9月2回目の連休初日、21日(土曜日)に熊本の10年来の山友から依頼され、都合4人で大崩山の
麓にある小屋に泊まった キャンプ場に隣接する小屋は、ガス、電気、炊飯器、茶碗等の調理器具は揃
っているので食材だけを用意する 料理は熊本の参加者に任せたところ、牛肉、豚肉、鶏肉等々何種類
かの焼肉用の肉と野菜を持参してくれた
その中で、馬刺しが最も美味だった 50歳代に上司のお供で熊本に出張した時にご馳走になって以
来だから、かれこれ20年ぶり 山友は、「馬刺しは格別上物を買った」と言っていたが然もありなん
と思った 馬刺しの半分は私が馳走になった 勿論、他の肉は殆ど食しなかった 酒が飲めない私
は、馬刺しの美味さのお蔭で午後8時過ぎには2階のベッドに登り、翌朝4時過ぎに朝食と昼食の準備を
始めた3人の声で覚醒するまで、ぐっすり寝た
登山口付近の道路には10台以上と思われる車が駐車していたが、その中の殆どは車中泊したのだろう
登山口の近くには駐車できないので、7百メートルほど上手に駐車した
予定より30ほど遅れた7時過ぎに登山口でストレッチを行い、登山を始めた
25分ほどで大崩山荘に着いたので小休止し、下山時に渡渉する予定の祝子川の状況を確認した 水
流は厳しいが、登山靴を脱いで渡渉すれば危険はないと思われたので、湧塚分岐に向かった
湧塚分岐で祝子川に降りると、今年1月に落ち水の滝鑑賞に行った後に確認した渡渉箇所は、水流が深
く、無理をして大きな岩の横を渡っても、その先は深い急流が予想されたので、上流の浅瀬を探して渡渉
した
「最後の水場」に水が殆どなかったので、昨日一日中降ったという小雨は、確かに「小雨」だったのだ
ろうと、変なところで納得したが、厳しい個所の岩場によっては湿気が残り、慎重な足運びが必要だった
「獅子落とし」とも呼ばれる岩場の手前で、山友が水を要求した その時は気が付かなかったが、後
で彼女はその時既に水がなくなっていたようだ 頂上には行かず、「周回コース」を8時間~9時間歩
く時には、少なくとも2リットル以上の飲料水が必要だが、余裕がなかったようで、袖ダキに着いた時に
は随分と疲労していたので、足と腰の手当をした
大崩山は九州で一番素晴らしい山であり、九州で一番厳しい山であると思っている 袖ダキまでも、
梯子やロープ、岩場などが数多くある これから先には、下湧塚、中湧塚、上湧塚の他、その経路上に
は梯子、岩場、急傾斜の登り、下りが数知らずある
また、象岩の下をトラバースする個所は細いワイヤーを握って百メートル程の1枚岩の急斜面を横切る
大崩山で最も危険な個所だ かつて剣岳の「カニノヨコバイ」を歩いたことがあるが、其処には足を踏
み込む溝が彫られているので、難儀をしなかったが、大崩山の場合はそのような溝がない上に、剣岳のよ
うな大きなロープではなく、細いワイヤーなので一層の注意が必要だ ( 添付した最後の写真を参照 )
なお、袖ダキから下湧塚に向かうルートの岩場は崩壊しているので、巻道を通るようになっていた
この他にも写真を撮影していないが、崩壊した木製梯子など、久し振りの大崩山は以前より厳しくなっ
ているようだったので、二人だけ下湧塚と中湧塚を歩いてもらい、足の不調を告げる山友と私は尾根を通
らずに中湧塚から降りる場所で二人を待った
〝 山では、食べ物はなくても歩けるが、水がなければ歩けない 歩いてはいけない ”
中湧塚の下で昼食をとり、途中でストレッチをしながら、慎重に歩き、日暮前に無事に下山した
2013年9月27日
風
※ 写真は、クリックすると拡大する 再度クリックすると更に拡大する
上祝子キャンプ場の小屋 定員4人で5千円
電気、水道、炊飯器、鍋、皿等調理用具有
料理の一部 熊本名物の馬刺しが美味
ストレッチ
登山開始
梯子やロープ、小さな谷の渡渉がある
湧塚コースはここで左折して祝子川に降り、渡渉する
1月には後方右側のの大きな岩と左側の石の間を跨いで渡った
大きな岩をロープで登る
岩にある1メートル程の登山道をロープで渡る 片方は絶壁なので慎重に
巨大な岩の隙間を通過 全員通ることができた
梯子を登ると、続いて岩場をロープで斜めに登る
谷の倒木を潜って急斜面を登る
袖ダキに登るロープは長い
袖ダキへのロープが続く
ロープが終わり、もう少し歩けば袖ダキへ
袖ダキから中湧塚、上湧塚方面を展望する
右側が湧塚群 上湧塚から左へ歩くと「りんどうが丘」から小積ダキ、「象岩のトラバース」へ
へ
シコクママコナ
下湧塚への分岐 写真左側に下湧塚へ登る梯子が見える
連続する梯子を登って下湧塚へ 更に尾根伝いに中湧塚
下湧塚へ登る梯子の一部は揺れるので、慎重に一人づく登る
以下は、中湧塚から登山口へ引き返す登山道の写真
下山も危険個所が多いので慎重に降る
写真右側の登山者は、ロープが終わるとそのまま梯子でほぼ垂直に降る
祝子川の渡渉は、通常より上流の浅瀬を渡る
※ 参考 象岩のトラバース
※ 参考 象岩のトラバース 初心者はザックを降ろし、ハーネスで確保して歩かせる
麓にある小屋に泊まった キャンプ場に隣接する小屋は、ガス、電気、炊飯器、茶碗等の調理器具は揃
っているので食材だけを用意する 料理は熊本の参加者に任せたところ、牛肉、豚肉、鶏肉等々何種類
かの焼肉用の肉と野菜を持参してくれた
その中で、馬刺しが最も美味だった 50歳代に上司のお供で熊本に出張した時にご馳走になって以
来だから、かれこれ20年ぶり 山友は、「馬刺しは格別上物を買った」と言っていたが然もありなん
と思った 馬刺しの半分は私が馳走になった 勿論、他の肉は殆ど食しなかった 酒が飲めない私
は、馬刺しの美味さのお蔭で午後8時過ぎには2階のベッドに登り、翌朝4時過ぎに朝食と昼食の準備を
始めた3人の声で覚醒するまで、ぐっすり寝た
登山口付近の道路には10台以上と思われる車が駐車していたが、その中の殆どは車中泊したのだろう
登山口の近くには駐車できないので、7百メートルほど上手に駐車した
予定より30ほど遅れた7時過ぎに登山口でストレッチを行い、登山を始めた
25分ほどで大崩山荘に着いたので小休止し、下山時に渡渉する予定の祝子川の状況を確認した 水
流は厳しいが、登山靴を脱いで渡渉すれば危険はないと思われたので、湧塚分岐に向かった
湧塚分岐で祝子川に降りると、今年1月に落ち水の滝鑑賞に行った後に確認した渡渉箇所は、水流が深
く、無理をして大きな岩の横を渡っても、その先は深い急流が予想されたので、上流の浅瀬を探して渡渉
した
「最後の水場」に水が殆どなかったので、昨日一日中降ったという小雨は、確かに「小雨」だったのだ
ろうと、変なところで納得したが、厳しい個所の岩場によっては湿気が残り、慎重な足運びが必要だった
「獅子落とし」とも呼ばれる岩場の手前で、山友が水を要求した その時は気が付かなかったが、後
で彼女はその時既に水がなくなっていたようだ 頂上には行かず、「周回コース」を8時間~9時間歩
く時には、少なくとも2リットル以上の飲料水が必要だが、余裕がなかったようで、袖ダキに着いた時に
は随分と疲労していたので、足と腰の手当をした
大崩山は九州で一番素晴らしい山であり、九州で一番厳しい山であると思っている 袖ダキまでも、
梯子やロープ、岩場などが数多くある これから先には、下湧塚、中湧塚、上湧塚の他、その経路上に
は梯子、岩場、急傾斜の登り、下りが数知らずある
また、象岩の下をトラバースする個所は細いワイヤーを握って百メートル程の1枚岩の急斜面を横切る
大崩山で最も危険な個所だ かつて剣岳の「カニノヨコバイ」を歩いたことがあるが、其処には足を踏
み込む溝が彫られているので、難儀をしなかったが、大崩山の場合はそのような溝がない上に、剣岳のよ
うな大きなロープではなく、細いワイヤーなので一層の注意が必要だ ( 添付した最後の写真を参照 )
なお、袖ダキから下湧塚に向かうルートの岩場は崩壊しているので、巻道を通るようになっていた
この他にも写真を撮影していないが、崩壊した木製梯子など、久し振りの大崩山は以前より厳しくなっ
ているようだったので、二人だけ下湧塚と中湧塚を歩いてもらい、足の不調を告げる山友と私は尾根を通
らずに中湧塚から降りる場所で二人を待った
〝 山では、食べ物はなくても歩けるが、水がなければ歩けない 歩いてはいけない ”
中湧塚の下で昼食をとり、途中でストレッチをしながら、慎重に歩き、日暮前に無事に下山した
2013年9月27日
風
※ 写真は、クリックすると拡大する 再度クリックすると更に拡大する
上祝子キャンプ場の小屋 定員4人で5千円
電気、水道、炊飯器、鍋、皿等調理用具有
料理の一部 熊本名物の馬刺しが美味
ストレッチ
登山開始
梯子やロープ、小さな谷の渡渉がある
湧塚コースはここで左折して祝子川に降り、渡渉する
1月には後方右側のの大きな岩と左側の石の間を跨いで渡った
大きな岩をロープで登る
岩にある1メートル程の登山道をロープで渡る 片方は絶壁なので慎重に
巨大な岩の隙間を通過 全員通ることができた
梯子を登ると、続いて岩場をロープで斜めに登る
谷の倒木を潜って急斜面を登る
袖ダキに登るロープは長い
袖ダキへのロープが続く
ロープが終わり、もう少し歩けば袖ダキへ
袖ダキから中湧塚、上湧塚方面を展望する
右側が湧塚群 上湧塚から左へ歩くと「りんどうが丘」から小積ダキ、「象岩のトラバース」へ
へ
シコクママコナ
下湧塚への分岐 写真左側に下湧塚へ登る梯子が見える
連続する梯子を登って下湧塚へ 更に尾根伝いに中湧塚
下湧塚へ登る梯子の一部は揺れるので、慎重に一人づく登る
以下は、中湧塚から登山口へ引き返す登山道の写真
下山も危険個所が多いので慎重に降る
写真右側の登山者は、ロープが終わるとそのまま梯子でほぼ垂直に降る
祝子川の渡渉は、通常より上流の浅瀬を渡る
※ 参考 象岩のトラバース
※ 参考 象岩のトラバース 初心者はザックを降ろし、ハーネスで確保して歩かせる