安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

ジャカランダ 鑑賞が 仏像撮影に変わり、ジャカランダ撮影で終わった

2014年06月18日 10時36分03秒 | 日記
 6月14日の全国版新聞の地元面に「 三大花木の競演 」とゴチック3段見出し、副見出しは「日南 週末
楽しめそう 」と綺麗な花の写真入りの記事があった  先日は地元新聞の「三大花木」記事で鑑賞に行った
ところ、ホウオウボクとカエンボクは大きな花木の高い所にそれぞれ1輪 ~2輪と思われる花が咲いていた
だけで、新聞報道を見てきた人と思われる数組の人たちが、「唖然」としていた  今回も ・・・とも考え
たがジャカランダは咲いているだろうと思って日南市に向かった

 しかし、日南市に入ったところで何故か、先日高千穂峰で会った山友に「近くの寺に珍しい仏像があるので
案内する」と言って頂いたことを思い出した  

 気が付くと、いつの間にか車が海岸沿いの国道220号から西(右)に曲がり、幾つかの山を越えて鹿児島
の集落に着いた  

 集落の狭い道をゆっくり進んでいると、右側に鳥居が見えたので近くの路側帯に車を停めて境内にはいると
左右に「仁王像」があったので、三脚などを持ちこんで撮影を始めた  頭部を撮影した後、全身を撮影しよ
うとした時に、顔面だけに注目して仁王像と思っていた石像は衣服などから仏像ではなく、「神様」であった
ことに気が付いた

 神社に仁王像があることは珍しいことではないが、鳥居をくぐった所の左右に一対の「神様」が座している
のは初めて見た  この神様は「善神王」とされており、「良い神様の王」と言われるそうだ

 それにしても、急遽しらべた所によれば「善神王」は竹内宿禰の神格化といわれるそうだが、左右一対の坐
像があるのは何故だろうか  今後の調査が楽しみだ

 なお、各地で「善神王」祭りが開催されているので、いずれ当該神社に参拝してみたい

 予定外の行動で山友に連絡をしていないので、路上から山友の駐車場に車があることを確認した後、土産を
買うために店を探していると、古い山門があった  車を停めて確認すると、門前の仁王像は一部破損してい
た  
 
 早速撮影の準備をして仁王像撮影  その後、境内を覗くと竹林に仏像が見えた  そこで、車を自動車用
の進入路から境内に入れ、竹林の仏像を撮影し、本堂の方に登って行った  

 本堂には、素晴らしい仏像があった  撮影を恐れる気配を感じた 

 山友を訪ねると、予め連絡すると約束していたにも関わらず不意の訪問をした私を、山友ご夫妻は歓待して
頂いた 

 6月6日以来、歯の治療中で充分な食事ができず、陰鬱な日々を過ごしていたのだが、久し振りに仏像を撮
影し、撮影を畏れ多く感じた仏像( 当然、ブログにも掲載していない )に出会い、山友の奥様がお茶請けに
出して頂いた梅の「梅酢漬」を頂いたこと等のお蔭で気分が爽快になった  有難い

 元気が出た勢いで、午後3時半に鹿児島を出て日南市南郷のジャカランダ撮影に向かった  通常は通るこ
とのない県道の途中で、道路沿いに「阿弥陀如来坐像」の標識があったので撮影した  近くの農家に行って
話を訊くと、「藪の中」にあった石像が、県道から山の方に市道を開設する工事の時に発見されたそうだ

 日南市南郷のジャカランダはほぼ満開に近かったが、 ホウオウボクとカエンボクの花は探すことができな
かった  報道写真撮影後に落下したか  そうだとすれば、やむを得ないことだろう

 えびの高原の野海棠開花、可愛岳の鉾岩所在個所等々の情報と同様にジャカランダと三大花木同時開花情報
も不確実なものだったようだ  もっとも、情報収集時点と報道時期の間に時間差があったことが原因とも思
われるので、観光地以外の山の開花情報については、報道以外の手段で確認することにしている

  2014年6月18日
                                               風

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若宮神社の善神王

同上頭部

若宮神社の善神王

同上頭部

大慈寺の仁王像・吽形

大慈寺の仁王像・阿形

竹林の仏像

串間市郡司分の林間に座す阿弥陀如来

串間市郡司分の林間に座す阿弥陀如来

串間市郡司分の林間に座す阿弥陀如来

串間市郡司分の林間に座す阿弥陀如来

亜熱帯支場付近のの山に咲くジャカランダ

亜熱帯支場付近のの山に咲くジャカランダ


3県合同登山チームで平治岳の深山霧島

2014年06月02日 22時27分16秒 | 日記
 大分の山友から、「平治岳の深山霧島は5月末からが見頃」との連絡があった
 早速、6月1日の日曜日に大分、宮崎、鹿児島の山友4人と平治岳に向かった  清川の物産館で合流
した大分の山友は、ドイツ人と結婚し、帰省中の妹さんを同行してきた  彼女とは初めての合同登山だ
ったが、吉部登山口の駐車場に着く頃には既に気心のあった登山隊の一員になっていた  

 吉部登山口の駐車場には大勢の車が駐車していた  以前は吉部登山口からの登山者は少なく、林道沿
いに駐車していたが、近年は吉部登山口からの登山者が増加したので、2か所の臨時駐車ができている
そのうちの1カ所は、杉林の草を刈っただけの凸凹の地面で、杉の木の間の空き地に駐車している  簡
易トイレを設置しているが、「お手洗いは近くの谷で」  料金は、車が少ないときは「竹の筒」に自分
で300円を入れる  

 林道の駐車場入り口と登山口周辺のゲートでは、所轄市町村の職員が整理をしていた  しかし、吉部
登山口からの登山者の多くは暮雨の滝近くを経由して大船山林道終点、大戸越を経由するか、坊ガツル、
大戸越を経由して登っているようだ 

 私は数年前から、鳴子川の橋を渡り、大船山林道のゲート横を通り、集材路を経由して平治岳に登って
いる  この道は最近登山者が多くなりつつあるようだが、滑りやすい崩壊個所や不安定な梯子などがあ
るので、注意しながら登る

 平治岳本峰の南斜面は深山霧島が満開だった  

 昨年と同様の景色を堪能したが、一抹の不安、寂しさがあった  特に平治岳本峰と南峰との鞍部では
多くの枯れた深山霧島がほぼ根元から伐採されていた  昨年も伐採された深山霧島や枯れた始めた深山
霧島があったが、今年は昨年とは比較にならない広大な伐採地があつた

 また、平治岳本峰から南峰に向かう登山道沿いに、たくさんの蕾を付けたものの、周辺に緑色の葉がな
い枝が目立った  同行者が「この深山霧島はおかしい  尋常ではない」と言っていたが、間違いなく
それらの深山霧島は蕾を付けるところまでで力を使い果たし、この先、花として咲くことはないだろうと
思った  葉のない枝に必死になつて密集したであろう蕾が哀れだった

 環境庁などの関係機関は対策を講じているのだろうが、年ごとに拡大する枯れ木、伐採地を見ると、来
年は平治岳に来ることがためらわれるかもしれないと考えた  

 来季の改善ニュースを期待したいと思いながら下山した

 今回は、登山前のストレッチは私が担当したが、下山後のストレッチは山友の妹さんが担当した
 「チカ式ストレッチ」は、登山中にもヨーガをしていた妹さんのヨーガを取り入れたストレッチだった

    2014年6月2日
 
                                            風

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※ 個人情報保護のため顔面を修正している


鳴子川に架かる橋を渡る

不安定な梯子を登る

崩壊個所は木の根を頼りに登る

可能な限りロープは使用しない

平治岳頂上では撮影の順番待ちが必要 撮影してあげ、撮影して頂く

平治岳の南峰から本峰の斜面(東側)

平治岳の南峰から本峰の斜面(西側)

拡大すると右上に小さく人が見える(かも)

南峰から本峰に向かう途中の登山道で上を見上げる

平治岳本峰の深山霧島と・・・

手前に枯れた深山霧島の伐採地が広がっている
 
杉林内の臨時駐車場空地で「チカ式」ストレッチ
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