安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

九重連山散策

2019年01月12日 10時08分58秒 | 日記

 1月9日早朝に自宅を出発して山友と合流し、久しぶりの九重連山に向かった  
 天気予報によれば九重連山方面は曇り後夕方は小雨が降る恐れがあるとのことだったが、山友とは「 ともかく九重連山に入ることが目的で、
頂上にはこだわらない 」と言って計画した   竹田市に入ると通行する車が少なく、特に瀬の本付近では殆ど車が走っていなかった

 牧ノ戸に着くと、広大な駐車場に20台足らずの車が駐車していた   寒かった  天気予報の気温は3度だったが、風が強いので体感温
度はもっと低く感じた   駐車場を歩く人がなく、静かな中で重装備に着かえて登山口に向かうと、下山してくる人がいた   どの山に登
ったとしても、頂上から下山するにしては早すぎると思った    その後も時々下山してくる人がいたので「 早いですね 」と声をかけると
「 いや、寒さと強風などのため、頂上まで行くのは危険だと考えて頂上まで行くことを止めて途中から下山している 」とのことだった

 登山道では、沿線に奇麗な樹氷がある所で景色を楽しんだが、空はどんよりと曇っていたので三俣山、扇ケ鼻などの遠景は全く見えなかった
また、登山道には僅かながら積雪もあったので、岩場では慎重に歩いた   僅かな積雪が下山時に溶けていると、泥濘になることもあるだろう
から、頂上に行かずに下山している人たちの中には、強風と寒さに加えて泥濘も考慮したのかもしれないと考えた

 途中で水を飲もうとザックの前面ににぶら下げている小さな金属製の水筒を開けようとすると、蓋が凍り付いて開けることが出来なかった
止むを得ず、ザックの中の水筒を取り出して白湯を飲んだ   

 少し早めの昼食にして、下山しようと考えて強風を避ける窪地で握り飯を食べた
 昼食が終わる頃になると、辺りが明るくなり、風も弱くなった   扇ケ鼻などの山頂が樹氷で真っ白になっているのが見えたので、この分
なら扇ケ鼻の分岐までは行けると思って歩き始めた   しかし、その後も気象の変動が続いたので、扇ケ鼻への分岐直前で引き返すことにした 

 案の定、暫く歩くと、今朝薄い積雪があったところは雪が溶けて泥濘になっていた   しかし、沓掛山を過ぎた辺りからまた空が明るくなり、
遠くを眺めると、扇ケ鼻~肥前ガ城~星生山と思われる山の頂上付近が樹氷で真っ白になっているのを楽しむことが出来た   しかし、その先
には一面に黒い雲が見えたので、いずれ間もなくまた天気は崩れるだろうと思われた    

 下山後、黒川温泉街にあった馴染みの温泉に行くと、「 耕吉は30年5月30日をもって閉店します」とあった  道々、閉店かもしれない
と思いながら進んだが、寂しかった   昨年は春先から山に行くことが少なくなり、九重連山には3月に山友と国民宿舎泊で行ったので耕吉
には立ち寄れなかった  

 凡そ20年前に熊本の山友が連れて行ってくれた温泉で、木立の中に佇む古民家づくりの浴場(母屋)は広く、一段下った川沿いには家族風呂
のある温泉だった   私は川沿いの狭い方の温泉で川の流れや対岸の林を見ながらゆっくり入湯するのが楽しみだった

 県北の山岳会に加入していた頃、定例会時に立ち寄っていた温泉は、駐車場に殆ど車が駐車していなかったので、そこも廃業しているかのように
思われたので竹田市街地に近い温泉で昔日を忍びながら体を休めた   

      2019年1月
                                                                   風

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少なくとも80歳までは

2019年01月05日 17時24分17秒 | 日記

元日は近くの生目神社に参拝して世界の平和を祈念した  今年も、少なくとも「日本は戦争がない年」になって欲しいものだ
 
2日は、病院で働く長男の妻を除いた長男の家族と大分に帰省した  

 帰省からの帰途、予ねてからの懸案であった津久見市の「 うみたま体験パーク 津久見イルカ島 」でイルカの芸を楽しんだ   イルカ島は海に
浮き歩道を設けたような施設なので、寒空のなか強風が吹いていたが、高く飛び上がるイルカの芸等は見事で、大いに楽しんだ

 その後、海岸線を走っていると、長男が「ちょっと待って」と言って道路沿いの駐車場に入り駐車した   何事かと辺りを見回すと、二つの島に
注連縄を張っているのが見えた   

 旧年暮れに宮崎のテレビや新聞でも報道されていたので、 有り難い   折よく引き潮だったので手前の島にある階段と崖を登って展望台に行
くことができた   地域の皆さんは、注連縄の下から登る「 初日の出 」を楽しむそうだ

 ところで、喜寿を迎えた旧年の初春頃と記憶しているが、「 男性の更年期障害 」だと言って知力、体力の衰えを訴えていた   その影響なの
か永年に渡って恒例としていた「毎週登山」が忘れられるようになり、1月3日の登り始め、12月27日の登り納めもこのところ実行していない

 そんな時、古くからの山友や友人、先輩の奥様が鬼籍に入った   また、旧年10月に郷里の高等学校喜寿同同会に出席したところ、350名
余の同窓生の中で70名余が鬼籍に入っていた   当日の参加者は71名だった  

 これらのことも切っ掛けの一つとして、体力の維持、回復に努めることを目指して近くの公園や102段の階段などでトレーニングをした  
その結果、妻が「 以前は下半身の筋肉が衰えていたが、最近はしっかりしてきた 」などと発言したことや、自分でも体力の復活を感じたので、次々
に強力なトレーニングをしたところ、暫くして腰痛などを発症した   
 
 それでもグラウンドゴルフでは不自由な足を労わりながら、欠席することなく参加している   グラウンドゴルフの仲間と冗談を飛ばし、大声で
笑いながら運動することは、知力と体力の維持に欠かせない   有り難い  

 最近はかつて学んだ気功、ヨーガ、スポーツマッサージなどを取り混ぜて、体の柔軟さを中心に置きながら長期的な目標に北アルプス復活を目指し
ている

 しかし、ここは初級者として登山者が多い低山で体を山になじませることから始め、秋には北アルプス復活を楽しむことにしよう

   2019年1月5日
                                                                   風

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【 庭の花 】






































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