安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

大坪の一本桜と海賊の末裔

2015年03月28日 15時56分33秒 | 日記
 27日の金曜日、会議に出席するために日南市に向かっていると、携帯電話の呼び鈴が鳴った。路側帯
に車を停めて携帯電話を取り出すと、最近聞きなれた声で「シブヤさんですか」と問われた  23日に
大坪の桜で会ったとき、私が「自然保護推進員」と「NPO日本高山植物保護協会」の名刺を渡した時以
来、名前は随分と大きな文字になっているにもかかわらず、彼は私の名前を「シブヤ」と間違って呼ぶの
で、初対面の人だったがすぐに彼のことが分かった

 22日に妻の里で墓参をした後、午後3時を過ぎていたがついでに大坪の桜まで足を延ばした  山桜
は満開に近い咲き方であり、桜の周りには大勢の観賞者が集まっていた  中には、幹の周りに近づいて
幹をなでる人、桜の花を手で引き寄せて香りを嗅ぐ人などがいた  
 
 畑には立ち入らないようにとの注意書きがあるが、塚には1673年(寛文13年)に建てられた「庚
申の塔」があるので、庚申の塔を見るために立ち入る人がいるのかもしれない  遅くなったので、観賞
者が少ないであろう翌朝早く撮影に来ることにして早々に帰宅した

 翌23日の早朝に家を出て、7時過ぎに一本桜に着いた時には既に3~4人の人が来ていた  その中
に日向市から来た二人連れの70歳代と思われる人がいた  その中の一人に話しかけると、私の山友の
知り合いだったので、名前を名乗り名刺を渡した  それでも、彼は私のことを間違って「シブヤ」さん
と言った

 そこで、若いときに今は故人の元県議会議長が「君の名前は『谷』ではなく『矢』だから、侍の末裔だ
君は平穏な時は退屈そうな顔をしているが、問題が生じると顔が引き締まり、元気に飛び回っている  
つまり、君は侍といっても『海賊』の末裔だ」と言われたことを話すと、彼が「私も四国の出身で、村上
水軍(海賊)の末裔だ」と言った

 海賊の末裔と言われたときは、そうかもしれないと思った  私の姓は大分では佐伯市中心、宮崎では
延岡市中心で、いずれも港町だ  村上水軍の一部が流れ着いたとしてもおかしくないと思っていた 
 勿論、これは私の「勝手解釈」であり、詳しい史実は全く知らない

 彼は、一本桜で私が話した宮崎の写真現像プリント専門店の場所を教えてほしいとのことだった

 予定通りの時間に日南市に着くと、「ギャラリー花みずき」で写真展とコーヒーを楽しみ、好物の「う
なぎ」を食べて会議の会場に向かった

    2015年3月28日
                                             風
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3月22日(日曜日) 15時29分 撮影

3月23日(月曜日) 07時48分 撮影 前日撮影の写真との違いは・・・ ?

3月23日(月曜日) 08時33分 撮影 人物はMRT宮崎放送のスクーピー嬢

3月23日(月曜日) 09時08分 撮影 人物はMRT宮崎放送のスクーピー嬢

3月23日(月曜日) 10時30分 撮影

翁草の季節になった

2015年03月19日 10時55分24秒 | 日記
 昨秋からの運動不足が原因か、身体が重く感じられ、毎朝起床後に計測している体重や体脂肪などの
値が極めて厳しくなっていた  

 体脂肪、内臓脂肪が増加し、骨量と筋肉量は減少した  したがって、当然の結果として基礎代謝の
値も落ちた  朝食後の排便はかつてバナナ大が2本で、排便後は爽やかな気分だった  ところが、
昨秋あたりから色が薄黒く、細く短くなり、一日に3~4回用を足すこともあった
 唯一許容範囲に収まっているのは「体内年齢48歳」だけだった 
 
 長兄と次兄が大腸癌の手術をしており、私を育ててくれた祖父は癌で亡くなった  私は「癌の家系」
であるから、若い頃から「自分は長生きできないだろう」と考えていたので、今回の症状は重篤な病が
原因だろうと考えていた

 例年受診している県健康づくり教会の健康診断(人間ドック)を2月下旬に受信し、その結果を昨18
日に説明して頂いた 

 有り難いことに、一部に基準値を若干超えている数値があったものの、それらも「許容の範囲内」との
ことだった  中には、前年の値より向上しているものもあった
 
 もっとも、食事には十分注意しているつもりだっが「資質」について私の間違いがあった 
 どの資料か忘れたが、鶏の胸肉は筋肉疲労に効果があると聞いた(読んだ)ので、昼食には今年から鶏
肉を大蒜、玉ねぎ、ピーマンなどと一緒にオリーブオイルで炒めて食べていた  最近は朝の味噌汁の残
り汁に同様の鶏肉などを入れて食べていたのだが、担当医師によれば鶏肉は牛肉や豚肉より2倍以上の脂
質を含んでいるそうだ  今後、鶏肉は毎日ではなく2~3日おきに食べることにする

 結果報告を聞き、気分が向上したので、約束通り先輩の家に迎えに行き、一緒に仲間の作品展を鑑賞に
行った  写真歴40年で、宮崎県内で唯一の土門拳氏の直弟子だった高千穂町の医師の薫陶を受けてい
る若い仲間の写真は見ごたえがあった

 その勢いをもって、午後3時過ぎから高丘町和石地区に翁草を撮影に行った   
 霧雨が時折降る中だったが、小高い丘の草原に着いた時には雨も止んでいた  草原には翁草が咲いて
いたが、まだごくわずかだった   あと1~2週間すれば沢山の翁草が咲くだろう   楽しみだ

 翁草は例年、和石地区のほかに熊本の俵山、一ノ峯などでも撮影している   
 21日、22日は地域の用務があり、26日は学園の要務があるので月末には俵山に行くことを計画し
よう

     2015年3月19日
                                             風
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  但し、原本を縮小しているので拡大しない場合がある


キンポウゲ科 オキナグサ属 翁草

翁草

翁草

翁草

翁草の株

里山にある段々畑の草原は地域住民が手入れをしている  翁草を踏まないように竹を立てている

翁草の花が終わると、「髭が伸びる」ことから「翁」草と名付けられた

アカネ科 サツマイナモリ族 薩摩稲森

薩摩稲森

薩摩稲森

起床後はうがいをして白湯を飲み、生ロイヤルゼリーを食べた後リンゴと味噌汁

昼食は鶏肉とブロッコリー、玉ねぎ、大蒜、ピーマン等

九平登山口から双石山

2015年03月09日 13時08分18秒 | 日記
 先日は小谷登山口から双石山に登ったが、昨日はグランドゴルフが終わった後に急に思いついて双石山
に向かったので、九平登山口から登った  九平登山口から双石山に登る人は少ない  近年は殆どの登
山者が小谷登山口から双石山に登っている  その場合も、下山は往路を利用するが、昨日山頂で会った
二人の若い女性は九平登山口に向かって歩いたので驚いた  九平登山口から小谷登山口までは県道宮崎
北郷線を2キロ以上歩くことになる 

 九平登山口は近くに水汲場があり、近在の飲食店と思われる人が車に沢山の容器を積み込んで水汲みに
来ているのを見かけることがある  私は姥ケ嶽神社の仏像を撮影するために何度かこの登山口には来た
が、神社から先に行ったことは多分2回だけだったと思う  その時も、頂上へは途中から別のルートを
歩いた

 姥ケ嶽神社の第一鳥居から階段を登ると、暫くは登山道の両側から中心部に向かって丸い石を斜めに並
べている  中心部は窪んだセメントの排水路(?)があるので、晴天日は滑り止めになるのだが、昨日
のように丸い石が濡れていると滑りやすいので危険だ  2度転んだあと、私は道路脇の丸石がない所を
歩いた

 姥ケ嶽神社に着くと、宮司が盃を勧めてくれた  随分久しぶりに宮司にあったが、仏像などの撮影の
時は大変お世話になった  つい話が長くなり、30分ほど休憩した

 神社の裏から登山道に降りて小さな谷を渡り、頂上に向かう  随分久しぶりのルートで、頂上までの
ルートは殆ど忘れていたので、途中の曲がり角で一度迷いそうになった  

 11時50分過ぎに登り始め、頂上に着いたのは神社での休憩を除いて1時間半が経過していた
 私が南側から頂上に着くと、時を同じくして北側から若い女性二人が頂上に着いた  まるで申し合わ
せをしたような偶然の南北同時頂上到達だった

 くだんの女性二人は、私が登ったルートを下山した  駐車場まで県道を歩くそうだ

 私は、バナナと手作りの小さな握り飯を食べて下山した  下山しながら考えた  このルートは淡々
と林の中を歩くだけで、途中に展望がよい場所がなく、岩場や危険個所もない  立ち止まって眺める景
色も殆どない  

 双石山は、塩鶴登山口か小谷登山口から登れば、風化した独特の砂岩に針ノ耳神様や空池があり、巨岩
を登ったり、展望台から宮崎市内が展望できる  僅かだが岩登りを楽しむことも出来る  山小屋近く
の登山道には11月に奴草が咲く

 双石山には加江田渓谷から登る登山道もあり、途中でこれらの登山道が交差する個所があるので、延岡
の山友は単独で登り、道に迷ったことがある 低山だが慎重な動きが必要だ  
 
 2015年3月9日

                                              風
※ 写真はクリックすると拡大する  もう一度クリックすると更に拡大する
  但し、原本を縮小しているので、過縮小のため拡大しない写真もある


姥ケ嶽神社の第一鳥居(九平登山口始点)

右は姥ケ嶽神社経由で双石山 左は神社の裏を経由して双石山

姥ケ嶽神社

登山道にビニールで編んだ袋の土嚢

登山道脇の樹木の根

岩を抱く木の根 九重連山御池にある同様の岩と思われる作品が県美展等で入選

双石山頂上

写真左斜面を表示に従って登ると姥ケ嶽神社 今日は直進して下山する

  ――― 以下は2012年に塩鶴登山口から登った時の写真の一部 ―――


写真の下部に針ノ耳神様

空池には岩の隙間を潜って降る

空池

大きな岩にロープを使って登り、宮崎市内展望

岩場の急傾斜

ロープ