安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

霧島連山六観音御池の紅葉

2015年10月29日 10時41分55秒 | 日記
 28日( 水曜日)の昼、「偶には紅葉の撮影を」という先輩のために(?)久し振りに六観
音御池の紅葉撮影に行った  

 随分以前に秋の六観音御池に行った時には池の漣(さざなみ)の影響で池に映る紅葉が見えな
かったことを思い出し、ガイド倶楽部所属時代の仲間から情報を聞き、25日登った大船山のブ
ログ書き込みを中断し、先輩に電話をして握り飯2個をつくり、11時過ぎに自宅を出発した

 午後1時過ぎにえびの高原で握り飯の昼食を済ませ、六観音御池に向かった  一般の登山者、
カメラと大きな三脚を持った撮影者などと交差しながら歩くと、登山道に赤色の落ち葉が殆どな
かったので、六観音御池の紅葉はまだ早いのかと思った

 朽ちかけた小さな神社がある広場から池に突き出すように設けられている展望台には、大勢の
撮影者が三脚を並べていた  

 紅葉は丁度見頃だろうと思われたが、5~6年前に比べると色の数が少なく、松の木の幹が多
く見えていた  私がやっと割り込ませて頂いた三脚設置個所の隣人は、今朝8時から展望台で
過ごしているとのことだった  相当のベテランと思われた隣人は各地で撮影を続けているそう
で、今夜は近くの宿に泊まり、明日も余所の「紅葉撮影敵地」で撮影するそうだ  その隣人も、
以前に比べて黄色の葉が少なくなっていると言っていた

 三脚設置個所にあぶれた先輩は暫く姿を消していたが、「寒い、寒い」と言いながら姿を現し
た  やっと空いた個所を見つけて撮影していると、先輩がかつて所属していた写真倶楽部の仲
間が隣にやって来たそうで、奇縁を喜んでいた  

 賑やかな中年~高齢者の集団が記念写真を撮っていたので振り返ると、その中にかつて山に同
行していた仲間がいた  

 寒かった  寒気対策が不十分だった  チョッキと薄いジャンパーを着用していたがそれで
は不十分だった  今少し撮影を続けたいと思っていたが、ついに先輩が三脚を片付けだした
私は「帰ろう」と言いながら漣が消えるチャンスを狙って撮影を続けたが、近づいてきた先輩に
促されて、カメラからレリーズを取り外し、そのカメラを三脚から取り外した

 駐車場に向か会う私たちと反対に、大きな三脚を抱えた撮影者が次々に六観音御池に向かって
いた  さて、来年は寒気対策を十分に施し、水筒や黒砂糖なども持参して六観音御池に来るこ
とにしようと思いながら下山した

    2015年10月29日
                                      風

※ 写真はクリックすると拡大する もう一度クリックすると更に拡大する

※ ほぼ同じ時間帯に撮影した2枚の写真は、データが違うので比較してみてください






九重連山大船山の紅葉

2015年10月28日 10時32分26秒 | 日記
 先日早朝のNHKラジオ番組に法華院温泉山荘の主が出演し、「九重連山の紅葉はどの山も素晴ら
しい」と話していた  また、大分の山友の話によれば、大船山御池の紅葉について連日のようにテ
レビで放映されているとのことだったので、20日過ぎの登りを検討していたが、所要で日程調整が
出来ず25日の日曜日午前2時30分に起床し、祖父や両親などにお茶を供え、軽い朝食をとって3
時57分に竹田市有水の岳麓寺登山口に向かった

 8時過ぎに岳麓寺登山口駐車場に着いた  心配していた駐車場は多数の車が駐車していたが、ま
だ凡そ10台の車が駐車できそうな状況だった

 ストレッチを済ませて登山届の記載台に向かうと、30枚くらいの記載済み登山届書があったが、
未記載の登山届用紙はなかった  日本アルプスなどに行くときには予めパソコンで登山届用紙を作
成し、必要事項を記載してプリントした登山届を持参しているが、今後は九州の山でも用意すべきだ
ろうか

 第2ゲートまでの牧野道は宮崎弁で「テンコロボシ」、つまり「太陽が燦々と頭から降り注ぐ」草
原だから晴天日に凡そ50分の簡易舗装、未舗装道を歩くことは大変だ  しかし、この道の途中で
我家の家紋、梅鉢草の花が随分沢山咲いていたのは嬉しかった  

 暫く歩くと、2歳未満の幼児を背負った20歳代と思われる夫妻が追い越して行ったので驚いた
しかし、この夫妻にはその後2~3度出会った  「途中で道を間違いました」と言いながら私に追
いつき、また追い越して行った 

 この日は、登り道で3組の「道迷い」登山者、下山路で2組の道迷い登山者に出会った  1カ所
は、登山道がほぼ直角に左折している急な坂道のところで、今までに多くの登山者が間違って直進し
たためにできたのだろうと思われる「迷い道」があり、私が通りかかった時に2人組の登山者がその
「迷い道」から引き返してきた

 下山路で道を訊かれた登山者は、今水登山口から登り、下山は途中まで岳麓寺からの登山道を歩き
今水登山口に降りるつもりだったのか、入山公廟の近くで「今水に行くには・・・」と尋ねられた 
詳しく教えたつもりだったが、その後も途中で2度立ち止まって「道さがし」をしており、再度説明
した

 夏の薄い半そでシャツ姿でザックなどを持たない外国人の若者は、私を追い越した後2時間ほどで
下ってきた  「 気分が悪くなった人がいるので下山する 」と言っていたが、準備不足の安易な登
山だったのではないかと思った  この他にも、ザックを持たないか、殆ど荷物が入っていないよう
に見える小さなザックを背負った登山者など、この日は今までの山では考えられないような軽装、軽
装備の登山者が目についた

 「 ゆっくり、のんびり、ぼちぼち 」登山の私は、ほぼ予定通りの12時40分過ぎに大船山頂上
に着いた  頂上では多くの登山者が記念写真撮影や遠望を楽しんでいた

 期待していた御池の紅葉は、やや峠を越していた  しかし、まだ紅葉を楽しむことはできたので
満足した

 7合目辺りと思われる林内では、赤色を主体とした落ち葉の絨毯がが綺麗だった  林内で一面の
赤色絨毯を見たのは初めてのことだったので、感激した

 下山もゆっくり、のんびり、ぼちぼち歩き、無事に登山口に着いた

   2015年10月28日
                                          風


駐車場

第1のゲート

幼児を背負った登山者

「テンコロボシ」の牧野道

だい2ゲート ここから登山道に入る

大船山、黒岳、岳麓寺分岐

鳥ケ窪

板切登山口分岐

紅葉落ち葉の絨毯

大船山頂上 

御池

北大船山

三俣山

九住山方面

入山公廟の説明版

入山公廟の守護木



三俣山と矢岳~竜王

2015年10月15日 12時58分14秒 | 日記
 懸案だった三俣山は4日の日曜日に大曲登山口から登り、見返草(大丸葉の天人草)と筑紫蝙蝠草
観賞目的の矢岳~竜王には7日に皇子原登山口から登った

 以前は三俣山に年2~3回登っていたが、最近はあまり登っていない  また、以前は長者原~指
山~三俣山北峰から登ることが多かったので、スガモリ峠から三俣山に登るのは随分久しぶりだった

 また、70歳を超えた頃から忘却係数が高くなりつつあるが、この1年間は急速に進行しているよ
うで、峠から西峰の東側を歩き、三俣山本峰~四峰から南峰に向かう途中で一時方向を定められず、
久し振りに地形図とコンパスを使って確認した

 今回は、北峰と大鍋~小鍋には行かなかった  次回は紅葉の大鍋、小鍋を楽しみたい

 霧島の情報を提供してくれる高原町の旧友が9月の下旬ころから同行を楽しみにしていてくれたが、
最近になって体調が回復しないので「当分登れない」との連絡があり、花期は過ぎているだろうとの
ことだったが、幾らかは残っているだろうと期待して行ってみた

 旧友の話の通り、7日の矢岳~竜王では、楽しみにしていた見返草(大丸葉の天人草)も筑紫蝙蝠
草も既に花期は終わっていた  しかし、頂上付近の林内には花期の終わった見返草が群生いしてい
た  頂上から竜王に向かう途中には筑紫蝙蝠草が群生していた  鹿の食害が少なかったのだろう
か  来年が楽しみだ

    2015年10月15日
                                          風

※ 写真は、クリックすると拡大する  もう一度クリックすると更に拡大する 

【 三俣山 】


大曲から三俣山

登山届記載中

登山口から直ぐに沢を渡る

林道から沢に降りてスガモリ峠に向かう

大きな転石などの厳しい登山道も峠が近くなると歩きやすくなる

峠の鐘を鳴らす

峠から三俣山・西峰に向かって登る  中央の道は厳しいので今日は東側(右側)の道を歩く

竜胆

竜胆が群生している

西峰は下山時に立ち寄ることにして本峰に登った

四峰

四峰に真新しい標識があった

白い竜胆

南峰

福王草

西峰

【 矢岳 ~ 竜王 】  


千振

東側に高千穂峰が見える

見返草の群生 - 花期は終わっている

見返草

登山道の両脇にも見返草が群生

矢岳頂上

筑紫蝙蝠草

毛無青肌

宮日総合美術展の次は宮崎市美術展

2015年10月03日 17時14分31秒 | 日記
 2月の宮崎県美術展に続き、宮崎日日新聞社主催の総合美術展応募、入選が決まり、今日から
18日まで県立美術館で展示されている 

 何時ものとおり、今回も応募作品搬入前夜まで題名(タイトル)を決めることができなかった
「シャッターを押したときには、既に題名は決まっている」べきだといわれるが、私は、受付開
始日の18日に最終的に額装を依頼した時、プリント業者の担当職員から私が考えていた題目に
関する意見を訊いて、再考すべきだと考えた

 夜、ベッドに入り目を瞑ってうとうとしていると突然「光明」という言葉が浮かんできた

仏や菩薩の心身から放つ光で、知恵や慈悲を象徴する言葉だ   朽ちかけた木造仏(神)が暗
い神社で腹部に抱く薬壺と思われる辺りを中心に柔らかな光が輝いている姿は、まさに慈悲に満
ちている  その慈悲の姿を感じて撮影した私は、題名を考えるときにそのことを忘れていた

 2月の宮崎県美術展に応募した仁王像については、明治2年の廃仏毀釈時に破壊を免れるため
埋蔵され、右腕を失っているが今も寺の門前で参詣人に睨みを利かせている姿の健気さに打たれ
て撮影し、「不撓不屈」と題した

 ところが、入選報告に訪れた寺の住職から「確かに寺の番人として睨みを利かしているが、そ
の眼は同時に、心に悩みを持つ者、苦しみ等を持つものに対しては、『貴方の悩み、苦しみは私
が受け取るので、安心して置いて行きなさい』という慈悲の眼でもある」と教えて頂いた

 応募締切日の19日に額装された作品をプリント業者から受け取り、題名を「光明」とした書
類を整えて県立美術館に搬入した

 24日に宮崎日日新聞で審査結果の発表があり、入選を確認したので、予て懸案であった私立
学校法人の監事候補者を28日学園に推薦した   推薦者が正式に就任が決定すれば私は11
月に退任し、完全無職の生活になる

 さて、宮崎市美術展への応募作品づくり ~ 搬入だ。

      2015年10月3日
                                     風


2015年2月 宮崎県美術展応募作品  不撓不屈

2015年10月 宮日総合美術展応募作品  光明

2015年9月28日 日南市国道220号沿いの松林で撮影

2015年9月28日 国道220号 宮崎市青島の展望所から青島展望

展望所に咲く花

展望所に咲く花

展望所に咲く花

展望所に咲く花