安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

黄蓮華升麻と花の山俵山で野姫百合

2015年08月27日 17時13分19秒 | 日記
 高千穂町五カ所の民家裏山に咲く「黄蓮華升麻」と萌の里に咲く「野姫百合」が気になっていた
ことと、“このままでは登れなくなる”と考えて、23日の日曜日、再び俵山に登った
 
 先日、電話で黄蓮華升麻が咲いていることを確認していたが、野姫百合は例年8月中旬に咲いて
いたので確信が持てないままに自宅を出た

 五カ所の民家を訪問するのは久し振りだったので、途中で道を間違えた  随分と無駄な時間を
かけてやっと民家を訪問すると、私が2006年にお世話になった高齢の女性は既に亡くなり、5
年前に県外から帰って農業を継いだお孫さんがお世話をしていただいた

 黄蓮華升麻は既に落下した花、咲いている花、蕾などが沢山あった  花は薄暗い山中で下向き
に咲いており、風があったので蕊を撮影するのは難しかった  撮影位置を考えていると、古い見
事な仏像があった  仏像を撮影していると、お孫さんが近くの川沿いに小屋があり、その中に仏
像が沢山あると教えてくれた  有り難い

 黄蓮華升麻の撮影を終えて田圃の畦道を通って川に行くと、古い小屋があった  その小屋には
5体の仏像があった  手持ちで撮影したが、後日、照明と三脚等の資材を持って撮影に行くこと
にした  有り難い  元気が出た

 萌の里の野姫百合に行く前に、俵山峠から俵山に登ることにした  
 俵山峠の駐車場には多くの車が駐車していた  大勢の登山者がいるようだ  駐車場から展望
台に向かうと、風力発電機が増設された関係か展望台からの登山道が以前より北側に変更されてい
た  以前は薄の群落地の中を出た所までは俵山の西南を歩いていたが、今回は北東側を歩いたの
で、以前のように阿蘇山などの展望がなかったので寂しかった

 それでも、「花の山俵山」の名に恥じることはなく、沢山の花を観ながらの山歩きは楽しかった
特に、今回は細葉棕櫚草が登山道沿いのあちこちに咲いていた

 下山後、俵山萌の里登山口へ行き、例年野姫百合を観賞している所まで登った  例年は登山道
から草原に細い道があったが、今年は踏み跡もなかったので、背丈ほどのススキの群落地を歩くと
例年の岩の下部より高い所に4~5本の野姫百合が咲いていた

 俵山に登った後なので午後4時半を過ぎていたため、夕陽を浴びた野姫百合を見たが、例年とは
違った色合いを楽しむことが出来た

 それにしても、23日は黄蓮華升麻、野姫百合等々の花を鑑賞することが出来、予定外の仏像観
賞もできた  しかも、俵山では花を鑑賞しながらの登りであったこともあり、久し振りに快適に
歩くことができた  楽しい一日を過ごすことが出来た  有り難い

   2015年8月27日
                                           風

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庭の鷺草は咲いたが ・・・

2015年08月19日 13時34分10秒 | 日記
 鷺草は咲いた  8月2日に2輪の花が咲き、その後4鉢16本の鷺草全てに花が咲いた
 1本の鷺草に3輪の花が重なるように咲いているものもあった 有り難い

 ところが、山に行けない  ブログが書けない

 30歳代後半頃から右目に緑内障が発症し、その後60歳代になると左目も緑内障を発症した  
 60歳代の前半に右目の緑内障手術を行ったが、半年持たずに眼圧が元に戻った  その後、知人の紹介で
診療を受けた医師を信頼して今日まで治療を続けている  点眼液は、当初はチムプトールを毎日3回点眼し
ていたが、その後3種類の点眼液を使用するようになった  山を縦走する時には3種類の点眼薬を持参し、
特に昼の点眼を忘れないようにするのが大変だった  九州の山で同行者がいるときは、同行者が点眼を指摘
してくれることもあった

 医学の進歩は有り難いもので、はっきり記憶していないが随分前から点眼薬が2種類になり、しかも朝は1
種類だけ点眼  夜は2種類を点眼すればよいことになった  薬の種類が減ったことも有り難いが、昼間の
点眼がなくなったことが何よりも有り難い

 有り難いと言えば、私は偶然の怪我のお蔭で緑内障を発症していることが分かった  在職中は、日本経済
新聞、朝日新聞、宮崎日日新聞の3紙を購読していたが、多忙な毎日を過ごす中で早朝3紙を読んでいるとき
に誤って右目に新聞紙で複雑裂傷を負った  その治療中に医師は病名を言わなかったが、ある時女性看護師
が「緑内障の方ですね」と私に言ったので、病名を知った

 緑内障は進行すれば失明に至る眼病で、完治は不可能とされている  点眼薬の種類と点眼回数は減ったも
のの、これらはあくまで「進行を止める」だけである  しかし、緑内障は患者の自覚症状がないことと、症
状が進行して片側の眼が不自由になっても正常な方の眼が補完するので、両目が不自由になるまで気が付かな
い人が多いそうだ  つまり、「気が付いた時は遅かった」場合が多いので失明原因の多くを占めると聞いて
いる

 私は、右目を複雑裂傷して治療する中で眼圧が高いことが判明したため、緑内障と診断された  有り難い
あの時右目に怪我をしなければ緑内障を患っていることに気が付かず、今頃は不自由な状況になっていたかも
しれない

 これまで、私は失敗や実行できなかった経験が多々あるが、その失敗や、実行できなかったことが原因で成
功したことや、実行できたことも多々あった  在職中の職務に関しては、失敗したことに関連して知遇を得
た上司の方々には、今も感謝している 

 さて、緑内障の影響か、極度の疲労感が原因か、最近は夕方以降はパソコンを開くことが出来なかった

 仏像撮影後のパソコン処理に追われすぎたのも原因かもしれない  最近は、撮影した仏像写真をパソコン
に取り込むことも遅れがちになっている  そろそろ、県美術展応募が迫るのだが

 そんなこんなで、昼間もパソコンを開くことが少なくなった、というのはブログ更新遅れの言い訳だろうか

 7月15日に萌の里から俵山に登った  萌の里登山口から凡そ1時間は「テンコロボシ」なので、夏の強
い日差しは身体にこたえる  仲間の一人は下山後憔悴していた  目的は「野姫百合」だったが、私の勘違
いで、例年は8月中旬に野姫百合の撮影に行っていたので、まだ早すぎた

 7月24日に韓国岳に大浪池から長い、急な階段道を歩いた  ここでも私の考えが間違っていた  登山
口から大浪池までは通常のペースで歩くことが出来るが、大浪池から韓国岳に登る木製階段は急な坂道が多く
通常は韓国岳からの下山に使うが、韓国岳への登りは厳しいので私は階段道は殆ど使用していなかった

 階段道の厳しさを忘れていた  途中で何度も休憩をとり、2.5リットル用意していた水の一部を捨てざ
るを得なかった  記憶力の衰えを実感した  

 8月2日は傾山に向かったが、途中の林道が長雨で荒廃していたので、県道に引き返してお化粧山~お姫山
~五葉岳の縦走ルートに変更した  ところが、お姫山の手前から小雨が降り出し、それまで聞こえていた自
衛隊演習の大砲の音から雷鳴に変わった  山での雷は恐ろしい  お姫山を経由せず、五葉岳は頂上の真下
を横切って下山した

  以前は7月20日過ぎに夏の北アルプスに行くのが例になっていたが、昨年、一昨年とアルプス方面の気
象が不順で、各地で豪雨があったので、避けていた  今年は九州に長雨が続いたため北アルプス縦走のため
の訓練が出来なかった  今年の北アルプスは、秋の気象次第だ

    2015年8月19日
                                             風
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