安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

予報に反する降雨で三俣山は中止

2015年09月23日 10時19分35秒 | 日記
 昨日昼までの気象予報によれば、九重連山地方の23日の天気予報は曇り後10%の降雨だった
午後の降雨も小雨程度なので、夕方までは予定通り三俣山に行くことにしていた

 遠隔地の北アルプスに行くためには、航空券、ビジネスホテル、山小屋等々の予約、4~5日間
の山歩きなどがある  通常は凡そ2週間前に日程を決めるので、山歩きの時に雨が降ることは覚
悟しなければいけない  幸い今までは、北アルプスでは1回だけ降雨にあったが、それは半日程
度の降雨だった

 ところが、最近の私の体調、同行する山友たちの安全などを考えているうちに今回は中止した方
が良いと考えた  そこで午後7時過ぎに三人の仲間に連絡した  三人とも、直ぐに「了解した」
とメールを送信してくれた  有り難い

 一昨21日、私は早朝6時50分に車で自宅を出て福岡県筑後市に最近できた「九州芸文館」に
向かい、午後1時20分に九州芸文館に着いた

 JR筑後舟小屋駅の隣にある九州芸文館では、8月8日から9月23日までの日程で戦後日本を
代表する写真家土門拳さんの写真展『土門拳の古寺巡礼」が開催されていた

 会場では、次の分類で170点の仏像・仏像関係写真が展示されていた

   ① 冒頭(1作品) 1800×900×3枚で構成の室生寺弥勒堂の釈迦如来坐像脚部 
   ② ぼくの好きなもの(8作品)                  
   ③ 『古寺巡礼』(38作品)
   ④ 仏像行脚(92作品)
   ⑤ 母なる寺・室生寺(28作品) 
 
 この他に、古寺巡礼初版本1~5、なんでも帳(撮影時のメモ帳)、土門拳さんが後年使用した
ジナー製の蛇腹の長さが50センチあろうかと思われた大型カメラ、大正14年に書いた油彩画
「習作」、昭和44年に書いた水彩画「都忘れ」等も展示されており、土門拳さんに関する映像も
流されていた

 母が逝ったあとで仏像撮影を始めた私に対し、入会したばかりの職場OBで構成している写真倶
楽部の会長が、「風さんは既に土門拳の域に達している」と言って頂いたことがある

 当時、私は土門拳さんが何者かを知らなかったうえ、新参者であった私は会長に問い返しもしな
いで黙って聞いていた  その後、偶然の機会に市内のアートセンターの書架に5~6冊並んだ本
の中に土門拳さんの著書が3冊あった  不思議なことに、その後はその書架には写真に関する書
籍は全く並んでいない 

 その後、市立図書館で「土門拳写真集」を借用したり、土門拳さんの著作を購入して読んでいる
勿論、会長が「その域に」と言って頂いたのは、励ましの為だったのだろうと思い、有り難く思っ
ている  職場で一緒に仕事をしたことはなかったが、何故か以前から知遇を頂いていたので、写
真倶楽部に加入した時は、喜んで頂いた  土門拳さんを教えて頂いたことも有り難いことだった

 一昨日の九州芸文館について記載するのは、最近、公園の芝植栽を一人で行っているので疲れて
いるときに、往復凡そ12時間の車の運転で疲労していたことを書くためだった

 その疲労をとるために、昨日、若いときにお世話になっていたマッサージ師を訪ねた  私より
高齢の彼女は既に廃業していたので、「市の保険は使えないよ」と言ったが、構わずに手当をして
いただいた  終わった時に、「肩が凝っていたでしょう」と私がいうと、「足が弱っている」と
言った  以前の私を知っているから分かるのあろう  適切な判断だ  

 若いころの私は、身体は山で鍛えていたが、30歳の時に職場の背筋力テストで椎間板ヘルニア
を患ったことと仕事に使う神経が披露するために整形外科やマッサージに通った  整形外科の医
師は、「椎間板ヘルニア治療のためには筋力をつけることだ」と言って登山を勧めてくれたので、
週末や休日には山に登り、疲労した筋肉をマッサージで労わっていた

 最近は週末の山遊びが少なくなった  トレーニングセンターは解約した

 今日の三俣山を中止したのは、まだ疲労が残る体調で三人の仲間と同行することに漫然とした不
安があったのかもしれない

 今日は、公園で芝の手入れをした後、久し振りに近くの102段階段に向かった  途中で90
歳を何歳か超えている高齢の男性が背中に呼吸器具を背負って歩いていた  つい先日までは夕方
公園で体操していた人だが、先日久し振りに会うと、「肺に水が」と言っていた  それでも口に
パイプを咥え、背中に呼吸器具を背負って散歩をしている

 また、先日久し振りに会った高齢の女性と話しながら、つい年齢を確認すると「アンタより丁度
10歳上じゃが  アンタはまだ子供じゃが」と言った  元気だ  私を「子供扱い」する 
彼女は、毎日の散歩からの帰りで今日も1時間半ほど歩いてきたそうだ  

 私の周りには、元気で、運動をしている高齢者が多い 
 
 90歳以上の高齢者と分かれた後、私は久しぶりに102段階段に向かい、2回往復した
有り難いことに、最初から休まずに102段まで登った  下りの踊り場までは階段横の狭い側溝
側壁を歩いたが、ふらつくことなく、順調に歩いた  大丈夫だ  まだまだ、歩くことが出来る

 近日中に霧島連山の矢岳に見返り草(大丸葉の天人草)を鑑賞に行こう

  2015年9月23日
                                         風


高千穂峰の頂上小屋が休憩所に

2015年09月16日 10時44分59秒 | 日記
 驚いた  嬉しかった
 9月4日に山学校一期生と高千穂峰に登り、下山前に、かつて山小屋の親父さんと
山の話を楽しみながら泊まったことがある山小屋に向かった  以前登頂した時は山
小屋には入れなかったと記憶していたので、「中には入れないだろうが、小屋の周り
を見たい」と言って歩いた  ところが、小屋の戸が開いていた

 恐るおそる中を覗くと先客がいたので安心して中に入ると、現在は登山者が「休憩所」
として利用できるように解放されている  これは素晴らしい  雷雨などの緊急時には
「避難小屋」として利用できるのは有り難い

 寝室として使用していた奥の部屋には入れないが、[ 休憩所 」として解放されている
入り口の部屋には山小屋に関する資料などが掲示されているので、懐かしく昔日を思
い出した

 山小屋が休憩所、避難小屋として利用できることを知らなかったことが悔やまれるが、
山頂の山小屋が休憩所として開放されていることは一般登山者にどのように周知して
いるのだろうか

 最近は比較的に楽な低山に登っていたので、ガレバや傾斜のキツイ砂場(?)などの
登山道を歩くのは大変だった  特に、馬の背から降りて鞍部から本峰に向かって急な
砂場の坂道を登るのは息が切れた  若い一期生の後を、喘ぎながら歩き、久し振りに
「今日は敬老の日だよ」と速歩を戒めながら歩いた

 曇天で、時折太陽が顔をだすものの霞がかかって見晴らしが良くなかったが、それで
もガレバから頂上までは樹木が全くない「テンコロボシ」状態で歩いたので汗が噴出し、
頂上で食事をするときには、一転して吹く風は既に秋風だったので冷気を感じた

 最近は、ブログ更新が滞りがちだ  そこで、言い訳

 宮崎日日新聞総合美術展応募、宮崎市美術展応募、地区公民館総合文化祭作品
展などの作品づくりのため、日南市、延岡市、日之影町などに何度となく撮影に行き、
プリントしてはもう一度撮影 また撮影 

 この繰り返しで、宮崎日日新聞総合美術展応募作品は先日業者にプリントを発注した  
18日にプリントが仕上がると、確認した後額に納めて頂き、県立美術館に搬入する

 プロの写真家は「撮影するときにタイトルは決まっている」そうだが、私は最近まで撮
影だけに専念していた  未だに、タイトルを決めることに苦慮している

 プロ並みの写真家でもある山口県の山友とは随分と長い付き合いだが、以前、メー
ルで「風さん、私は撮影する前も、後も何もしません」と言ってきたことがある

 フイルムカメラで撮影していたころは私もその通りだったが、デジタルカメラで撮影す
るようになると、撮影後の処理はそうはいかなくなってしまった  便利なソフトを利用
している

 ソフトに頼りすぎていると考えており、眼精疲労が抜け切れない

    2015年9月16日
                                          風
※ 写真は、クリックすると拡大する  


大鳥居

天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)

石畳 以前は一部の石畳が土砂に埋まっていたが、今は整備されている

林を抜けると、この先は「テンコロボシ」

これからガレバ

ガレバが続く

鞍部の神社跡鳥居

暫くは砂場の整備がある

高千穂峰頂上

山小屋の「休憩室」

砂場を降る

砂場を降る