安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

オネッコと高鍋海棠

2013年03月22日 21時54分38秒 | 日記
 午前中は高岡の和石地区でオネッコを楽しみ、午後は高鍋湿原の高鍋海棠を鑑賞に行った
 
 和石地区に向かう途中の山間部沿線には、白い薩摩稲盛が点在している  昨年より随分多くな
 ったようなので、今後の繁殖が楽しみだ

 高鍋湿原は例年3月下旬に開園しており、今年は3月27日に開園するが、高鍋海棠は、公園の
 ゲート前にあるので今日も何人かの鑑賞者が来ていた
 
 えびの高原にある野海棠と同じ、バラ科、リンゴ属であるが、花名は「高鍋海棠」とされている
 以前は、地域の方は牟田桜と呼んでいたそうだが、平成15年に高鍋海棠と名付けられた

   2013年3月22日
                                       風  太郎

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オネッコ鑑賞

2013年03月20日 22時52分01秒 | 日記
 先日から翁草の開花が報じられているので熊本の俵山に行くつもりだったが、今日の午後、市内は雨が止んで明るくなった
ので和石地区に行った   昨年4月3日のブログに「和石地区田園の景観を守る会」の行事と、地域の皆さんの里山を守る
活動などとともに翁草の写真を添付しておいた   和石地区の皆さんは、翁草のことを「オネッコ」と言うことにもふれて
おいた

 和石地区についてカメラなどを用意していると小雨が降りだした   風も強くなったので、取りあえず傘を差し、カメラ
をケースに入れて里山に登ってみた   期待通り、オネッコは咲いていた   まだ芽を出したばかりの小さなオネッコ等
が踏み倒されないように、地区の方々がオネッコが生えている個所には50センチほどの棒が立てられているので、注意しな
がら撮影を始めた   しかし、小雨と強風のため、思うように撮影ができなかった

 風の当たらない場所はないかと谷の上流に移動していると、地区の女性が鍬を持ってやってきた   昨年の行事の時にお
世話になったことなどの話をしていると、「あちらは多分風が当たらないだろう」と別の個所を教えて頂いたので、東側に移
動した   

 暫くすると、雨が止んだので三脚やレンズ等の入ったザックなどを取りに車の所に行くと、「和石地区田園の景観を守る会」
の前田会長さんが耕運機(?)で通りかかったので、挨拶をした   近日中にオネッコ祭りをするので、参加するように勧
めて頂いた   有り難い

 撮影しているうちに2時間余りが経過し、夕日が差してきた
 オネッコは朝日で撮影したいので、後日改めて早朝に撮影に来ることにして、帰宅した

   2013年3月20日
                                                   風  太郎

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佐渡窪から立中山

2013年03月18日 11時35分42秒 | 日記
 16日に佐渡窪の満作を観に行った

 昨年夏の豪雨で登山道が荒れていることは承知していたが、レゾネイトから朽網分かれまでの登山道は、一部に崩壊している所があった
ものの、新橋が架設されている個所や丸木を利用した階段が設置されている個所があったので、歩行に困難を感じることはなかった

 朽網分かれから佐渡窪までの登山道は、一部に紛らわしいところがあるが、定説に従って10メートル~20メートル前方を確認しなが
ら道を探して歩いた

 鍋割峠辺りから、左右の斜面に満作の花が咲いていたが、佐渡窪に咲いているであろう満作の巨木(?)の花を撮影するためには、太陽
光線の位置が高くならないうちに着きたかったので、先を急いだ   勿論、「ゆっくり、のんびり、ぼちぼち」の登りを超えて歩くこと
はない   何時ものように途中の景色をゆっくり眺めることを控えたに過ぎない

 しかし、懸念していた通り、登山道近くにある満作の巨木は枯死に向かっていた  白口岳や鳴子山等の西側斜面からの土砂流入により
根元が大きく埋没していることが原因と思われ、近年は花の勢いがなく、いずれ枯死するのではないかと心配していた   幹回りが凡そ
60センチはあったのではないかと思われる満作は、ごく一部の枝に僅かに花が咲いていたが、心なしか花の色も鮮やかさに欠けていた

 登山道から西側の白口岳方面の林を少し入った所にある僅かな空地に、2本の満作があり、ほぼ満開の状態だった  
 この2本が、いつの日にか巨木の後継木になるのだろうか   楽しみだ

 佐渡窪の西側にある低木は殆どが黒ずんだ色で、枯死している木が多い  枯死の原因は、満作の巨木と同じ根元の埋没だろうか 

 佐渡窪の満作鑑賞を目的とし、佐渡窪での気力・体力によっては白口岳か立中山に登ろうと考えていたので、鉾立峠に向かった
鉾立峠に向かう登山道は、随処に荒廃が見られた   特に、白口岳の崩壊による土砂が流入したと思われる個所は、登山道を含む裸地の
全面に大きな石塊が多数堆積していた   ロープを張った2メートル近い標柱が、僅かに10~20センチ顔を覗かしているに過ぎない
か、標柱が完全に埋没していると思われる所もあった   石塊のがらがらしたガレバを注意しながら歩いた 

 立中山(1,464.4メートル)は久しぶりだった   同行した山友が「ここから大船山に登る道がある」と教えてくれたので、いず
れ大船山の登りか下りで利用してみよう   その場合は、余裕をもって、法華院山荘を利用した方が良いだろうか

   2013年3月18日
                                                     風   太郎

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レゾネイトから谷沿いに登ると新しい橋がある

突き当たって左へ行くと朽網分かれへ  右は自然散策路へ

新しい木を使った階段  この先に壊れた階段もある

突き当たりは沢水からの登山道に突き当たる朽網分かれ これを右折する

登山道が崩壊している

お地蔵さん

巨大満作の後継になるか

満作の花

満作の花

満作の花

佐渡窪から鉾立峠に向かう登山道のガレバ入り口

今は、これも登山道

立中山頂上  後景は大船山(1,786.2メートル)
   

勝軍地蔵尊

2013年03月07日 10時05分37秒 | 日記
 平岩地蔵尊まつりの案内状を頂いたので、昨日、日向市平岩の「平岩地蔵尊堂」に出かけた

 先年、日向工業港に「日本丸」が入港した時に、市内繁華街での昼食後、何となく国道10号に出らずに旧道を
南に向かった  いずれ何処かで東に向えば国道10号に出て、宮崎に帰ることができると思いながら旧道を進む
と、山間部に入ったのでそろそろ東に向かおうとしたところ、左側に狭い道があり、その先に階段が見えた

 左折して階段手前で下車し、広場に上がると、北側に寺院らしい建物が見えた  平岩地蔵尊堂だった
 案内板によれば、木喰上人作の仏像が安置されている   西都市の木喰五智如来館で木喰上人の仏像を撮影し
たとき、木喰上人作の仏像が日向市にもあることを知り、いずれ所在を確認したいと思っていたが、偶然にその所
在地に立っていた

 仏像は、格子戸とガラス窓で守られているため、判然と見ることはできなかった
 広場からは広々とした海が見える静かな環境で、西側には山頂に向かう階段があった  階段を登ると、次々に
50~80センチ程の石像が階段沿いに安置されていたので、これを撮影しながら階段を登った

 撮影を終えて広場に帰ると、軽トラックが駐車しており、傍に初老の男性が立っていた   声をかけると、昨
年まで平岩地蔵尊奉賛会の代表をされていたKさんだった   木喰上人の仏像などについて説明して頂いた
いずれ、拝観させていただくとのことで、名刺を渡して分かれた

 受付でKさんのことを話すと、直ぐに探して会わせて頂いた   Kさんと暫く話した後、堂内で木喰上人作の
仏像を拝観した   3体の仏像のうち、平岩地蔵尊堂に安置されているのは「勝軍地蔵尊坐像」で、他の2体は
民間の個人が所有しており、祭りの間は「勝軍地蔵尊坐像」の両脇に安置されている

   勝軍地蔵尊坐像   軍神として尊信される地蔵菩薩   約1メートル   奉賛会所有
   阿弥陀如来     浄土宗、浄土真宗などの本尊    約50センチ   日向市内の個人所有
   疱瘡神像      疱瘡の神様            約40センチ   日向市内の個人所有
 
 地蔵尊の中に「軍神地蔵尊」が存在することは知らなかった
 疱瘡神像も初めて拝観した

 帰る準備をして駐車場(グランド)に向かい、売店の方と話をしていると、「ここは、午前中は仏式で僧侶がい
るが、午後は神式になる」と話していた   なるほど、私は堂内で僧侶と話をした  それにしても、「勝軍地
蔵尊」や「疱瘡神像」など、仏像の名前も私にとっては思いもよらないことがあった   

 旧平岩地蔵尊堂の棟札を撮影するよう依頼されたので、近日中に関係者宅に届ける時に、色々とお聞きしたいこ
とが多い   楽しみだ  

 このブログは未完で、要修正個所があるかもしれない  
 関係者の皆さんに教えて頂いたり、資料を調べた上で、修正や追加をしたい

    2013年3月7日
                                            風  太郎
※ 追記 (3月9日)
  3月8日、平岩地蔵尊奉賛会前代表Kさんに棟札の写真を届けた際確認したところ、近年、宮司は「まつり」
などの行事には一部参加するが、長時間滞在することはないとのことであった




















岩宇土山の登山道

2013年03月04日 18時35分26秒 | 日記
 2月11日の岩宇土山は、昨年の豪雨で登山道の斜面をトラバースする個所や白崩平への下山路等が荒れ、豪雨のあと
登山者が殆どなかったと思われ、一部に登山道が消滅していた   しかも、当日は晴天で斜面が乾燥していたので、極
わずかに残る踏み跡を頼りに歩くと、身体がずり落ちて転落する恐れがあったので、慎重に進んだ

 ところが、その後福寿草の満開時期で大勢の登山者が通ったであろうことと、最近の降雨により地面が湿っていたこと
もあり、お地蔵様を通り過ぎて間もなくの斜面には登山道ができており、多少の「泥濘」はあったものの、先日のような
危険を感じることはことはなかった 

 先日までは、頂上の標識は小さく、文字も着色が剥がれて殆ど判読できなかったが、今回は立派な標識が新設されてい
たので、山頂を知らずに通り過ぎる人はいないだろう

 福寿草は、前回の2月11日より沢山咲いていたが、5~6年前の台風以前に比較すべくもなかったので、寂しかった
 現在の白崩平を以前のように「お花畑」と呼ぶことは相応しくない   しかし、オコバ谷沿いの登山道周辺に咲く福
寿草は確実に増加していた  今後が楽しみだ  特に、下山した後の工事用作業路斜面の林内に咲く福寿草を探しなが
ら歩くのは楽しい

 今回は、鹿児島の山友とその友人2人の4人で福寿草を楽しんだ   えびの市で合流し、私の車で久連子に向かった
五木村の「道の駅」には多くの車が駐車していたが、その中にシエルパ宮崎店の店長がいた   岩宇土山には登らない
が、下山は白崩平で福寿草を見るそうだ

 岩宇土山の登山口で登山準備中に、延岡の山友ら数名が乗った車がやってきた   彼らとは、途中の登山道、白崩平
などで会い、下山後の「道の駅」でも会い、旧交を温めることができた   有り難い

 20歳代~50歳代の仲間と「ゆっくり、のんびり、ぼちぼち」の山歩きを楽しみ、黄金色の福寿草を楽しみ、旧友等
との会話を楽しむことができたことは、有り難い  

 5月には歳を重ねるが、このペースで山を楽しみ、更に、標高差千メートル級の山で調整を続けて夏の北アルプスに備
えることが目標だ   「少なくとも80歳までは北アルプス」まで、まだ少なくとも8年が残されている  楽しみだ

    2013年3月4日
                                                 風  太郎
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