安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

庭の花々

2015年11月14日 12時03分48秒 | 日記
 秋の花が咲いた
 長年育てた花と、最近妻が友人から頂いた花などで我が家は植木鉢が所狭しと並んでいる

 70歳を過ぎて何年か経ったこの頃は、友人や先輩との話の中で「 2分前のことを忘れる 」ことが
多くなるということに関して意見が一致する   しかし、車の運転に関しては従来に増して慎重に行
うことが必要だ   特に有料道路を走るとき、私は後続車に道を譲ることが多い 

 国道や県道などの一般道路でも後続車が接近する場合は、道路の幅員に余裕があれば徐行して合図を
する   但し、この場合本来は私が停止して道を譲るべきだろう

 ともあれ、今日は庭の花々を撮影したので添付する

     2015年11月14日
                                           風

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高房山の奴草

2015年11月12日 20時28分51秒 | 日記
 元ガイド仲間の山友と久しぶりに山に行くことにした   体調が良くない山友は「ゆっくり、の
んびり、ぼちぼち」の私となら奴草を観賞に行けるだろうとのことなので、11日に高房山に登るこ
とにした

 前日になって、一人同伴者を連れて行きたいと連絡があったので了解し、11日は9時過ぎに瓜田
ダム管理事務所駐車場で合流した   駐車場から登山口近くの駐車場に移動して登山準備、ストレ
ッチを行ってゆっくり、ぼちぼち歩き始めた

 今年は気候の関係だろうと思うが、九重連山の紅葉も例年より早かったので、高房山の奴草も早か
ったのではないかと案じながら歩くと、案の定途中で見つけた奴草の殆どが既に先端が黒ずんでいた

 高房山は低山で「遊々の森」と名付け、遊歩道ルートになっているので十分な整備が行われており
、「またか」と思うほどに「急な道」と「ゆるやかな道」の分岐表示があり、登山者(?)の力に応
じてどちらかの道を選んで歩くことが出来るので初心者でも安心して歩くことが出来る

 山友の足腰を心配していたが、前記のとおり十分な整備と殆どの急な道に関しては「緩やかな道」
を選んで歩くことが出来るので、その個所によっては急坂にも充分な対応をしていた

 奴草は途中の「遊歩道」脇に何カ所か咲いていたが、その殆どが先端や全体が黒ずんでいた
 三人で探し周り、幾つか貴重な「若者」を見つけることができた   以前は11月中旬か下旬に
来ていたと思うので、今年は随分早いと思った

 案内板が設置されている広場のベンチで早めの昼食を食べて、午後1時半過ぎには登山口近くの駐
車場に着いた

   2015年11月12日
                                        風

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遊歩道入り口

鉄塔の下を歩き、前方左側の林内に進む

急な道と緩やかな道を選んで歩くことが出来る   この分岐が沢山ある

ベンチ

土鳥黐

鉄塔入り口から1,000mの表示

鉄塔入り口から1,500mの表示

道の端に奴草

高岡温泉への下山分岐

鉄塔から1,906mの表示  ここから高岡温泉方面へ行くことが出来る

若い奴草と老いた奴草   

鉄塔から2,000mの表示

奴草の群生地 

壮年か  

奴草の子供と母親

街区公園の植栽

2015年11月10日 16時45分38秒 | 日記
 かつて「児童公園」と呼ばれていた地区の公園が「街区公園」と改称されて久しいが、地域の高齢者
クラブが結成したグランドゴルフ愛好会「一球会」のメンバーを中心とした「公園愛護会」の人達は、
公園の清掃、花壇の植栽・管理などを定期的に行っている

 先日は秋の花を植栽したので、撮影した   撮影中に綺麗な鳥が凡そ3~5メートル近くまでやっ
て来て暫く囀り、私を楽しませてくれた   以前は公園に通う途中の市道で動いている鳩は私が近ず
くと飛び去っていたが、最近は道路の隅に進んで私が去っていくのを待つようになっている   

 自宅西の道路に沿って緑地帯があり、その向こうは山林になっているので、珍しい鳥が時々やってく
る   偶々鳥の飛来を見つけると撮影しようと思うが、そのためには常に自宅内で三脚にカメラを設
置しなければいけないのだろう   最近は、「そうしよう」と考えることを「実行に移す」までに相
当な時間が必要になっている   それでも、今までに4種の鳥を撮影している

   2015年11月10日
                                           風
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庚申待ちの里

2015年11月02日 11時29分20秒 | 日記
 昨年暮れは、仏像撮影に行き詰まっていた 
 12月26日に田舎に帰省して墓参した  翌日は、番匠川の橋を渡りながら、ふと、幼いころ
に祖父と母親と三人で川の浅瀬を渡って耕作に行った畑に行ってみたいと考え、橋を渡り終えると
直ぐに右折した

 祖父たちが耕作している間、私は畑や裏山などで遊び、昼になると飯櫃(おひつ)に入れて持参
した麦飯と魚の干物、梅干し、漬物などで昼食を食べた  その畑は、遠隔地にあることなどのた
め兄は川向こうの親戚に無償譲渡し、その後親戚は工場用途として畑を売却したそうで、昔日の面
影はなかった

 国道10号に向かう途中のトンネルの手前にある交差点横の畑に仏像を安置しているらしい小堂
が見えた  交差点の少し先で車を停めて小堂に行くと、小さな格子戸があるので良く見えないが
幹計が2メートルあるだろうと思われる巨大な古木があり、その古木の中央と右側に小さな仏像が
はめ込められていた  左側は空になっているので、盗難にあったのだろうか

 格子戸に鍵はなかったが、格子戸越しに撮影していると、80歳は越えていると思われる高齢の
男性がやってきた   何をしているのかと問われたので、川向こうの出身で、各地で仏像を撮影
していること、この仏像も撮影したいと答えると「上に上がって戸を開けて撮影しなさい」と言っ
て頂いた   有り難い

 小さな堂内一杯の巨木に仏像を安置していることに驚きながら撮影していると、私が仏像撮影を
始めた切っ掛けを与えてくれた二宮神社は、先ほど渡った橋の反対側の凡そ3百メートル先にある
ので、この小堂は二宮神社から凡そ1キロ乃至2キロ以内にあるのだろうと思った

 仏像撮影に関する意欲を取り戻した私は、何故か県北の山間部に入った   国道から市道に入
って間もなく、道路横の広い路側帯に大きな庚申塔が三塔並んでいるのが見えた   車を停めて
撮影し、そのまま先に進むと次々に道路沿いに庚申塔や庚申塔と思われる仏像などがあった  
いずれ、準備を整えて撮影に行くことにした

 今月7日(土曜日)から22日(日曜日)まで「みやざきアートセンター」で展示される宮崎市
美術展に応募・入選した作品「庚申待ちの里」は、今年9月に撮影した作品   その時は、庚申
塔の近くの家に行って庚申塔の謂れ等を訪ねたところ、これらの庚申塔は道路新設、改良などの時
に移転されたもので、2度~3度の移転をしているが、今回は広い道路の広い路側帯に安置された
ので、庚申塔にとっては永住地になるだろうとのことだった

 庚申塔は、中国の伝統宗教である道教が平安時代に日本に伝わり、江戸時代に盛行した

 道教では、人体には三尸(さんし・3匹の虫)が宿っており、この虫は60日ごとに来る庚申
(こうしん・かのえさる)の日の夜に、寝入った宿主の体から抜け出して天帝(天の神様・仏教で
は帝釈天)にその人の犯した罪を告げ、その結果によって天帝は宿主の寿命を縮めるので宿主は庚
申の夜は寝ないで人々が集まり、話し合ったり勤行をしたりして朝を迎える習俗で、この行事を
「庚申待ち」と呼び、三尸が天帝に報告することを阻止することで治病、長寿を得るという日本独
自の解釈で信仰になった

 野仏のなかでは、庚申塔が一番多いと言われているそうだが、その形は様々であり、仏教系の他
に神道系の庚申塔もある

 この地区にも仏教系、神道系など多くの庚申塔があった   いずれにしても、その数の多さか
らこの地区住民が信仰の厚い人々だったのであろうと考えたので、「庚申待ちの里」と題した

 ”庚申を あくる日聞いて 嫁こまり”

    2015年11月2日
                                       風

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宮崎市美術展応募作品 「庚申待ちの里」

仏教系の庚申塔

仏教系の庚申塔

神道系の庚申塔

神道系の庚申塔