先週の日曜日(11日)に日程調整で迷惑をかけた山友の為と、回復しつつある左足の調整を兼ねて(?)
18日の日曜日に九重連山に向かった
左足の脚力についてはその後、前日に作業中の事故で足首上部付近に怪我をしていたことを思い出した
74歳まじかになっているので記憶力低下は左程驚くことではないが、骨と骨の間を通る神経を痛打してい
たのだが、手でさわれば鈍痛を感じるものの、通常の歩行は可能であったので、山に登る高揚感の強さの方
が勝ったのだろう
NHKの「真打競演」を録音した漫才、落語等を毎日ベットで聞いているが、先日のコントで腰の曲がっ
た相方が、相手の言うことに驚いて腰を伸ばしてのけぞったことを「オカシイ」と指摘されて、「腰が曲が
っていることを忘れたほど驚いた」と言って観客を笑わせたことを思い出した
私は、山に登る楽しさと期待のため左足痛打の痛みを忘れていたが、厳しい雪山の坂道で歩行困難になっ
てもその直接の原因を思い出さず、二次的原因(遠因)の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を考えていた
しかし、診断した医師は「山を歩くことができるのであれば、どんどん山に登り、筋肉をつくれ」と言って
おり、現に診断後も、日常生活で時折一時的に支障があるものの、表面上の支障は殆どない
さらに、思い出したことがある 前日の17日夜、若い頃の登山記録を読んでいると、午前2時半起床、
入浴、朝食を済ませ、握り飯などの昼食を準備して午前3時半乃至午前4時に自宅を出発していた つま
り、今でも通常は励行している「起床後1時間以内に食事をとる」ことを、以前は山に登る日の朝食も実行
していたのだが、最近は途中のコンビニで朝食用と昼食用の食事を買うようになっていた
18日は、起床後「うがい」をして白湯を飲み、生ロイヤルゼリーを食べることから始めて、通常の生活
から山行を始めた そのため、多少の疲労はあったものの九州内地最高の九重連山・中岳に登頂した
牧ノ戸の駐車場は11日より駐車している車が多く、やっと隙間を見つけた
山友の一人は初めての雪山で、アイゼンを初めて着用したが他の山友がテキパキと装着していた
登山口では、前回は-4度だったが18日は+1度だったので、東屋までの登山道は凍結していなかった
途中の登山道も、積雪はあるものの歩行に困難を感じることはなく、むしろ砂利混じりの登山道などでは積
雪がある方が快適に歩くことが出来た
当日も「ゆっくり、のんびり」樹氷や遠景等を楽しみながら歩いたので、避難小屋は12時過ぎになった
そこで昼食をとって休憩していると、中岳に登る気力を失うかもしれないと思い、九住分れまで歩き、そこ
で休憩を兼ねて行動食を食べた
九住分れからは、大勢の登山者が列をなして中岳に向かっていた 通常は殆どの登山者が九住山に向か
い、中岳に向かう登山者は僅かなので不思議に思った
おそらく先日、NHKの番組で「日本百名山徒歩登山者」が九重連山中岳を登る姿を放映していたことで
中岳登山者が多くなったのか、途中の全面凍結した御池で遊ぶのを楽しみに中岳に向かうのかもしれないと
思った
御池は全面凍結していた 以前はこの季節に凍結した御池で遊ぶことを楽しみにしていたことを思い出
した 当日は、草スキーで使用する板を持参して仲間を引き回して遊ぶグループが何組かいた 彼らの
中には池のほかに避難小屋の近くで雪上降下をするグループもいた
頂上からの展望は360度 前回と違い、展望は十分だった 登山者の多くは「こんな好条件の日は
めったにないだろう」と喜んでいた
それにつけても、空の青さが気になった 当日の空の青さは「異常ではないか」と思われるほどに青か
った まさに「紺碧の空」だった
その空に、阿蘇山中岳の噴煙が漂っていた 噴き上げる噴煙と、その噴煙が巨大な帯のように幅広く長
く、長く、西の空から東の空に向かって流れていた 降灰の被害は大変だろう
下山時は風が北風に変わったのか、一時は黒く吹き上がった噴煙が九重連山方面に向かったように見えた
下山時、午後3時半頃の西千里浜では、解凍し始た樹氷に西陽があたり、複雑な彩りを放ちながら風に揺
れていた 遅い時間帯にこの辺りを歩くことは稀であるため、広がる樹氷が西陽を受けてあのように見事
な色彩を帯びて煌めく景観を眺めたのは初めてのことだった 一眼レフのカメラを車内に置いてきたこと
を悔いながら、それも一瞬のことで、むしろあの光景を鑑賞できたことに感謝しながら下山した
有り難い一日だった
2015年1月22日
風
※ 写真は、クリックすれば拡大する もう一度クリックすれば更に拡大する
但し、原画を縮小しているので拡大しない場合がある
竹田市方面から九重連山
牧ノ戸駐車場
登山口からの登山道は凍結していない
噴き上げた阿蘇山の噴煙が画面左側に流れている
西千里浜からの九住山
全面凍結している御池
凍結した御池を縦断して中岳に向かう
九州本土最高峰の中岳(1、791m )頂上
中岳頂上から阿蘇山の噴煙 黒く噴き上げた噴煙が左側に黒帯のように流れている
天狗ケ城の裾野を歩いて避難小屋へ向かう
九住分かれから見る空は紺碧
西千里浜の樹氷が西陽に輝く コンパクトカメラでは色彩が出せなかった
解凍が進んでいる樹氷
やまなみハイウエイ休憩所から阿蘇山の噴煙と夕陽
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18日の日曜日に九重連山に向かった
左足の脚力についてはその後、前日に作業中の事故で足首上部付近に怪我をしていたことを思い出した
74歳まじかになっているので記憶力低下は左程驚くことではないが、骨と骨の間を通る神経を痛打してい
たのだが、手でさわれば鈍痛を感じるものの、通常の歩行は可能であったので、山に登る高揚感の強さの方
が勝ったのだろう
NHKの「真打競演」を録音した漫才、落語等を毎日ベットで聞いているが、先日のコントで腰の曲がっ
た相方が、相手の言うことに驚いて腰を伸ばしてのけぞったことを「オカシイ」と指摘されて、「腰が曲が
っていることを忘れたほど驚いた」と言って観客を笑わせたことを思い出した
私は、山に登る楽しさと期待のため左足痛打の痛みを忘れていたが、厳しい雪山の坂道で歩行困難になっ
てもその直接の原因を思い出さず、二次的原因(遠因)の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を考えていた
しかし、診断した医師は「山を歩くことができるのであれば、どんどん山に登り、筋肉をつくれ」と言って
おり、現に診断後も、日常生活で時折一時的に支障があるものの、表面上の支障は殆どない
さらに、思い出したことがある 前日の17日夜、若い頃の登山記録を読んでいると、午前2時半起床、
入浴、朝食を済ませ、握り飯などの昼食を準備して午前3時半乃至午前4時に自宅を出発していた つま
り、今でも通常は励行している「起床後1時間以内に食事をとる」ことを、以前は山に登る日の朝食も実行
していたのだが、最近は途中のコンビニで朝食用と昼食用の食事を買うようになっていた
18日は、起床後「うがい」をして白湯を飲み、生ロイヤルゼリーを食べることから始めて、通常の生活
から山行を始めた そのため、多少の疲労はあったものの九州内地最高の九重連山・中岳に登頂した
牧ノ戸の駐車場は11日より駐車している車が多く、やっと隙間を見つけた
山友の一人は初めての雪山で、アイゼンを初めて着用したが他の山友がテキパキと装着していた
登山口では、前回は-4度だったが18日は+1度だったので、東屋までの登山道は凍結していなかった
途中の登山道も、積雪はあるものの歩行に困難を感じることはなく、むしろ砂利混じりの登山道などでは積
雪がある方が快適に歩くことが出来た
当日も「ゆっくり、のんびり」樹氷や遠景等を楽しみながら歩いたので、避難小屋は12時過ぎになった
そこで昼食をとって休憩していると、中岳に登る気力を失うかもしれないと思い、九住分れまで歩き、そこ
で休憩を兼ねて行動食を食べた
九住分れからは、大勢の登山者が列をなして中岳に向かっていた 通常は殆どの登山者が九住山に向か
い、中岳に向かう登山者は僅かなので不思議に思った
おそらく先日、NHKの番組で「日本百名山徒歩登山者」が九重連山中岳を登る姿を放映していたことで
中岳登山者が多くなったのか、途中の全面凍結した御池で遊ぶのを楽しみに中岳に向かうのかもしれないと
思った
御池は全面凍結していた 以前はこの季節に凍結した御池で遊ぶことを楽しみにしていたことを思い出
した 当日は、草スキーで使用する板を持参して仲間を引き回して遊ぶグループが何組かいた 彼らの
中には池のほかに避難小屋の近くで雪上降下をするグループもいた
頂上からの展望は360度 前回と違い、展望は十分だった 登山者の多くは「こんな好条件の日は
めったにないだろう」と喜んでいた
それにつけても、空の青さが気になった 当日の空の青さは「異常ではないか」と思われるほどに青か
った まさに「紺碧の空」だった
その空に、阿蘇山中岳の噴煙が漂っていた 噴き上げる噴煙と、その噴煙が巨大な帯のように幅広く長
く、長く、西の空から東の空に向かって流れていた 降灰の被害は大変だろう
下山時は風が北風に変わったのか、一時は黒く吹き上がった噴煙が九重連山方面に向かったように見えた
下山時、午後3時半頃の西千里浜では、解凍し始た樹氷に西陽があたり、複雑な彩りを放ちながら風に揺
れていた 遅い時間帯にこの辺りを歩くことは稀であるため、広がる樹氷が西陽を受けてあのように見事
な色彩を帯びて煌めく景観を眺めたのは初めてのことだった 一眼レフのカメラを車内に置いてきたこと
を悔いながら、それも一瞬のことで、むしろあの光景を鑑賞できたことに感謝しながら下山した
有り難い一日だった
2015年1月22日
風
※ 写真は、クリックすれば拡大する もう一度クリックすれば更に拡大する
但し、原画を縮小しているので拡大しない場合がある
竹田市方面から九重連山
牧ノ戸駐車場
登山口からの登山道は凍結していない
噴き上げた阿蘇山の噴煙が画面左側に流れている
西千里浜からの九住山
全面凍結している御池
凍結した御池を縦断して中岳に向かう
九州本土最高峰の中岳(1、791m )頂上
中岳頂上から阿蘇山の噴煙 黒く噴き上げた噴煙が左側に黒帯のように流れている
天狗ケ城の裾野を歩いて避難小屋へ向かう
九住分かれから見る空は紺碧
西千里浜の樹氷が西陽に輝く コンパクトカメラでは色彩が出せなかった
解凍が進んでいる樹氷
やまなみハイウエイ休憩所から阿蘇山の噴煙と夕陽
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