安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

鷺草の蕾

2015年07月17日 10時25分59秒 | 日記
 最近は、妻が庭の手入れなどに励みだし、カボスや実生で育てた名前不詳の蜜柑、玄関付近の花木類
の剪定をしているのに反比例して、私は庭の鉢を見ることが珍しくなった  
 
 私は、剪定は極力避け、やむを得ず剪定するときは予め花木類にブランデーかワインを注ぐことにし、
剪定も最小限度にとどめるが、最近は家の周囲の花木類が低くなった  一昨年から柿の木の「伐採」
を強く要望されているが、道路と隣家に迷惑をかける恐れがある小枝に限って切っている  

 そんなおり、ふと鷺草を思い出した  在職中に県庁郵便局長から取り寄せて頂いた花で、20年以
上優美な花を楽しんでおり、花が終わった後は球根を取り上げ、春に鉢に植えていたが昨年の花が終わ
った後、全く手入れを怠っていた

 絶滅かもしれないと思いながら鉢を見ると、例年より遅く鷺草の芽が出ていた  早速、もみ殻の炭、
水蘚などを用意して植えなおしたところ、その後元気に育ってくれた

 3~4日前には、花の蕾が見えるようになった   有り難い
 これで今年も鷺草の花を楽しむことが出来る

 今年は、花が終わったら「お礼肥」を十分に施して疲れを癒し、来季に向けた球根作りに励むように
手入れを忘れないようにしよう

     2015年7月
                                           風
※ 写真は、クリックすると拡大する
※ サイズを落としているので、拡大しない写真もある














梅雨の雨間に双石山

2015年07月02日 13時59分30秒 | 日記
 九州南部はこのところ降雨が続いている
 所属する写真倶楽部作品展の作品作りのために大粒の雨が欲しかった

 2月の宮崎県美術展期間中に見つけた廃寺跡の金剛力士像は、石像だが着色されており、降雨時に撮
影すると綺麗に発色し、その上雨粒も同時に撮影できるので、大雨が降ると機材を用意して出かけるが、
現地に着くと雨が小降りになっていたり、全く雨が降っていないことがあったりで、6月27日にやっ
と降雨と着色金剛力士像を同時に撮影することが出来た

 28日にプリンターのインキを買いに行った時には曇天だったが、店を出ると太陽が燦々と道路を照
らしていた  迷うことはなかった  急いで帰宅し、昼食を食べながら山の準備をした

 標高509メートルの双石山は、登山口が幾つかあり、以前は塩鶴登山口から登るのが一般的で、1
994年6月発行の「分県登山ガイド 宮崎県の山」などでは塩鶴登山口からのルートを説明している

 しかし、近年は県道の広い路側帯に沢山の車が駐車可能であることや、登山道の整備が進んだことな
どから小谷登山口や九平登山口(姥ケ嶽神社)を利用する登山者が多い

 私も、かつては丸野駐車場、塩鶴登山口、九平登山口等を利用していたが、最近は殆ど小谷登山口を
利用し、途中で岩登りのあるルートや谷沿いのルートなどの変化を楽しんでいる  双石山は低山だが
初心者、経験者の何れにも良い訓練ルートがあるので、体調などを考慮して歩くこともできる重宝な山


 午後1時半前に小谷登山口に着くと、駐車場には10台以上の車が駐車しており、やっと1台分の駐
車場所を見つけた  

 降雨が続いていたので登山道の状況が心配だったが、登山道は殆ど荒れていなかった  山友の話で
は、鹿児島の山友が双石山に登りたいと言っているそうだが、この分なら初心者でも安心して登ること
が出来るだろうと思った

 岩場では幾らか苔が生えていたが、ロープや木の根を利用すれば滑落の心配はないと思った  勿論
慎重な行動が大事なことは言うまでもないので、当分の間、初心者は岩場を通らない谷沿いのルートな
どを利用した方が良いだろう

 午後1時半過ぎからの登山だったので、無理をしないで山小屋まで歩いて下山した  それでも、雨
の続く毎日、山に登ることが出来ず、うつうつとしていた気分は爽快になった  有り難い

       2015年6月
                                            風
※ 写真は、クリックすると拡大する  もう一度クリックすると更に拡大する
※ 但し、写真は編集で縮小しているので拡大しないものもある


小谷登山口は県道から谷沿いに登り始める

渓流も荒れていなかった

「針の耳神社」経由と「三段梯子」経由の分岐  ここは左折して針の耳経由に進む

直ぐに塩鶴登山口からの登山道と合流する  磐窟神社(いわやじんじゃ)

風化した砂岩の「天狗岩」に「針の耳神社」が祀られている

天狗岩の横をロープか木の根を利用して登る

「空池」を見下ろす

空池の前方にある岩の隙間から空池を出る

空池を出た

尾根コースと谷コースの分岐  ここは左折して尾根コースに向かう   谷コースの方が安全

尾根に向かう

尾根にはロープ

ここも登山道

相当の傾斜があり、苔も生えているので慎重に

第2展望所  遠くにオーシャンドーム

木の根には申し訳ないが、ここは登山道

山小屋が見える

山小屋

名前を知らず 




 金剛力士像