安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

韓国岳は霧の中

2014年10月18日 09時28分53秒 | 日記
 集中豪雨が全国各地を襲うなど、このところ気候不順が続いており、前日の天気予報で
降雨予想だったのが、当日は晴天になることが珍しいことではなくなっている  勢い、
山に登る機会が少なくなっている

 10月8日は曇天だったので、五葉岳の予定を変更して韓国岳に向かった
 ところが、えびの高原に着くと、韓国岳は裾野から霧に覆われてその姿を全く見ることが
出来なかった  

 大浪池の休憩所から西廻りを歩き、東周りとの合流地近くにある休憩所から一部木造階段
のある登山道から韓国岳に登る予定だったので、県道「小林えびの高原霧島線」で大浪池登
山口に向かうと、県堺を過ぎて間もなくの鹿児島方面は快晴だった  

 大浪池登山口には10台近くの車が駐車しており、小学校の児童を乗せたバスが到着した
ばかりだった  道路沿いの登山口南側に、前回来た時に工事中だった避難壕が完成してい
た  霧島連山には従来、湯之野登山口と高千穂河原登山口に避難壕があった 

 大浪池から久しぶりに西回りを歩き、韓国岳の霧が晴れれば、韓国岳まで歩こうと思いな
がら歩いた  まだ多少早いかもしれないと思いながら、亀甲白熊を探しながら、ゆっくり
歩いていると、亀甲白熊の蕾があった  あと1週間もすれば開花するのだろうか  楽し
みだ

 大浪池の休憩所には建物があるが、現在は使用できない  覗いてみると内部は殆ど荒れ
ていないので、火山が噴火した時等の「避難場所」として利用できるだろうと思った

 大浪池には3月中旬~4月上旬にかけて東回りの登山道沿いに咲く「まんさく」の花を観
るために登るので、最近は西回りは歩いていない  懐かしく思いながら歩ていると、秋の
麒麟草、曙草等が咲いており、先日九重連山の扇ガ鼻の頂上で福岡の男性が「珍しい」と言
って撮影していた「センチコガアネ」と思われる虫がいた

 西回りの道は快適に歩くことが出来るが、県境からの登山道との合流地に降る坂道は随分
荒れていたので、注意が必要だった

 なお、荒れた登山道を撮影しようとしたが、「電源が・・・」  こんな時のために予備
の電池を持つのが習慣で、一眼レフのカメラや、今日使用しているコンパクトカメラでも、
購入するときには必ず予備の電池を購入している  今回注文しているニコンD810にも
予備電池をセットにしている

 ところが、予備電池を取り出してカメラにセットすると、・・・・・ そうです

 休憩所手前のテーブルで昼食をとり終えても、韓国岳は霧が増減を繰り返すが、頂上付近
が見えることはなかった  二人組が韓国岳から降りてきて私の近くに座り、昼食を食べな
がら、「今日の頂上は何も見えませんでした」

 韓国岳を諦めて、大浪池を一周しようと思い東周りを歩いた  東回りの道は、以前のよ
うに快適に歩くことが出来た  途中で背の高い若いガイジンサンの男女が「コンニチハ」
と大きな声で挨拶をしてくれた  二人とも何も持っておらず、男性は運動靴に肌着を着て
いるだけだった  

 大浪池や韓国岳では、運動靴や通勤用かと思われる革靴を履いた人(登山者とはいわない)
小学校低学年と思われる児童が1人で登って来るが、その母親と思われる女性は、軽装で殆
ど荷物を持たずに随分遅れて、「喘ぎながら」登ってくることなどがある

 亀甲白熊の開花を楽しみに、いずれ近日中に大浪池~韓国岳を歩くことにしよう

    2014年10月18日
                                       風

※ 長年使用してきたパソコンのHDDが過重労働でSMARTエラーをきたしたので、
  HDDの交換をした  部品取り寄せのため暫くパソコンを使用できなかった

※ 写真は、クリックすると拡大する  もう一度クリックすると更に拡大する 


えびの高原駐車場から韓国岳方面

大浪池登山口 右側に避難壕

避難壕

亀甲白熊の蕾

手ぶらで大浪池から降る若者

大浪池の避難所  登山道からやや離れた西側にある

大浪池休憩所の手前

大浪池休憩所 

写真の左側から西回り道へ

秋の麒麟草(アキノキリンソウ)

曙草

大浪池が霞んでいる

蜂が蜜を吸っている

雪隠黄金(センチコガネ) 私の田舎では便所のことを「雪隠」と言っていた センチコガネの主食は糞

雪隠黄金

登山道は整備されている

こんな道もある     ― 撮影終了 ―