安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

70歳代は健勝にして闊達

2012年07月29日 22時43分25秒 | 日記

 山学校1期の卒業生に誘われて、7月15日に登山解禁になった霧島連山の韓国岳~大浪池を25日に周回した
 解禁後10日あまり経過していたことと、平日であったためか、山は静かだった

 登山道に危険な個所はなく、順調に頂上に立った 
 韓国岳の頂上からは、微かにかすんでいるように見えたが、新燃岳と高千穂峰を遠望した  新燃岳の火口は思
いのほか浅く、白い噴気はわずかだった   いつの日か、エメラルドグリーンの火口底を再現してくれるのだろうか

 それにしても、1期生の皆さんの元気さに驚いた  50歳代、60歳代、70歳代の方々だったが、皆さんの足は軽
かった   特に、私たちが韓国岳から大浪池に降りて昼食中に、偶然に会った山学校1期生のMさん夫妻は、既に
大浪池を一周してきたところで、これから韓国岳の頂上まで、木製の階段を登るとのことだった    韓国岳の頂上
近くまで延々と続くこの階段を登るのは大変厳しい  私たちは、この階段を下るのに約1時間かかった
 Mさん夫妻は韓国岳登山口に降りた後、大浪池登山口まで舗装道路等を歩くそうだ
 Mさんは私より高齢だと聞いた

 かねて、50歳代~60歳代の山友などから、「風太郎さんは元気ですね」と言われていたが、今日久しぶりに会った
1期生の皆さんの元気さと自由闊達な気風に圧倒された  

 北アルプス水晶岳、鷲羽岳、双六岳などに登り、雲ノ平を楽しむために岩瀬ダムから登るか、それとも、比較的楽
な新穂高温泉から登り、折立に降ろうかなどと複数のルートを幾つか検討していることが恥ずかしくなった  しかし、
71歳の単独山行は、そろそろ「安全ルート」にすべきかもしれない

 8月中旬以降の北アルプス山行に向けて大崩山、九重連山などで「訓練」をしながら、ルートを決めることにしよう

    2012年7月29日
                                             風  太郎
 
 
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空海・諡号弘法大師

2012年07月14日 21時38分55秒 | 日記

 日南市の熊野大権現に奉祀されている仏像について調査中に、ある講演会の講師が宮司だった
ので、神社に仏像を奉祀することの有無について尋ねたところ、「 神仏混淆だから、神社に仏像を
奉祀することはある」とのことだった  

 神仏混淆、神仏習合、本時垂迹説については一応の理解をしていたつもりだったが、神仏混淆は
そこまで包含していたのかと驚いた  神社には鏡、寺には仏像とばかり考えていた

 その後間もなく、登山中に山中でお参りした神社の「小堂」に、鏡と仏像が奉祀されているのを見て
驚愕した 境内の小堂には、前面に鏡があり、背後に仏像が安置されていた  
 後日、宮司に会って説明を訊くと、仏像は「空海の坐像」で、かつて境内にあったが、風化を防ぐた
めに小堂を作成して安置したそうだ 

 この神社の境内にはもう一つの小堂があり、その中には「役行者」が安置されている
 山岳修行の「修験道の祖」という伝説的な人物なので、山中の神社に奉祀されるのに相応しいのだ
ろうか  役行者の諡号は「神変大菩薩」

 6月の下旬から今日まで、6回にわたり撮影に行ったが、失敗の連続で満足のいく作品ができなか
った  「のんびり、ゆっくり、ぼちぼち」と言いながら、何かに追われるように雨の中での撮影も何回
か行い、これはことごとく失敗に終わった  「小堂」は、正に「小さく」「狭い」ので、格子戸の中は暗く、
「おっちょこちょい」の私はカメラの設定を誤ることが多い

 ところで、8月の北アルプス雲ノ平、水晶岳、鷲羽岳等々の山遊びに備えて訓練を始めたが、体脂
肪(19.7%)と内臓脂肪(13.5%)の数値が下がらない  体内年齢(46歳)だけは維持している 
 平成2年から発芽玄米と具沢山の味噌汁を食べているが、山の回数が減ったことが原因だろう  
 在職中は毎週日曜日には山にいたが、5年前に完全退職した後は、「週何回」というペースが「月何
回」というペースに変わっている  

 さて、明日からザックを背負い、登山靴、足に重りをつけて公園と階段を散歩しよう

      2012年7月14日             風   太郎

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   ※ 最後の写真は、朝食の「野菜8種類以上の味噌汁」