10月上旬の大浪池以来、11月8日から21日までの2週間に亘る延岡市での写真個展開催、一部期間
重複して宮崎市で11月16日から30日まで開催された所属写真倶楽部の作品展の準備、担当などで多忙
を極めたことから、山に行くことが出来なかった
延岡市で開催した個展には、途中で3日休んだほかは片道2時間半の道のりを通ったことで車の運転疲労
が残ったようだった しかし「先日来たが会えなかったので、話を訊きたいと思って今日も来た」「頂い
た資料を読んで、もう一度見に来た」などと言ってくださる方や、「話を聞きたい」と言って頂いた住職さ
んがいたことなどを聞くと、出来るだけ開催中は会場に在席したかった
偶然の機会で初めて出会った志布志市の神像、善神王と随神の石像に関してはまだ不明なことがあり、今
後調査を進めようと考えているが、先日志布志市の住民で地域の古跡、文化の変遷などを研究している方か
ら電話を頂いた 善神王と随神の違いなどについて私の調査結果を知りたいとのことだったが、私もまだ
完全に理解ができていないので、いずれ志布志市でお会いしようと約した
地域の行事などに参加して愉快な高齢者の仲間と遊び、熊本への「グランドゴルフ旅行」などで癒されて、
身体の調整ができたので、12月15日(月曜日)に霧島連山の矢岳(1,132m)に登った
矢岳は、見返草、筑紫蝙蝠草、仙人草等を楽しむ山で、1時間半も歩けば頂上に着けるが、2か月に亘る
「休登山中」の私には若干の追加時間を要するだろうと見当をつけていた
久し振りの矢岳登山道は、荒れていた
広い駐車場の正面から登山道に進むのが一般的だろうが、当日は私の好みで駐車場の北側から林道に入る
林道にはススキが沢山あり、季節が合えばススキに寄生する「南蛮煙管」の花が綺麗だ 林道に入ると北
側が開けるので、明るく、遠景を楽しむことができる
凡そ10分ほどで林道の終点になるので、その50メートルほど手前からススキの中を通って登山道に入
る 今の時期はススキが繁り、登山道へ入るためにはススキをかき分けながら登ることになる
ススキを通り過ぎると、林内の道は歩きやすい 直ぐに谷に降ることになるが、以前から急坂で慎重
に降る必要があったが、15日は登山道の中央部が流失していたり、木の根が剥き出しうになって輻輳して
いたりするので、格別な慎重さが必要だった 久し振りに登る私にとっては、転倒や転落に十分な注意
を払いながらの下りになった
途中にはほぼ垂直に近い下りやロープを握っての下りなどがあり、凡そ10分で谷に降った 幅20メ
ートル程の空谷を渡り、対岸を登る 相当な坂道を20分ほど歩いて振り返ると、高千穂峰が見える
有り難いことに15日は晴天 登山道の低木の上に高千穂峰が悠然とした姿を見せてくれた
やはり、山はいい 昨日までの疲れを忘れさせてくれる 来てよかった 有り難い
「 ゆっくり のんびり ぼちぼち 」登るのが私の山登りだが、久し振りの山でもあり、15日は周囲
の木を眺めたり、立ち止まって遠景を楽しんだり、振り返って今来た道の横にある円錐形の巨石を眺めたり
していると、凡そ2時間で矢岳の頂上に着いた
かつて、仲間と「花の鑑賞登山」を楽しんだり、自分が登った木に山友も登らせたりしたことなどを思い
出した 当時の花や奇樹、奇岩、山友の顔などが回転する 「 山に還った 」
矢岳山頂から竜王に向かう縦走路の途中には筑紫蝙蝠草、深山霧島等々の花がある 特に、縦走路の広
場にある深山霧島の巨木は素晴らしい容姿だ 花の時期が楽しみだ
広場で昼食の握り飯を食べて竜王に向かったが、昨夜になって久し振りに孫の送迎要請を受けたので午後
4時半には帰宅しなければならないことを思い出し、途中から下山することにした 下山路には標識が
あるので迷うことはない
空谷に降りて対岸に渡り、暫く歩くと「皇子原 ~ 高千穂河原」縦走路に出会う そこで標識に従って
左折して皇子原に向かう 出会いから皇子原に降る登山道は、以前とは違っていた その後も何カ
所かで複数の登山道があり、初めての人は迷うかもしれないので、慎重に歩いた方が良い
皇子原登山口に着くと、注意書きの看板があった
道案内のために登山道の樹木などに着けている赤色のテープなどを撤去しないように注意している
後で山友に訊くと、近年、登山道案内用のテープなどを撤去する人がいるそうだ
かつて、多分10年以上前に大崩山などの宮崎県北方面の山でテープなどの撤去をする人がいた 当時
私が所属していた山岳会の仲間によれば、撤去する人は特定できたが「 山は自然の状態を維持すべきだから
山の自然に反する極彩色のテープを付けてはいけない」と主張していたそうだ。
その後、彼は納得してテープの撤去をしなくなったそうだ
矢岳周辺でテープを撤去する人の理論を聞いていないが、正当な事由ではないだろう
安易な方法によるテープなどの設置は注意が必要だが、現状では木製案内標識の他に、分岐や紛らわしい
個所にはテープの設置が必要だ 特に降雨や霧が発生している時や、曇天日や夕方の薄暗い林内などには、
近年使用されるようになっている「 蛍光テープ 」は道迷いの防止に大変な効果を果たしていることを認識
する必要がある
2014年12月21日
風
※ 写真はクリックすると拡大する もう一度クリックすると更に拡大する
09時41分 矢岳の皇子原登山口
09時53分 林道終点
林道終点の手前でススキをかき分けながら左に登る
矢岳には此処から谷へ下る
谷へ下る登山道は荒れている 木の根を残して土は流出している
木の根を跨いだり、握ったり
荒れている登山道を慎重に降る
降ってきた難路を振り返る
谷を渡って対岸を登る
登山道が明るくなったので振り返ると遠くに高千穂峰
矢岳頂上の手前から斜面に残雪があった
11時45分 頂上からの展望を楽しめることは有り難い
矢岳頂上から高千穂峰 登り始めは高千穂峰か
矢岳~竜王の縦走路案内
13時00分 縦走路案内は、皇子原~高千穂河原縦走路への下り案内でもある
谷へ下りて、対岸を登る
縦走路へ向かう坂道には残雪と霜柱
13時50分 皇子原~高千穂河原縦走路とのT字交差
皇子原方面登山口に降る途中に大きな倒木の根
皇子原正面登山口の進入路近くにある注意書き
p
重複して宮崎市で11月16日から30日まで開催された所属写真倶楽部の作品展の準備、担当などで多忙
を極めたことから、山に行くことが出来なかった
延岡市で開催した個展には、途中で3日休んだほかは片道2時間半の道のりを通ったことで車の運転疲労
が残ったようだった しかし「先日来たが会えなかったので、話を訊きたいと思って今日も来た」「頂い
た資料を読んで、もう一度見に来た」などと言ってくださる方や、「話を聞きたい」と言って頂いた住職さ
んがいたことなどを聞くと、出来るだけ開催中は会場に在席したかった
偶然の機会で初めて出会った志布志市の神像、善神王と随神の石像に関してはまだ不明なことがあり、今
後調査を進めようと考えているが、先日志布志市の住民で地域の古跡、文化の変遷などを研究している方か
ら電話を頂いた 善神王と随神の違いなどについて私の調査結果を知りたいとのことだったが、私もまだ
完全に理解ができていないので、いずれ志布志市でお会いしようと約した
地域の行事などに参加して愉快な高齢者の仲間と遊び、熊本への「グランドゴルフ旅行」などで癒されて、
身体の調整ができたので、12月15日(月曜日)に霧島連山の矢岳(1,132m)に登った
矢岳は、見返草、筑紫蝙蝠草、仙人草等を楽しむ山で、1時間半も歩けば頂上に着けるが、2か月に亘る
「休登山中」の私には若干の追加時間を要するだろうと見当をつけていた
久し振りの矢岳登山道は、荒れていた
広い駐車場の正面から登山道に進むのが一般的だろうが、当日は私の好みで駐車場の北側から林道に入る
林道にはススキが沢山あり、季節が合えばススキに寄生する「南蛮煙管」の花が綺麗だ 林道に入ると北
側が開けるので、明るく、遠景を楽しむことができる
凡そ10分ほどで林道の終点になるので、その50メートルほど手前からススキの中を通って登山道に入
る 今の時期はススキが繁り、登山道へ入るためにはススキをかき分けながら登ることになる
ススキを通り過ぎると、林内の道は歩きやすい 直ぐに谷に降ることになるが、以前から急坂で慎重
に降る必要があったが、15日は登山道の中央部が流失していたり、木の根が剥き出しうになって輻輳して
いたりするので、格別な慎重さが必要だった 久し振りに登る私にとっては、転倒や転落に十分な注意
を払いながらの下りになった
途中にはほぼ垂直に近い下りやロープを握っての下りなどがあり、凡そ10分で谷に降った 幅20メ
ートル程の空谷を渡り、対岸を登る 相当な坂道を20分ほど歩いて振り返ると、高千穂峰が見える
有り難いことに15日は晴天 登山道の低木の上に高千穂峰が悠然とした姿を見せてくれた
やはり、山はいい 昨日までの疲れを忘れさせてくれる 来てよかった 有り難い
「 ゆっくり のんびり ぼちぼち 」登るのが私の山登りだが、久し振りの山でもあり、15日は周囲
の木を眺めたり、立ち止まって遠景を楽しんだり、振り返って今来た道の横にある円錐形の巨石を眺めたり
していると、凡そ2時間で矢岳の頂上に着いた
かつて、仲間と「花の鑑賞登山」を楽しんだり、自分が登った木に山友も登らせたりしたことなどを思い
出した 当時の花や奇樹、奇岩、山友の顔などが回転する 「 山に還った 」
矢岳山頂から竜王に向かう縦走路の途中には筑紫蝙蝠草、深山霧島等々の花がある 特に、縦走路の広
場にある深山霧島の巨木は素晴らしい容姿だ 花の時期が楽しみだ
広場で昼食の握り飯を食べて竜王に向かったが、昨夜になって久し振りに孫の送迎要請を受けたので午後
4時半には帰宅しなければならないことを思い出し、途中から下山することにした 下山路には標識が
あるので迷うことはない
空谷に降りて対岸に渡り、暫く歩くと「皇子原 ~ 高千穂河原」縦走路に出会う そこで標識に従って
左折して皇子原に向かう 出会いから皇子原に降る登山道は、以前とは違っていた その後も何カ
所かで複数の登山道があり、初めての人は迷うかもしれないので、慎重に歩いた方が良い
皇子原登山口に着くと、注意書きの看板があった
道案内のために登山道の樹木などに着けている赤色のテープなどを撤去しないように注意している
後で山友に訊くと、近年、登山道案内用のテープなどを撤去する人がいるそうだ
かつて、多分10年以上前に大崩山などの宮崎県北方面の山でテープなどの撤去をする人がいた 当時
私が所属していた山岳会の仲間によれば、撤去する人は特定できたが「 山は自然の状態を維持すべきだから
山の自然に反する極彩色のテープを付けてはいけない」と主張していたそうだ。
その後、彼は納得してテープの撤去をしなくなったそうだ
矢岳周辺でテープを撤去する人の理論を聞いていないが、正当な事由ではないだろう
安易な方法によるテープなどの設置は注意が必要だが、現状では木製案内標識の他に、分岐や紛らわしい
個所にはテープの設置が必要だ 特に降雨や霧が発生している時や、曇天日や夕方の薄暗い林内などには、
近年使用されるようになっている「 蛍光テープ 」は道迷いの防止に大変な効果を果たしていることを認識
する必要がある
2014年12月21日
風
※ 写真はクリックすると拡大する もう一度クリックすると更に拡大する
09時41分 矢岳の皇子原登山口
09時53分 林道終点
林道終点の手前でススキをかき分けながら左に登る
矢岳には此処から谷へ下る
谷へ下る登山道は荒れている 木の根を残して土は流出している
木の根を跨いだり、握ったり
荒れている登山道を慎重に降る
降ってきた難路を振り返る
谷を渡って対岸を登る
登山道が明るくなったので振り返ると遠くに高千穂峰
矢岳頂上の手前から斜面に残雪があった
11時45分 頂上からの展望を楽しめることは有り難い
矢岳頂上から高千穂峰 登り始めは高千穂峰か
矢岳~竜王の縦走路案内
13時00分 縦走路案内は、皇子原~高千穂河原縦走路への下り案内でもある
谷へ下りて、対岸を登る
縦走路へ向かう坂道には残雪と霜柱
13時50分 皇子原~高千穂河原縦走路とのT字交差
皇子原方面登山口に降る途中に大きな倒木の根
皇子原正面登山口の進入路近くにある注意書き
p