお陰で私は多くの山に登ることができたので
あり、彼と出会わなければ、その後一時登山ガイドになったこともなかっただろう 有り難い
そんなリーダーとは、車で2時間以上の遠距離に住んでいることなどもあり、60歳を超えた頃から
同行することがなくなり、私は若い人たちと登ることが多くなっていた
こんなことを思い出しながら、のんびり、ゆっくり、ぼちぼち山歩きと初対面の登山者と冗談を言い
合うことを楽しみながら登っていると、4号目あたりで「昼食の握り飯」の持参を忘れていることに気
が付いた
気が付いたとたんに一気に空腹と疲労を感じた 「これでは頂上まで歩けない」と考えていると、
冗談を言い合いながら、追い抜いたり、追い越されたりしていた鹿児島市の登山者が追い付いてきたの
で、このことを話した すると、その男性は「握りを沢山持っているから」といって私に2個の握
り飯を渡してくれた 私が断っても、彼は「とにかく、受け取れ」と渡してくれた 有り難い
気分一新、その後も何人かの登山者と冗談を言いながら歩いた 左足に多少の不自由を感じて
整形外科に通っているが、歩行に支障は感じていなかった しかし、頂上が近づいた頃から何とな
く不自由を感じたのでザックからストックを取り出した ストックを使用するのは初めてだったが
疲労を感じ始めていたのに、いつの間にか軽快に歩いていた
頂上に着いた時、改めて自分の不注意を反省し、握り飯を頂いた有り難さに感謝した
久しぶりに見る韓国岳からの展望を楽しみ、人の心の暖かさに感謝しながら無事に下山した
2019年4月21日
風
※ 写真はクリックすると拡大する
駐車場から登山口へ
登山道から硫黄山の噴煙
従来の登山道へ
3合目
キリシマミズキ
韓国岳頂上
韓国岳頂上から新燃岳
久しぶりに出かけた
規制解除が報じられた後の日曜日なので登山者が多いと予想した通り、混雑を避けたつもりで9時
半頃に登り始めると一時は行列ができたので、後続のグループなどには次々に道を譲りながら、
ゆっくり、のんびり、ぼちぼち歩いた
私が60歳代に入った頃に仲間と登っていた時は、「今日は敬老の日」だから、ゆっくり歩くように」
と冗談を言いながら登っていたが、今日は「行列の中を歩くことをしたくない」ので一段と歩く速度が
遅くなった
車を運転中も後ろに車が接近してくると、その後続車が追い越すことができる場所を選んで追い越し
をさせることが多かったので、同乗の仲間から不満が出ていたものだが、昨年喜寿を超えた今も同様な
走行をしている 山でも、後続者に追い立てられるかのような歩きはしたくない
かつて所属していた山岳会の中で健脚者を選んで小グループを結成したリーダーに認められてグルー
プに参加していた おかげで四国、中部地方までリーダーと私の車に相乗りして山を楽しむことが
出来た
そのリーダーは、人が3泊を要する山には2泊で、2泊の山には1泊で行くという強行登山者だった
グループ登山を始めた当初は、下山中に休憩していると「どうして降りる時に休むんだ」と言っていた
同年であることもあり、私を大事にしてくれたが「山に入るだけで楽しい」と言って山の草花や巨木、
巨岩、遠景などを楽しみ、撮影したあと仲間の所まで走って追いついていたことについて、仲間には
「困った人だ」と言っていたそうだ しかし、彼のお陰で私は多くの山に登ることができたので
あり、彼と出会わなければ、その後一時登山ガイドになったこともなかっただろう 有り難い
そんなリーダーとは、車で2時間以上の遠距離に住んでいることなどもあり、60歳を超えた頃から
同行することがなくなり、私は若い人たちと登ることが多くなっていた
こんなことを思い出しながら、のんびり、ゆっくり、ぼちぼち山歩きと初対面の登山者と冗談を言い
合うことを楽しみながら登っていると、4号目あたりで「昼食の握り飯」の持参を忘れていることに気
が付いた
気が付いたとたんに一気に空腹と疲労を感じた 「これでは頂上まで歩けない」と考えていると、
冗談を言い合いながら、追い抜いたり、追い越されたりしていた鹿児島市の登山者が追い付いてきたの
で、このことを話した すると、その男性は「握りを沢山持っているから」といって私に2個の握
り飯を渡してくれた 私が断っても、彼は「とにかく、受け取れ」と渡してくれた 有り難い
気分一新、その後も何人かの登山者と冗談を言いながら歩いた 左足に多少の不自由を感じて
整形外科に通っているが、歩行に支障は感じていなかった しかし、頂上が近づいた頃から何とな
く不自由を感じたのでザックからストックを取り出した ストックを使用するのは初めてだったが
疲労を感じ始めていたのに、いつの間にか軽快に歩いていた
頂上に着いた時、改めて自分の不注意を反省し、握り飯を頂いた有り難さに感謝した
久しぶりに見る韓国岳からの展望を楽しみ、人の心の暖かさに感謝しながら無事に下山した
2019年4月21日
風
※ 写真はクリックすると拡大する
駐車場から登山口へ
登山道から硫黄山の噴煙
従来の登山道へ
3合目
キリシマミズキ
韓国岳頂上
韓国岳頂上から新燃岳