安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

双石山にカメラなく、祖母山に降雨あり

2013年06月28日 16時27分50秒 | 日記
 60歳代の後半頃から物忘れが多くなり、古稀を過ぎると加速度的に忘却係数が急騰しているよう
だ  アベノミクスで急騰した日経平均株価が下落してほぼ旧に復したように、私の忘却係数も間も
なく落ち着いてくれるのだろうか

 先日の双石山ではカメラを持参することを忘れた  夏の日本アルプスにどのカメラを持参するか
を検討しているときにもかかわらず、一眼レフも小型も持参しなかった  日本アルプスの先行きも
怪しくなるかもしれないと考えた

 22日昼の予報では、23日の祖母山方面は晴れのち曇りだった  祖母山九合目小屋情報で22
日頃がオオヤマレンゲの見ごろだったので、久しぶりに風穴登山口ルートから登るつもりで出かけた

 午前8半過ぎの北谷登山口には車が満杯だったので、林道を2百メートルほど引き返して、広い路
側に駐車した  ストレッチを済ませて風穴登山口まで歩くと、前日までの降雨のため谷の水流が多
いので渡渉は危険だった  

 北谷登山道は、1合目ごとに分かりやすい案内標が約5.3キロ間隔で設置されているので、ペー
ス配分をしながら気持ちよく歩くことができる  先日からの雨のために、所々に滑りやすい個所が
あったが、千間平(せんげんだいら)、熊本、大分、宮崎の3県の境界がある三県界(さんけんかい)
を過ぎた頃から小雨が落ちだした  しかし、以前より木立が高くなり、登山道の上は空が見えない
ほどに枝に覆われていたので、雨の影響は殆ど感じなかった

 しかし、7合目辺りからは時折本格的な雨が降り出したので、国見峠からの登りは大変だと思われ
た  そこで、下山時の安全を考えて、国見峠で「お地蔵様」に挨拶をしたうえで、下山することに
した  国見峠では、「少しでも荷物を軽くしたいので」と木陰で昼食を食べている人や、竹田市か
らの登山道を覗いたあと、九合目小屋に向かう人もいた

 暫く休憩していると雨は小降りになったので、九合目小屋の近くに咲くオオヤマレンゲを観に行く
ことも考えたが、国見峠から九合目小屋までの急な坂道を下山するときの危険を考えて、お地蔵様に
「また来ます」と挨拶をして下山した

 北谷登山口に降りると、休憩所の水道で登山靴や合羽のズボン等を洗っている人が多かった  
登山口の休憩所で水道の水を、冬季の凍結防止だけでなく、常時流し続けられているのは珍しい  
隣接する谷の豊富な水を引きこんでいるからできることだろう

 予定より早い下山になったので、高千穂町で「高千穂峡」に行こうとして旧道に入った  ところ
が、繁華街のはずれで交差点の向こう側に小高い丘があり、仏像が納められていると思われる小堂が
見えたので、近くの駐車場に車を停めた  案の定、立派な仏像があったので、取りあえず持参した
カメラで手持ち撮影し、後日三脚、レリーズなどを持参して撮影することにした

 27日、天気予報では、晴れのち曇りだったので、撮影機材を持って高千穂町に出かけた  
 しかし、3時間半近くかけて高千穂町に着いたときは、一時小雨が降った  最近の気象は、予報
官の予測を超えることが多い  

  2013年6月28日
                                            風
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北谷登山口

1合目の案内標

この岩は何に見えるか

千間平

お地蔵さん

高千穂町内の交差点近くにある小堂

小堂内部 内部の仏像などについては、今後、由来や名称などを調べる















父親が高千穂神社に奉納した灯籠を見に来た奈良県橿原市の夫妻 祈安産!
   

白花姫アサザの成長

2013年06月19日 17時32分10秒 | 日記
 今年は、春先まで白花姫アサザの手入れが忙しかった  昨年頂いた時は、葉の直径が1.5cmほどの
小さい苗だったので、緑色の藻が茎や葉の裏に着くと衰弱して枯れていた   そこで、茎や葉の裏を手で
摩ったり、柔らかな歯ブラシで擦ったりした  友人に相談すると、「日陰に置けば藻ができないのではな
いか」と言うので、一部は広いプラスチックの箱に入れて玄関の横に置いた  その後、アサザを頂いた人
に相談すると「麦飯石」を頂いたので、鉢とプラスチックの箱に入れた

 その後は、玄関の広い箱と鉢を覗くと勢いを増したように葉が大きくなり、枝も伸びた  特に、大きい
方の庭に置いた鉢の白花姫アサザは鉢一杯に葉が茂った   しかし、玄関横の殆ど1日中太陽が当たらない
所に置いた白花姫アサザは、麦飯石効果だろうか、葉は大きくなったが、色が薄いので、庭の日当たりの良
いところに移動した方が良いのだろう

 最近は、花径が1.5cmほどの大きい花が咲くようになったので、楽しみだ  株数が増えているので、
そろそろ何方かに「株分け」ができるようだ

 例年は、この時期までには移植が終わっている鷺草の移植がまだ終わっていない  その関係もあるのか
今年は鷺草の花が少ない  明日は、移植などの手入れをしなければいけない

 それにしても、今年は庭の花木等の勢いが良かった  春先から今まで、狭い庭に沢山の花が次々に咲い
てくれた  私たちが仲間と手入れをしている「街区公園」の花も未だに勢いが良い  仲間の話によれば
「昔から、実が沢山なる年は台風が多い」と言われているそうだ  さて、どうなるのだろうか

  2013年6月19日
                                               風

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庭に置いている鉢の白花姫アサザ

白花姫アサザの花

松葉牡丹(花径約3.5cm)

松葉牡丹(白花)

鷺草

カンナ



グラジオラス


高原の淑女

2013年06月13日 21時47分33秒 | 日記
 6月8日に霧島の「大山蓮華鑑賞会」があったので、もう大山蓮華は終わっているかもしれないと思い
ながら出かけてみた  

 ここ2~3年は霧島の大山蓮華を観ていないことと、忘却係数の関係で大山蓮華の咲いているところを
直ぐには思い出すことができなかった  有り難いことに、登山届を提出するときに、かつて私が所属し
ていた山岳会の先輩が登山届ボックスを整理していたので、詳しく教えて頂いた    

 大山蓮華鑑賞者の中で、足場の悪い岩を大山蓮華の枝を握って移動する高齢の女性がいると、仲間と思
われる若い女性が「木を触ると枯れるので、触らないように」などと注意していた  近くにあったもう
1本の大山蓮華が最近枯れたことから、撮影には細心の注意をしているのだろう  話のなかで、彼女は
私がかつて所属していた山岳会の山学校5期生であることが分かった  心強く思った

 今日は、その後も二人の山岳会関係者に会った  一人は、私が撮影を終えていったん下山し、再度登
り始めたところで「オオヤマレンゲは何処に咲いていますか」と聞かれた  説明するのは難しいと思い
ながら話をしていると、彼は山岳会の仲間のご主人であることが分かった  彼女は自然保護に厳しい見
解を持っている畏敬の山友なので、私は韓国岳の登りを中断して彼を大山蓮華が咲いている所まで案内し


 その後、下山して登山口でストレッチをしていると、大きなカメラザックを背負った男性が降りてきた
彼は、今も山岳会でガイドなどを続けており、今朝は6時から韓国岳の頂上で撮影条件が整うのを待って
いたが、「午後3時過ぎから降雨」との連絡を受けて下山したそうだ

 祖母山の大山蓮華は今月下旬が見頃だろうとの情報があるので、月末に久しぶりに祖母山に登ることを
考えている  好天を楽しみにしよう  

    2013年6月13日
                                              風

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木蓮科 木蓮属 大山蓮華の蕾

大山蓮華

大山蓮華

大山蓮華の果実

吸葛科(スイカズラカ) 谷空木属 紅花二色空木

紅花二色空木


降水確率10% と 降水確率0% の平治岳・深山霧島

2013年06月06日 14時17分32秒 | 日記
 5月30日、竹田市の降水確率は10%だったので、深山霧島が満開と報じられた九重連山・平治岳に向かった
途中では一時陽が差していたが、吉部登山口に着くころには曇天になった  その後、登山中には時折霧雨や小雨
が降ってきたので、展望台近くの「泥濘」では足を取られながらの登りになった  しかも、予め調べておいた東
回り登山道と北登山口からの登山道との分岐で「見逃し」をしたため、無用な時間を労した  

 平治岳の深山霧島はほぼ満開に近かったが、曇天の中、時折霧が流れることもあり、「降水確率10%」の深山
霧島に感激することはなかった  

 6月5日の竹田市の降水確率は0%だったので、再度平治岳に向かった  トイレ休憩と「芋饅頭」や季節の野
菜等を買い求めるのが恒例の道の駅清川では、空は曇っていた  しかし、吉部に着いたときは明るくなっていた

 事前の情報によれば、吉部登山口の近くには、最近広い有料駐車場が2か所営業を始めているとのことだった  
トイレ付食堂のある駐車場は、日帰り1、000円、一泊1,500円で、その先には300円の有料駐車場があ
るとのことだったが、現在は食堂付き有料駐車場は500円になっていた  勿論、私たちは2回とも300円の
駐車場を利用した  5月30日は、管理人がいないので、竹の筒に300円を投入した  6月5日は、30台
ほどの駐車可能な駐車場で、2~3台分の駐車場所が空いていた。農家の主が笑顔で集金に来た  この後2台ほ
どが来て満杯になれば帰宅して農業をするそうだ。「今は、忙しい  孫が駐車場の悪口がインターネットに載っ
ていると心配している」と言って、私が持っている某氏のブログのコピーが欲しいと言った。  1,000円の
駐車場料金が高すぎるという意見が多いのだろう、と言っておいた

 駐車場から大船山林道を5分ほど歩いて鳴子川に架かる橋を渡り、ゲートの横から山側に出ると、直ぐに右側に
向かう登山道がある   この登山道は、少し歩くと左側に登る登山道と直進して鳴子川沿いに歩く道に分かれる
が、左側に登る道の方が近道だ   

 暫く歩くと、大船山林道に出るので、林道を横切って正面にある登山道に向かって登る  その後はほぼ平坦な
登山道を歩くと、再び大船山林道に出るので、右折して広い林道を登る  登山道から大船山林道に出た所には山
火事注意などの看板があるので、下山時に大船山林道から登山道に入る目印として記憶しておく

 大船山林道を暫く登ると左側に「大船山4号集材路」の案内標識があるので、左折して集材路を進むと、右カー
ブの手前に「平治 北登山道」の小さな案内板がある  

 北登山道を20分ほど歩くと、左手からの登山道との分岐があるので、この分岐では直進して「木の根の階段」
を登る  左に向かう道は綺麗な道だが、その道に進むと大船山林道に降りるので、この分岐を見逃さないこと

 その後は1本道だが、泥濘易い黒土の急峻な登りや、不安定な梯子、20メートルほどのロープを使用して登る
崩壊地等があるので、慎重に、ゆっくり登る

 林を抜けると、「平治の尾」と呼ばれる広い平場に出る 平場のあちこちには、深山霧島が咲いている
 休憩して水分を補給し、行動食を食べ、前面に見える平治岳に向かって最後の登りのために林内に進む ここも
急峻な登りが続く

 30分ほどで平治岳本峰(1,643m)のすぐ手前に出る
 本峰から南峰に向かう途中の登山道は、深山霧島のトンネルになっている  このあたりの「深山霧島トンネル」
は狭いので、たびたび「離合待ち合わせ」が必要になるが、「満開の深山霧島トンネル」の待ち合わせでは、皆さ
ん笑顔で挨拶をしていた

 深山霧島が満開の平治岳では、南峯からの本峰方面の景色が絶景だ  添付した写真の本峰の頂上付近(右上)
を拡大すると、多くの登山者がごく小さく見えるかもしれない

 下山時、4号集材路から大船山林道を経て登山道に入った後、暫く進んだところで、先日登りの時に気になった
登山道があったので、その登山道を歩いたところ、大船山林道の登りの時とは違う所に出た  多分、方位と所要
時間からみて、大船山林道のゲートに近いところだと思いながら降ると、100~150m程でゲートに着いた

 今後は、ゲートの横から大船山林道に出て、そのまま暫く大船山林道を歩き、カーブを曲がったところで右折し
て登山道に入る方が早く大船山4号集材路に着くだろう

 駐車場では、下山時の急傾斜崩壊地などで歩き方などを助言した二人の山ガール(?)が私の車の傍に駐車して
いた  「お蔭様で、安心して、安全に歩きました」という二人も一緒にストレッチをして体をほぐした

    2013年6月6日
                                                 風
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杉林に砂利を入れただけの即席簡易駐車場の料金は300円

即席簡易駐車場のトイレ  隣接駐車場の看板には、「 ここから先は300円ではない  トイレ使用禁止 」

鳴子川の橋を渡るとゲートがある その横から山側に出るとすぐ右に登山道がある

登山道を歩くと、直ぐに、左側に登る道と、直進する道がある ここは左に進んで登る

暫く歩くと、大船山林道に出る 正面の山側に登山道があるので、林道を横切って正面の登山道を登る

なだらかな登山道を暫く歩くと、また大船山林道に出でる (登山道は、大きく迂回する大船山林道を短縮する)

大船山林道に出た後、右に向かって登ると、左側に「大船山4号集材路」の標識がある

大船山4号集材路に入り、なだらかな道を歩く

大船山4号集材路の左側に「 平治 北登山道 」の小さな標識がある 某茶店が設置した小さな標識

北登山道に入ると、登山道脇の木にセミの抜け殻があった

登山道の交差点 ここでは、階段状に露出している木の根を踏んで、やや右斜めに登る  左の道が目立つので要注意

梯子は長期間使用の影響と思われるが、不安定  特に登り切って梯子を降りるときは慎重に

急傾斜の崩壊地 中央にロープがあるが、左端の岩と木を利用する この他にもロープ設置個所がある

展望台の周囲に咲く白灯台(シロドウダン)

展望台の周囲に咲く紅灯台(ベニドウダン)

広場に深山霧島が咲いている

本峰から南峯へ向かう

南峰へ向かう登山者が9人

平治岳南峰から本峰の展望    頂上(右上)付近に見える細い線は登山者  中央と左側の斜面にも数人

南峯から本峰へ向かう登山者が4人

大船山林道ゲートから150mほど登った所から平治岳への登山口

大船山林道のゲートから上手  此処から暫く登ると、上記写真の登山口がある