安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

行縢山の笹百合

2013年05月23日 10時54分30秒 | 日記
 先週、本庄磨崖石仏を撮影中に山友からメールがあった 
  「笹百合が咲いた 来週が満開だろう」

 天気予報を眺めながら、19日の日曜日から2~3日は降雨と予報されていたので、17日と
18日に宮崎と日南の戴帽式に出席し、22日に行縢に行くことにした  しかし、最近の天気
予報は、直前に変更されることがある 今回も天気予報は当たらなかった

 昨日は、「良い天気」だったが、春霞(?)か、PM2.5(昨日の宮崎は最高85㎍)の影
響か、すっきりしなかった  

 延岡の山友が下調べをしておいてくれた頂上付近の崖に笹百合が咲いていた  全体に、笹百
合の個体数は減少しているようだ  以前、私が蕾の付いた20株以上の笹百合を見つけたが、
花が咲いたと思う頃に行ってみると、全てなくなっていたことを思い出した  現在残っている
のは、人が安易に近寄れない急峻な崖に咲いている笹百合だけかもしれない

 来月の初旬~中旬には、大崩山で楽しむことができるだろうか

     2013年5月23日
                                     風

※ 今日の午後0時15分(現地時間午前9時)頃、冒険家の三浦雄一郎さんが80歳と7か月
 でエベレスト登頂に成功した  史上最高齢者だ
  三浦さんは3月29日に日本を出発し、4月16日にベースキャンプ(5,300m)に到
 着した 5月16日に次男の豪太さん(43歳)やシエルパ6人らとベースキャンプを出発し
 ていた
  70歳と75歳でエベレストに登頂した三浦さんは、暫くすると「85歳で」というかもし
 れない  「少なくとも80歳までは日本アルプスに登る」という私の公言を、再検討する必
 要があるのではないか  例えば、「80歳で2回目の剣岳」

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急峻な崖のあちこちに笹百合が咲いている

山友が崖の縁に咲く白糸草を見つけた

行縢神社の狛犬

行縢神社の狛犬

時雨岳~白鳥山の小さな花々

2013年05月10日 22時24分31秒 | 日記
 72歳の誕生日を前に、昨日は時雨岳から白鳥山に向けて歩いた
 時雨岳の登山口までは、西都市からひむか神話街道を通るルートと、日向市美々津から東郷~西郷~諸塚~
椎葉を通るルートがある  昨年は時雨岳に行けなかったので、久しぶりに、行はひむか神話街道、帰りは
国道を経由した

 午前5時に自宅を出発し、西都市から標高の高い山道を、途中3回休憩しながら約4時間かけて時雨岳登
山口についた  神話街道ルートの国道、県道、広域林道などは以前よより随分整備が行われており、案内
標識もしっかり設置されているので以前より快適に走ることができた

 4月27日のお化粧山~お姫山~乙女山~五葉岳~兜巾岳縦走の時に山芍薬の花が咲いていたことと、今
年は曙躑躅など山の花が早いので、時雨岳にも早く登りたかったが、何分この時期、山は忙しいので、やっ
と昨日登ることができた

 9時に登山口に着くと、車は1台しか駐車してなかった  各種情報で時雨岳の山芍薬も今年は早いとさ
れていたので、大勢の登山者が連休に訪れたのだろう

 時雨岳の山芍薬は、以前に比べて数が少なく、花に勢いを感じなかった  お化粧山手前の山芍薬が一部
霜によって枯れていたように、時雨岳の山芍薬も枯れた株が多く、咲いている花も勢いがなく、花弁に輝き
がなかった  時雨岳の山芍薬には撮影意欲が湧かなかったので、黄金猫の目草や一輪草などの小さな花を
撮影しながら白鳥山に急いだ

 しかし、白鳥山の山芍薬にも輝き、勢いを感じる花がなかった   雄蕊はよいが、雌蕊に活気がなかっ
た  殆どの雌蕊が乾燥しているように見えたのが寂しかった  花弁には「皺」様のものが見えた
寒暖の変化に異常があった気候が山芍薬の開花などに影響したのだろうか  

 昼食後にドリーネに向かったところ、ドリーネの周囲は真新しいネットで囲まれて立ち入りができなかっ
た  貴重なドリーネの保護のためにはやむを得ないことだろう

 幸い、ドリーネの北側周辺に咲く山芍薬の中には、幾分は花弁の状況が良い花があった
 また、御池登山口までの登山道には小さな花が沢山咲いていたので、有り難かった

 帰路は諸塚~西郷を経由して石峠の「石峠レイクランド 西郷温泉耳々川」で疲れを癒した  
 前回西郷温泉に入湯した時は、若いときにお世話になった旧西郷村元総務課長にお会いした懐かしい思い
出があったが、昨日も温泉をあがり、玄関に向かっていると、両手に松葉杖をついた老人が玄関から入って
きた  前回と同様に、暫く私を見つめたあと、私の名前を呼んで頂いた  彼は元総務課長だった  前
回同様のタイミングで再会できた奇遇を有り難く思った  「運動不足のために太り、足腰を痛めて何回か
足腰を手術した」と言いながら、元気な様子だった

 小さな花を沢山撮影したので、明日追加で添付する
 名前を知らない花もあるので、調べたうえで追加記載するこにしよう

   2013年5月10日
                                          風
※ 誕生日を機に、ハンドルネームを「風 太郎」から「風」に改めた
※ 写真はクリックすると拡大し、もう一度クリックすると更に拡大する


山芍薬の群生











黄金猫の目草の群生

黄金猫の目草 約2㎜×3㎜

白花猫の目草

一輪草





二輪草



山延胡索









風露華鬘





油菜科 種漬け花属 三葉崑崙草

撫子科 輪違属 輪違草





弁慶草科 黄輪草属 雌の万年草









時雨岳~白鳥山へ向かう途中に咲いていた三葉躑躅

御池登山口→時雨岳登山口の間に咲く蒲公英

かつて作品展に出品した時雨岳の「山男」


韓国岳~大浪池・東回り

2013年05月07日 21時39分12秒 | 日記
 楽しい山遊びだった

 3日の夏木山で、山友の携帯電話が鳴りだした  一言二言話した山友が直ぐ、私に携帯電話を渡した
何事かと訝りながら電話を受け取ると、延岡市の山友だった  5日に韓国岳に登り、大浪池に降りる心
算だが、そのルートでは道迷いが多いと聞いているので登山道を教えて欲しいとのことだった

 電話で説明することは難しい  一昨年、大崩山で登山道から離れて迷った山友から電話を頂いたが、
本人が何処にいるのか分からない場合に登山道を教えることは難しかった  そこで、「5日は私が同行
する」と伝えた

 登山口近くの広場でストレッチをして、8時10分頃に登り始めた
 山友は、昨年11月に心臓の手術をしたばかりなので自分は登れないかもしれないとのことだった
しかし、私たち7人のグループとは別行動で「ゆっくり登る」と言っていいたが、韓国岳の5合目では休
憩中の私たちに追いついて集合写真を撮った

 グループの最高齢者は80歳の男性  
 女性たちは、息を弾ませることなく話を楽しみながら歩いた  特に、2人の60歳代の女性はまるで
漫才を楽しむかのように話し込んでいた  休憩に入ると、恰も幼稚園児のように「じゃれあって」いた
予て私が提唱している「 山では子供になって遊ぶ 」と、「 ゆっくり、のんびり、ぼちぼち歩く 」を実
践しているようで、楽しかった 

 10時過ぎに頂上に着いた  一般に1時間半といわれる所要時間に30分を加えた私の予定通りの時
間だった  ほどなく、別行動の山友が到着したので、皆さんも大喜びで記念写真を撮った

 せっかく山友が頂上まで登ってきたので、記念写真を撮った後、全員そろって早めの昼食を楽しむこと
にした  早朝、山友から「 弁当はあるよ~ 」とメールを頂いていたが、なんと、山友の奥様から6個
の赤飯握り、他の女性からも1個の握りを頂いた  4人の女性はそれぞれ手作りのおかずを持参してお
り、皆で分け合って美味しく頂いた  山で食べるご飯は何時でも美味しいが、「今日も山で昼飯を食べ
ることができるのは、健康な体で生んでくれた両親のお蔭だ」と感謝しながら食べるのが恒例になってい


 昼食を楽しんだ後は、新燃岳を背景にして記念写真を撮った
 
 大浪池には行かず、韓国岳の登山口に降りる山友と分かれて、7人のグループは大浪池に向かった
大浪池に降りる階段には、段差が高いところもあるので、階段の手前で十分にストレッチをして、階段を
降った 

 大浪池の避難小屋近くの広場で休憩し、行動食を食べたが、この間も2人の「漫談家」はじゃれあって
いた
 大浪池東回りでは、随所で池を覗いたり、韓国岳を振り返ったり、休憩しながらゆっくり、のんびり歩
いた  遠くに見える高千穂峰を背景に記念写真を撮ったが、霞んでいた

 大浪池の鞍部ではテーブルに陣取って休憩し、美味しい行動食を楽しんだ  有り難い
 韓国岳から大浪池に降りる階段では膝などに相当な負担がかかっていると思われたので、テーブル脇で
ストレッチをした後、午後3時過ぎ、山友が待つ大浪池登山口に降りた

 全員の無事な姿を確認し、今夜は国民宿舎に泊まる山友一行と分かれて帰宅した
 楽しい、寛いだ一日を過ごせたことに感謝しながらえびの高原を後にし、集落に降りた所にある喫茶店
でコーヒーとマスターとの会話を楽しんで帰宅した  楽しい一日だった

   2013年5月6日
                                        風  太郎

※ 参加者の了解を得ていないので、一部を除いて個人を特定できると思われる写真は掲載していない


衣類の調整





5合目の手前を歩く山友

頂上近くまで登ってきた山友

山友も一緒に早めの昼食

単身、韓国岳登山口に向かう山友

韓国岳から大浪池に木製の階段を下る





犬流れ登山口 ~ 夏木山 ~ 夏木新道

2013年05月06日 20時34分01秒 | 日記
 5月2日に熊谷草を撮影していると、山友から電話があった  「明日、山の計画があれば同行したい」
 4日はお化粧山~お姫山~乙女山~五葉岳~兜巾岳の予定だったが、これを変更して3日は夏木山に行く
ことにした

 1,386メートルの夏木山では、曙躑躅はもう遅いかもしれないと思いながら、岩稜を幾つも越える夏
木山には毎年登っているので、今年も近日中に行く予定ではあった

 昨年の豪雨のため、国道326号から夏木山に向かう県道は一部不通になっているので、大分県の佐伯市
宇目の「歌喧嘩大橋」の手前から「湯ーとぴあ」まで迂回路を通った  随分遠回りになるが、普段通らな
い道を通るのは楽しい  また、途中の窯元までは以前山友と行ったことを思い出した

 犬流れ登山口から犬流峠(犬流れ越)までは淡々と登るが、峠で一休みすると、次の鋸切尾根には、小鋸、
大鋸、鹿の背などの難所があり、ロープ、梯子や木の根、岩などを掴みながら、慎重に登り、下り、トラバ
ースする  数えたことはないが、大小の岩稜が多数ある中で、通称「鹿の背」と呼ばれる岩は20メート
ル程の長い尖った岩を、以前は両足で跨ぎ、両手で腰を浮かしながら渡っていた 

 しかし、最近はその岩に登る梯子が外されて岩の周囲を廻りこみ、尖った岩の5分の1ほどを渡り越すだ
けになっている  スルリが少なくなり寂しいが、それでも渡り越した後は両側が絶壁の尖った岩が、最後
は曲線を描いているのでこれを降るには慎重な足運びと手の動きが必要だ

 二人の山友は、久しぶりなので慎重にも慎重を期したようで、予定の時間を大幅に超過したが無事に下山
した  山は、無事に下山し、帰宅することが肝心だから、今日の登山は成功だ

 午後5時に閉館する温泉「湯~とぴあ」の管理人は、「連休ですから」と5時半過ぎに着いた私たちを快
く入湯させてくれた  有り難い

   2013年5月4日
                                         風  太郎


犬流れ峠の三葉躑躅























岩鏡

曙躑躅

曙躑躅

日陰躑躅

鹿の背を跨ぐ

鹿の背を反対側に渡り越した

鹿の背の反対側を曲線に沿って降る

鹿の背を降り立つ

鹿の背を東側から見る


 

熊谷草と野海棠

2013年05月06日 19時54分51秒 | 日記
 先日の地元日刊紙で高千穂の熊谷草が咲いているとの報道があったので、霧島の熊谷草も咲いて
いるだろうと考えているところに、山友から「熊谷草が咲いているので見に来ないか」との電話が
あった

 えびの高原の麓で落ち合い、熊谷草の群生地に向かうと、花は咲いていたが一部は既に落花して
いた  一昨年には盗掘の跡があったそうなので、群生地へ立ち入るときは、車を遠く離れた所に
駐車して林内を歩くなど慎重に行動している

 野海棠の自生地に移動すると、3分~5分咲きの野海棠があった  風が強く、薄曇りになった
ので花の撮影には条件が良くなかった  また、気温が12度前後になり、寒くなったので、後日
改めて撮影に来ることにして、取りあえず何枚か撮影した

 帰途、絶滅危惧種に指定されている愛媛菖蒲の自生地に立ち寄ったが、背の高い草などが繁茂し
ていたので、生育状況は確認できなかった  例年の通り、愛媛菖蒲は来週にでも大分の自生地に
出かけて撮影し、「草原の一軒家」でハリギリや藤の花等の天麩羅を楽しむことにしよう

   2013年5月2日
                                      風  太郎
※ 写真は、クリックすると拡大し、もう一度クリックすると更に拡大する
      

蘭科 敦盛草属 熊谷草 



薔薇科 林檎属 野海棠





天孫降臨登山口から高千穂峰

2013年05月06日 11時48分51秒 | 日記
 5月1日、久しぶりに高原町の天孫降臨登山口から高千穂峰に登った

 登山口は、前回登った時より西側に新設されていた  以前は、駐車場からカーブした舗装道を下り、
東側(下流)のダムに積もった砂利を踏んで対岸に渡っていたが、今回は舗装道を下ると、直ぐに西側
(上流)に道ができていた  その道を通ってダム内に降り、対岸に渡ると板や丸木を使用した階段が
できていた  その後の登山道も、土砂の流失防止を兼ねた丸木などを使用した階段などの整備がすす
んでおり、快調に登ることができた  「霧島登山マラソン」を前に整備したものだろうか

 1日は大型連休の狭間にあたるためか、登山者は少なく、ゆったりと昼食を楽しんだ
 何故か、国旗掲揚台に国旗は掲揚されてなかった

 登山道沿いには期待していた深山霧島は殆ど咲いてなかったが、二子石の斜面にある1本木の横に誰
かが休憩しているような形の「紅色」が見えた  下山中に二子石コースと天孫降臨コースの分岐から
二子石に向かって登り、「紅色」に近づくと、一株の大きな深山霧島が咲いていた  

 2013年5月2日
                                         風  太郎


舗装道からダムに降りる道

ダム内を歩いて対岸に渡り、左側の階段を登る

旧登山口は、ダム堰堤から50mほど上流の対岸にある

旧登山口の案内板と赤いテープが残っている

頂上には国旗が掲揚されてなかった

頂上近くにある岩

二子石斜面の深山霧島